【高得点 = ペラペラではない】TOEIC勉強に価値はあるのか?【就職や転職時には武器になります】 では、TOEICについて少し切り込んでみたいと思います。
社会人になってからは、「英語学習=TOEIC」というイメージが強くなっている感じもします。
また、TOEICでそれなりの点数をとっていると、就活時や転職時に武器になります。
さらに社内の昇進基準や海外赴任の基準にTOEICが設けられていることも多いですよね。
よく見るスコア基準は600点、730点、860点あたりかなと思います。
ただ、ここで切り込んでいきたいのが、「そもそもTOEICって勉強する価値あるの?」ということです。
特に僕が気にしているのが、選択式の筆記とリスニング試験しかないTOEICで良い点数が取れたからといって、仕事で英語を使えるレベルに達しているとは思えないということです。
少し厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、この経験をガッツリしたのが僕ですw
僕自身も、一時は860点を越えるためにTOEIC勉強に勤しんで点数を取ったのですが、実際に仕事で英語を使うとまー苦労しましたwww
ここでは、こういった僕自身の経験を交えながら、TOEICの価値について切り込んでいこうと思います。
これから社会人になってTOEICの勉強を考えている方や、キャリアアップのために英語を勉強したいという方などの参考になれると嬉しいです!
結論としては、英語学習の入り口としてTOEICの勉強はありと思います。
ただTOEICで高得点が取れたとしても直ちに英語でバリバリ仕事をできるとは限らないということは理解しておく必要があります。
目次
【高得点 = ペラペラではない】TOEIC勉強に価値はあるのか?【就職や転職時には武器になります】
1. TOEIC勉強に価値はあるのか?→英語学習の入り口としてはあり!
まずはズバリ「TOEIC勉強に価値はあるのか」という疑問について僕なりにお答えします。
基本的には、ありと考えています。
特に英語学習の入り口としてTOEICの学習を始めるのはありだと思います。
今まで全く英語を勉強してこなかった方にとっては、英語を勉強するとしても何から始めていいのかわからないと感じる方も多いように感じます。
こういう方々は、まずはTOEICを勉強してみるというのは良いと思います。
TOEICを勉強すると、単語力や文法力などの基礎知識はつくので英語学習の入り口には最適です!
ただ、TOEIC勉強はありだと思っていますが、これが全てだとは思っていません。
特に多くの方が受けるTOEICはリスニングと筆記しかありません。
しかも選択式です。
これで点数を取ってもスピーキング力の証明にはなりませんし、ペラペラにもなりません。
スピーキングは全く別物です。
そしてリスニングについてもTOEICで点数が取れても実際に仕事で使ったりするとかなり苦労します。
なので、TOEIC勉強の価値はあると思っていますが、あくまでも入り口に過ぎないということです。
仕事で英語を使うとなったらTOEICだけでは不十分であると僕は感じています。
なぜこんなことが言えるのかと言いますと、これを実際に経験したのは僕だからですw
2. 【経験談あり】TOEICで点数取れても、仕事では苦労しますw
声を大にしていっておきたいのですが、TOEICで点数が取れてもペラペラにはなりませんw
特に英会話は全くの別物です。
そしてTOEICで点数が取れたからといって、直ちに仕事で英語をバンバン使っていくことも結構つらいです。
メールで英語を使う程度であれば問題ないかもしれませんが、実際に商談したり英語で会議したりするとなると別物です。
まずリスニングで苦労します。
僕自身もかなり苦労しました(今でもしてますw)
リスニング教材でどんなに聞き取ることができるようになっても、実際の現場で聞く英語は異なります。
滑舌の良い人もいれば早口で話す人もいます。
さらにネイティブスピーカーだけでなく、第2言語として英語を話す方々もたくさんいます。
この状況では、リスニング教材で聞いていた美しい英語を聞くことはまずありません。
難易度が超高い訛りマックスの英語ばかりですw
こればかりは現場で慣れていくしかありません。
また自身でも非ネイティブの方々を含めた様々な英語に触れておく必要があります。
過去の記事でもご紹介していますが、こういった経験値を蓄えるにはオンライン英会話やTEDを利用した英語学習がオススメです。
オンライン英会話では、非ネイティブの方々と手軽な料金で会話することができます。
スピーキングも鍛えられるのでオススメです。
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安くて高品質なオンライン英会話で英語を鍛えましょう【ビジネス目的や初心者にもおすすめです!】
そしてTEDでは世界中のすごい人のプレゼンを見ることができます。
字幕もスクリプトも無料で利用できるのでかなりオススメです。
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【スクリプトや字幕を利用して効率的に勉強!】英語勉強にTEDをおすすめする理由【アプリも優秀!】
また、スピーキングを鍛えるために英会話学校へ行くのもありとは思いますが、料金は高くなります。
会社から補助が出るのであればガンガン利用しましょうw
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【経験談あり】英会話学校に通うことは有効なのか?【条件に合う人には有効だけど費用は高いです!】
僕がここでお伝えしたいことは、英語を仕事でバンバン使っていくのであればTOEICだけでは不十分だということです。
ちなみにスピーキングやリスニングは学習してから効果が出るまでに時間がかかりますので、諦めずに継続することが重要です。
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英語学習においてスピーキングとリスニングの向上には時間を要します【おすすめの勉強法もご紹介!】
3. TOEIC点数アップのコツ→まずは単語力がモノを言います
さて、ここまででTOEIC勉強に価値はあるのかという疑問についてお答えしてきました。
結論としては、英語学習の入り口としてはありだけど、仕事で英語を使うのであればさらなる努力が必要になります!
