- めざましカーテン「mornin'」を使って自宅カーテンを自動化してみた ということで、今回は先日購入した「mornin'」を使って、自宅のカーテンを自動で開閉できるようにしてみましたのでご紹介します。
カーテンの自動開閉なんて、お金持ちのブルジョワ層が住む超高級マンションや5つ星ホテルなど、限られた者しか味わうことができない贅沢機能のイメージが強いと思います。
しかし最近のイノベーションはすごいんです。
今回ご紹介する「mornin'」を使えば自宅のカーテンを簡単に自動開閉化できちゃうんです。
ここでは、まずなぜ自動カーテンが欲しくなったのか、その理由から実際に購入して利用するまでの流れ、使ってみて感じた「mornin'」のメリットとデメリットをご紹介します。
また、「mornin'」を使わなくてもカーテンを自動化することは可能です。
したがって「mornin'」以外のカーテン自動化の方法も合わせてご紹介します。
目次
それでは順番にご紹介します。
はりきって記事を書いていたらかなり長くなってしまったので、とにかく「mornin'」だけ見たいという方は3.「mornin'」を実際に使ってみたからご覧ください。
めざましカーテン「mornin'」を使って自宅カーテンを自動化してみた
1.カーテンを自動開閉化しようとした理由
まずは、なぜ私が自宅のカーテンを自動化しようと思ったのか、その理由についてご紹介します。
理由は以下の4つです。
- 朝日を浴びて起きたい
- エアコンの効果を効率化したい
- 防犯
- 憧れ
最大の理由は1と2です。
そして1と2を同時に実現するにはカーテンを自動で開閉できるようにするしか思いつきませんでした。
1.朝日を浴びておきたいというのは、朝日を浴びるほうが気持ちよく起きられるためです。
私は「スタンフォード式最強の睡眠」という本を読んで睡眠について学びました。
本ブログでも紹介しているので興味のある方はぜひご覧になってください。
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スタンフォード式最高の睡眠~簡単にすっきりと目覚める方法~
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スタンフォード式最高の睡眠~寝付けない人のための対処法~
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スタンフォード式最高の睡眠~睡眠の質を上げて生活を豊かにする~
ここでは朝すっきりと起きるためには日の光を浴びることが重要であると述べられています。
人間の網膜にはメラノプシンと呼ばれる受容体があり、470nm以下の波長の光を浴びるとメラトニンの分泌を抑えることができます。
メラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれ、睡眠と密接な関係があります。
良質の睡眠を得るためには、このメラトニンの作用を利用することが不可欠であり、これは光を浴びることで抑えられます。
夜にスマホやパソコンの画面を見ると睡眠が妨げられるといわれる理由は、これらの画面から放出されるブルーライトが470nm以下の波長に該当するためです。
私の場合、平日は仕事に行かなければいけないというプレッシャーがあるため早起きは問題ありませんが、週末になるとアラームをかけても無視して眠り続けてしまう傾向があります。
カーテンを閉めっぱなしにしていることもこの原因の一つと思われます。
たまにカーテン(ちなみに遮光カーテンです)を開けたまま(レースは閉めてます)にして寝ることがありますが、このときは自然と日の光とともに起きることができます。
つまり日の光を浴びることができれば自然と起きられることが実感できたのです。
2.エアコンの効果を効率化したいことも重要な理由です。
特に夏や冬の時期になるとカーテンを閉めないとエアコンの効果が悪くなります。
特に私の家のカーテンは遮光かつ断熱効果を持っているので、カーテンを閉めるとエアコンの効果を効率化できます。
しかしここで矛盾が生じます。
エアコンの効果を効率化するにはカーテンを閉める必要がありますが、朝日を浴びて起きるためにはカーテンが開いている必要があります。
これを解決できるのがカーテンの自動開閉です。
カーテンを開けてくれるお手伝いさんでもいない限り、これ以外の方法は考えられません(笑)
3.防犯も決め手の一つです。
特に海外旅行などで長期間家を留守にする際には、防犯が気になるところです。
カーテンが開閉していれば閉めっぱなし(あるいは開けっ放し)よりも抑止力が働くと思います。
ただ、留守中は電気はずっとついていないので、これも自動化できれば防犯効果はさらに高まると思います。
最後の理由は4.憧れです。
だってカーテンが自動で開閉するなんてめちゃめちゃかっこいいですもん(笑)
ちなみに私が自動開閉式のカーテンを初めて経験したのが昨年の7月です。
2017年の7月にシンガポールへ旅行に行った際に、宿泊先のホテルに自動開閉式のカーテンがありました。
ベッド横のボタンを押すとカーテンが自動で開閉するんです!!
感動してずっと憧れていました(笑)
このような理由から、自宅のカーテンを自動開閉できるようにしようと決意しました。
2.カーテンを自動開閉化する方法
さて、自宅のカーテンを自動化したいと思うことは簡単ですが、問題はどのように実現するかです。
私なりに調べたところ、実現する方法はいくつかあるようです。
それが以下の3つです。
- 自動開閉カーテンが備え付けられている家に引っ越す
- 自動開閉対応のカーテンレールを導入する
- めざましカーテン「mornin'」
1.自動開閉カーテンが備え付けられている家に引っ越すは考えるまでもなくもう論外です。
家賃高くて無理です(笑)
2.自動開閉対応のカーテンレールを導入するとは、自分で自動開閉に対応したカーテンレールを購入して自宅のカーテンレールと取り換えるということになります。
自動開閉に対応したカーテンレールを売ってりうことすら知らなかった私にとってこれは衝撃的でした。
しかも調べると意外に安いんです!
一番の有名どころでいうとニトリです。
それがこちらになります。
10000円ほどで購入できます。
自宅のカーテンに合わせてレール幅はオーダーできるようです。
これを利用すれば自宅のカーテンを自動開閉できるように改造できます。
しかし私が住んでいるマンションは賃貸契約なので、あまり家を改造したくありません。
また現在取り付けているカーテンレールの置き場にも困ります。(退却時には返さないといけないので捨てられません)
持ち家ならレールも処分できますが、賃貸住宅の場合はそうはいきません。
値段も手ごろでとても魅力的でしたが諦めました。
最終的に私がいきついた答えが3.めざましカーテン「mornin'」です。
これはカーテンレールを取り換える必要はありません。
既存のカーテンレールにセットするだけで自宅のカーテンが自動開閉できるようになるという優れものです。
カーテンレールを自動化するのではなく、カーテンレールを移動する機械をつくるという素晴らしい発想の転換です。
詳細については3.目覚ましカーテン「mornin'」とはでご紹介します。
3.目覚ましカーテン「mornin'」とは
目覚ましカーテン「mornin'」とは、ベンチャー企業である株式会社ロビットが販売している、既存のカーテンレールにセットするだけでスマホでカーテンの自動開閉を可能にする、世界初のスマホ連動型のカーテン開閉機です。
お値段は税込みで一つ4000円程度です。お手軽な価格です。
こいつをカーテンレールにセットすると、カーテンを引っ張って開閉してくれます。
そしてこの「mornin'」には便利な機能がついています。
それは、タイマーをセットして指定した曜日・時間にカーテンを自動開閉できるタイマー機能です。
ホテルにある自動開閉カーテンやニトリで売っている自動開閉式のカーテンレールではこの機能はありません。
「mornin'」は、専用アプリで時間と曜日をセットするだけでボタンを押さなくても自動でカーテンの開閉が可能になります。
もちろんスマホをリモコン代わりにして任意のタイミングで開閉することも可能です。
また、共有機能を用いることで、家族全員が自身のスマホからカーテンを開閉することができます。
一人身の私には関係ありませんが(笑)
さらに1つのアプリで最大4つの「mornin'」を登録することができるので、複数の窓でも対応できます。
今回はこの「mornin'」を購入して自宅のカーテンを自動開閉できるようにしてみました。
Amazonのレビューを見るとそこまで高くはありませんが、物は試しということで思い切って購入しました。
4.「mornin'」を実際に使ってみた
ここからは私が実際に購入してから使用するまでの流れをご紹介します。
今回、私は「mornin'」を2つ購入しました。
一つの「mornin'」で半分のカーテンを開閉できるので、両開きでカーテン開け閉めしたい場合には2つ必要になります。
カーテンレールに磁石等がついていて、1つにつなげられる場合は一つの「mornin'」でも対応できます。
ただし、この場合は両開きではなく、片開きになります。
私の家のカーテンには磁石などはついていませんので両開きにする必要がありましたので2つ購入しました。
昼間にamazonで注文すると翌日には届きました。早い(笑)
ちなみに私はAmazonのプライム会員です。
プライム会員ですとお急ぎ便が無料になったり、日時指定ができたりと、様々な特典が受けられます。
詳しくは過去の記事をご参照ください。
-
【音楽も動画も利用可】Amazonプライムの特典や年会費等を徹底解説!