ここからは、これからTOEICのために勉強する方々を対象に、僕の経験からのアドバイスをご紹介します!
まずTOEICの点数を上げるために最も重要なポイントは単語力です!
TOEICでは限られた時間の中で結構な問題数を解かなければなりません。
問題を解くスピードを上げる最も効率的な方法は単語力を上げることです。
長文問題であれば、文章からわからない単語の意味を推測することもできますが、単語そのものを知っていれば一瞬で解決できます。
文法などももちろん大事ですが、単語の意味がそもそもわからないと、文の構成はわかっても意味はわかりません。
ゆえに、僕が思うにTOEICの点数を上げるために真っ先に鍛えるべきポイントは単語力です!
単語力を鍛えるにはいくつかの方法があります。
手っ取り早いのは単語帳などを買って丸暗記することです。
ただTOEIC点数を上げるためだけであればこれが最速だと思いますが、もし将来的に英語を使ってバンバン仕事をしたいと思っているのであればあまりおすすめはできません。
時間はかかりますが、なるべく英語で考えることができる英語脳を鍛える方があとあとかなり役立ちます。
英語脳とは、英語で物事が考えることができる脳のことです。
普通、英語を話す際には頭の中で日本語から英語に訳してから話すお思いますが、英語脳があれば日本語を介さずに英語で物事を考えて話すことができます。
英語脳を鍛えるためには洋書を読むことをおすすめします。
ただし洋書を通して単語力を伸ばすのは時間がかかるので、「手っ取り早くまずはTOEICの点数を上げたい」という方は単語帳で勉強するのが良いです!
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【英語を多読して英語脳を鍛えよう!】英語学習に洋書を勧める理由!【初心者におすすめの洋書もご紹介】
また、単語帳を使って勉強したり、洋書を読んで単語力を伸ばすにはそれなりの継続が必要です。
自分一人だとなかなか続けられないという方には、学習サービスを使うのもありです。
もちろんお金はかかりますが、お金を払うことで己にプレッシャーを与えられるので継続はしやすくなると思います。
一番有名なのは、CMでも見かけるスタディサプリ(通称スタサプ)ではないでしょうか。
日常英会話コースやビジネス英会話コースにくわえて、TOEIC対策コースもあります。
「とにかく最短で結果を出したい。でも一人じゃ続けられない。」という方にはおすすめです。
4. 基本的には模擬試験をやりまくることが最速の点数アップ方法です!
ある程度の単語力が身についたらあとは実際の試験の問題をひたすら解いていくのが最適だと思います。
間違えた問題はきちんと見直して、なぜ間違ったのかを確認する必要があります。
同じ問題を2〜3回は繰り返し解くと良いです。
模擬試験については問題集を本屋などで購入することができます。
僕も基本的にこの本を使って勉強してました。一番王道なものだと思います。
CDがついてるのでリスニングもバッチリ練習できます。
ただ今のご時世、CDプレーヤーを持っている人がどれくらいいるのか・・・
家にCDプレーヤーがあればいいですが、ないと困りますよねw
僕の場合は実家にCDプレーヤーがあったのでそれを使ってました。(今住んでる家ではないですw)
「CDプレーヤーなんかねーよ」という現代っ子の方にはオンラインTOEIC模試というサービスがおすすめです。
TOEICテストの短縮版(所要時間は30分です)の模擬試験が受けることができます。
毎回ランダムに出題され、結果から実際のTOEIC試験の概算点も確認することができます
月額3,000円で受け放題です!