さて、さっそく自宅に届いたものを開けてみます。
手に取ってみるととてもシンプルで、ボタンは写真で見えている1つしかありません。
ボタンを押すと上部のローラーが90度回転します。
この状態でカーテンレールに押し込んでボタンを離します。
するとローラーが元の位置に戻り、カーテンレールに引っかかってセット完了です。
日本の標準的なカーテンレールであれば基本的には問題なく設置できます。
しかし設置できない場合もあります。
購入する前に自宅のカーテンレールに対応しているかを確認することをお勧めします。
対応カーテンレールについては公式ホームページに記載されています。
実際に取り付けました。とっても簡単です。
↓こちらの写真の右側のにあるように、カーテンの端のフックを「mornin'」にまたがるようにセットすればOKです。
一番端のカーテンフックとその隣のフックの間に設置します。
これでカーテンレール上を「mornin'」が移動できるようになります。
「mornin'」がカーテンを押しながら進むのでカーテンを開閉することができます。
次に専用のアプリでmornin'の設定をします。
まずはiosあるいはandroid用のアプリをダウンロードします。
対応OSは公式ホームページによると、iOS8.3以上、Android5.0以上(16年7月現在)です。
私はiPhoneユーザーですので、iosアプリでご紹介していきます。
まずは対応アプリのダウンロードです。
「App Store」で「mornin'」を検索するとすぐに出てきます。こちらをダウンロードします。
インストールしてアプリを開くとすぐに「mornin’」を設定が開始されます。
基本的には案内されるとおりに勧めていけば問題なく設定できます。
ここでは簡単に流れだけご紹介します。
まずは「mornin’」の設定です。
アプリを起動すると、まずは「mornin’」を起動してカーテンレールに設置するまでの流れがイラスト付きで表示されます。
動かしたいカーテンを選択すると設置方法に進みます。
基本的にはイラストがあるので直感的に理解できます。
ここまでくると「mornin’」の設置は完了です。
私のように「mornin’」が複数ある場合には「mornin’の管理」から「+」を選択し、上記と同じ流れでもう一つの「mornin'」を設定します。
設定が完了すると次は「mornin’」の稼働設定とタイマー設定を行います。
まずは稼働設定です。
「mornin’の管理」を選択し、それぞれの「mornin'」を設定します。
設定項目は動作パワーと動作する時間です。
動作パワーは1~7の7段階です。7が最も強くなります。
動作パワーを上げるとカーテンの開閉にかかる時間を短くすることができますが、動作音が大きくなります。
また、動作パワーが小さすぎると動作音は小さくなりますが、カーテンを押す力が弱くなるので、カーテンを最後まで開けずに力尽きてしまします。
もう一つの設定項目の動作する時間は、文字通り何秒間「mornin'」が動き続けるかを設定します。
残念ながら端まで進んだら自動的にストップするなどの機能はありません。
したがって壁に当たっても、もう一つのカーテンとぶつかっても動作する時間に達していなかったら進み続けます。
障害物に当たった場合には進み続けようとしますが、カーテンレール上で空回りしているだけです。
これらの設定項目は動作テストをしながら自分で調整する必要があります。
ここが少し面倒なところです。
調整をした結果、私の自宅カーテンは、動作パワーは2で、動作する時間は左が55秒、右が50秒になりました。
動作音をなるべく小さくしたいと動作1で試してみましたが、パワーが弱すぎてカーテンを最後まで開けることができませんでした。
ここまでの設定が完了すれば後はタイマーを設定して完了です。
「ホーム」にいくと、タイマーとリモコンの画面があります。
リモコンは文字通りに任意のタイミングでカーテンを開閉できます。
「Hi-SPEED MODE」をONにすると、リモコンでカーテンを開閉するときだけ動作パワーを最大にして開閉します。
動作音が結構うるさいですが、任意のタイミングの時は素早く開閉したいという方にはおすすめです。
タイマーの画面ではカーテンの開閉を予約することができます。
タイマーでは時間と曜日を選択することができます。
したがって、平日と土日でカーテンを開閉する時間を分けることができます。
これがとてもありがたい機能です。