オンライン上で受けられるので、ネットさえあればCDプレーヤーは不要です。
先ほど紹介した本も3,000円以上するので、個人的にはオンラインTOEIC模試(1ヶ月で使いまくればの話)の方がお得だと思います。
最速で点数を伸ばすのであれば、まずは単語力(文法に自信がない場合は文法も!)を集中してあげて、慣れてきたところでこちらの模試を受けまくるというのがベストと思います。
ただ、月額3,000円を何ヶ月も続けるのはさすがに高いので、1ヶ月だけ利用してひたすら模試を集中して受けるのが良いと思います!
ただ、このやり方だとTOEICの点数を上げることは可能だと思いますが、スピーキングなどの実際の英語力が身につくかと言われるとなかなか厳しいものがあります。
やはり試験問題と実際に言語として使う英語は全く異なるので、仕事で英語を使うときにはさらなる努力が必要になることを覚悟した上で試してください!
将来的に仕事等で英語を使うことを見据えるのであれば、単語や文法などの基礎について学びつつ、英会話学校やオンライン英会話を通じてスピーキングとリスニング力を伸ばしていくのが良いかと思います。
これらの能力が伸びると、TOEICのための勉強は直前に模試試験を受けるだけでOKになります。
ただ点数が伸びるまでには時間を要するので、「まずは昇進とかのためにTOEIC730点がただちに必要なんじゃ」という方はTOEICの勉強に集中して、取得後にスピーキングなどにシフトしていくと良いと思います。
「将来的に英語使いたいから今のうちにぼちぼち始めとくか〜」という感じで目標達成までにそれなりに時間が許されるのであれば、後者の勉強法があとあとかなり役立つと思います。
このあたりは個人の状況に応じていけば問題ないと思います!
5. (おまけ)TOEICが人気なのは日本と韓国のみです・・・
最後にですが、僕がアメリカ人の友人から聞いたTOEICに関する情報をご紹介しておきます。
ちょっとショックかもしれませんが、アメリカがいかにビジネスがうまいかという話です(笑)
そもそもTOEICが日本と韓国以外では全く人気がないということはご存知ですか?
TOEICがよく利用されているのは日本とお隣の韓国のみで、そのほかの国ではほぼ使われていません。
そして日本と韓国の共通点といえば、受験大国です。
どちらの国も義務教育の過程で英語を学びますが、受験のために学ぶ意味合いが強いです。
日本人は、英語の文法や単語についてはやたら知ってるのに全然喋れないみたいな状況に陥りますよね。
韓国も似たような状況みたいです(韓国人の友人に聞きました)
こういう特徴を持った国に受け入れられやすい形式のテストがTOEICです。
TOEICはリスニングと筆記のみで、スピーキングはありません。
マークシート方式でいかにも受験っぽい感じです。
問題を解くにも、それなりのテクニックさえあれば単語の意味はわからなくても問題ないというような場合も結構あります(特に文法問題)
ゆえにアメリカ人の友人は、「TOEICは日本や韓国に人気が出るように考えられている」といっていました(笑)
「人気が出て、TOEICの点数を上げるために英語学習の需要が高まれば、教えるために外国人講師の需要も高まって最終的にはアメリカ人の雇用創出につながる」と・・・
友人が酔いながら言っていただけでちゃんとした根拠はありませんので、信じるかどうかは皆さんにお任せします(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは、TOEICについて「勉強する価値はあるのか」という疑問に切り込んでみました。
結論としては、英語学習の入り口としてTOEICの勉強はありと思います。
ただし、TOEICで高得点が取れたとしても直ちに英語でバリバリ仕事をできるとは限らないということです。
これからTOEICを勉強しようと思っている方、またすでに勉強されている方は、TOEICの勉強と実際に仕事等で使う英語には大きな差があることは意識しておいた方が良いです。
そうしないと僕のように、実際に仕事で英語を使うときに絶望しますw
ともあれ、英語を学ぶと、キャリアアップにつながるだけでなく、海外の友人ができて自分の知見や考え方などにもたくさんの影響を与えてくれるのおすすめです!