私の場合は閉める時間は毎日同じですが、開ける時間は平日と週末で分けました。
以上で「mornin’」の設定はすべて完了です。
あとは毎日自動でカーテンが開閉され、リモコン機能を使えば任意のタイミングで開閉することができます。
そしてここであることに気が付きました。
「mornin'」はカーテンのフックの間に設置して作動させます。
したがって、閉まる時は問題ありませんが、開くときには完全に開くことができません。
なぜなら、こちらの写真のようにカーテンフックと「mornin'」間の空間分は閉めることができないからです。
そこで私はひらめきました。
一番端のフックと「mornin'」を輪ゴムで止めました。すると完全にカーテンを開くことができました。
ちなみに輪ゴムは1重で十分でした。
最後に「mornin'」が動作している際の動画(閉まっているときだけですが)をのせておきます。結構スムーズに動きます。
5.「mornin'」のメリットとデメリット
最後に、実際に購入して使用してみて私が感じた「mornin'」のメリットとデメリットをまとめます。
まずはメリットです。
メリットは以下の6つです。
- 目覚めがよい
- エアコンの使用効率が上がる
- カーテンの開け閉めを気にしなくなる
- プロジェクター使用時にリモコンでカーテンを閉める快感
- 優越感
- 値段が手ごろ(2つ揃えても8000円程度)
休みの朝でもカーテンが自動で開くので自然と目が覚めます。
また夜中にはカーテンを閉めるのでエアコンの効率も上がります。
これら2つを同時に満たすことができるのは自動カーテンしかないと思います。(自動で電気をつけても行けそうですが朝日ではありません・・・)
さらに毎日自動でカーテンが開閉するのでカーテンのことを全く気にしなくなるようになります。
朝起きれば開いているし、帰宅した時には閉まっているので(笑)
また、我が家にはプロジェクターがあるのですが、これを使用するときにはリモコン機能でカーテンを閉めます。
これがなんともたまらない感覚です。
ちょっと高級な家に住んでいるような錯覚に襲われます。優越感半端ないです。
値段が手ごろなのも大きなメリットです。
今回は2つ購入しましたが、それでも8000円ほどです。
この値段で家のカーテンが自動化できるのあれば安いと思います。
しかし、実際に使ってみてデメリットもいくつか出てきました。
それが以下の2つです。
- 手動でカーテンを開けられない
- 初期の動作設定がアナログで手間がかかる
- 障害物を検知する機能がない
まず最初のデメリットは、「mornin'」を設置すると手動でカーテンを開けられないことです。
手動で開ける場合は「mornin'」を外す必要があります。
2つ目のデメリットは初期動作設定が面倒なことです。
動作パワーと動作する時間を試行錯誤的に設定しなければならないのでこれは少し厄介です。
私のようなメカ好きにはたまりませんが、そうでない人にとってはつらいと思います。
そういう場合は私のようなメカ好きに頼みましょう(笑)
3つ目のデメリットは2つ目のものにも影響しますが、障害物を検知する機能がないことです。
カーテンが開ききっても(あるいは閉まりきっても)動作する時間に達しない限り止まることはありません。
動作パワーを強くすると自動制御が発動するとのことですが騒音がひどくなるのでお勧めできません。
ただ、動作パワーが小さいと自動停止することはありませんが、カーテンレール上で空回りしているだけなので問題ないように思います。
以上3つが「mornin'」を使ってみて私が感じたメリットとデメリットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は私が実際に購入した世界初のスマホ連動型のカーテン開閉機である「mornin'」をご紹介しました。
初期の設定に少し手間がかかるものの、手ごろな値段で家のカーテンを自動化できるのはとても価値があると感じました。
規則正しい生活をすることにも一役買い、さらにエアコンも効率的に使用できます。
朝日を浴びて起きつつ、夜中はエアコンの使用効率を上げることを同時に実現するには、カーテンを自動化する以外にないと思います。
電気を自動で転倒することはできますが、やはり朝日のほうが気持ちがいいです。
値段についても2つ買っても8000円程度です。お手軽です。
リモコンでカーテンを開閉するとなんともいえない優越感に浸ることができます(笑)
ぜひみなさんも自宅のカーテンレールを自動化することを検討してみてください。