こんにちは。TATです。
久しぶりにコラム記事の更新です。
今日のテーマは「ふるさと納税」です。
みなさん、ふるさと納税を活用していますか?
今回はふるさと納税について解説するとともに、メリットやデメリット、さらにふるさと納税の始め方についても詳しく解説していきます。
ふるさと納税を利用すると、地域の特産品をもらえる上に税金を控除できるのでとてもお得です。
目次
【今すぐ始めましょう!】「ふるさと納税」の仕組みや始め方を徹底解説します
ふるさと納税とは
ふるさと納税の仕組み
まずはふるさと納税について解説していきます。
ふるさと納税は、一言で言うと、自分の故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度です。
寄付のお礼として様々な地域の特産品をいただくことができます。
所得による制限はありますが、寄付した金額は、2,000円を超える部分については所得税の還付および住民税の控除が受けられます。
寄付したい自治体を自由に決めることができるので、返礼品を基準に選ぶこともできますし、故郷を応援するために寄付するなど、様々な目的で寄付することができます。
魅力的な制度だが利用率は低い
この説明を聞くととても魅力的な制度に思えますが、実際に利用している人数はかなり低いのが実情です。
総務省の資料によると、2020年度課税における控除額の実績は約3,391億円で、控除適用者数は約406万人でした。(総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果の概要」より)
数字だけ見ると多いように感じますが、日本の納税者は5100万人ほどであるため、利用率は10%を下回っていることになります。(総務省「市町村税関係資料」より)
つまりほとんどの人が利用していないんですね。
ポイントはマネーリテラシー
この利用率の低さについては、リテラシーの差によるところが多いように感じます。
やはりお金に関して敏感な人はすぐにこのような制度を利用する傾向にありますが、あまりアンテナを張っていない人はほとんどやっていません。
そもそもめんどくさいからやらないという方も多いと思います。
マネーリテラシーの高い人は、こういったお得な制度をうまく活用して多くのメリットを享受しています。
マネーリテラシーは人生で必須です。
特に学校などでは一切教えてくれないので、自分で学ぶ必要があります。
一度学ぶと生涯役立つので、是非とも早いうちから身につけておくことをおすすめします。
こちらの記事でも詳しく解説していますのでご参照ください。
【知らないと一生貧乏です】マネーリテラシーを高めておかないとやばいお話
次にふるさと納税のメリットとデメリットを見ていきます。
ふるさと納税の5つのメリット
まずはメリットから見ていきます。
思いつくメリットはこんな感じです。
- 地域を応援できる
- 返礼品がもらえる
- 税金が控除される
- 様々な地域や寄付額を自由に選べる
- クレジットカード等のポイントがつく
地域を応援できる
1つ目のメリットは「地域を応援できる」ことです。
大義名分的な感じはありますが、好きな地域に寄付することができるので、応援したい地域に寄付することができます。
過去にお世話になった地域や生まれ故郷などに感謝の気持ちを込めて寄付するのもありです。
さらに寄付する際に用途(子育て支援や公共事業など)を選ぶことができる自治体もあります。
目的を選んで寄付することができるので、より具体的な形となってその地域に貢献することができます。
復興支援などもあります。
返礼品がもらえる
2つ目のメリットは「返礼品がもらえる」ことです。
ほとんどの人がこれを目的にふるさと納税をしていると思いますw
ある自治体に寄付すると、その地域の特産品がお礼としていただけます。
返礼品は、寄付額の3割相当のものと定められているので、寄付額が大きくなると返礼品も豪華になります。
様々な地域の返礼品から寄付先を選ぶのも楽しいです。
税金が控除される
3つ目のメリットは「税金が控除される」ことです。
寄付した金額は、2,000円を超えた分は税金から控除されます。
具体的には、所得税の還付や翌年の住民税からの控除になります。
仮に6万円を寄付した場合には、2,000円を差し引いた5万8,000円分が控除の対象となります。
様々な地域や寄付額を自由に選べる
4つ目のメリットは「様々な地域や寄付額を自由に選べる」ことです。
好きな地域を選ぶことができ、さらに寄付金額もいろいろな選択肢があるので、柔軟に選ぶことができます。
5,000円から寄付できる自治体もあれば、10万円を超える自治体もあります。
地域もたくさんの選択肢があるので、応援したい自治体や返礼品が魅力的な自治体など、目的別に多くの候補があります。
返礼品を眺めているだけでも楽しいですよ!
クレジットカード等のポイントがつく
最後のメリットは「クレジットカード等のポイントがつく」ことです。
ふるさと納税にはいくつかの寄付方法があります。
コンビニ決済やクレジットカード決済などです。
クレジットカードであれば、ポイントが貯まるのでお得に寄付ができます。
ただし、ポイントが貯まらないカードもあるので事前にご確認ください。
僕の場合はクレジットカードで寄付してJALマイルをちゃっかり貯めてます!
以上がふるさと納税のメリットになります。
ふるさと納税の3つのデメリット
次にデメリットを見ていきます。
もちろんメリットだけではなく、デメリットもしっかりありますw
- 節税にはならない
- 納税額による上限がある ※超えると自己負担
- 手続きしないと控除が受けられない
順番に解説していきます。
節税にはならない
1つ目のデメリットは「節税にはならない」ことです。
税金が控除されると聞くと、税金対策になるように聞こえてしまいますが、全くそうではありません。
実際は、税金を前払いしているようなイメージです。
本来であれば翌年支払うべき税金を、事前に他の自治体に納めているにすぎません。
納税先が変わっただけで、納税する総額に変化はありません。
しかしながら、前払いするお礼として返礼品がもらえるのでお得です。
普通なら5万円納税する場合が、ふるさと納税を利用すると5万円の納税に変わりはありませんが、返礼品がもらえます。
返礼品は寄付額の3割を上限とすると決められているので、5万円分の場合は1万5,000円相当を上限とする返礼品がもらえます。
これがふるさと納税がお得と言われる理由です。
納税額による上限がある ※超えると自己負担
2つ目のデメリットが「納税額による上限がある」ことです。
これは当たり前ですよねw
上限なしならみんなじゃんじゃん寄付してしまいます。
ゆえに、納税額による上限が設けられています。
もちろん納税額が大きいほどこの上限も高くなります。
上限額の計算はだるいので、ふるさと納税サイトのシミュレーションを利用すると便利です。
こちらはさとふるのシミュレーションページです。
ちなみにこの上限額を超えてしまうと、完全に自己負担になってしまうので気をつけましょう。
手続きしないと控除が受けられない
最後のデメリットは「手続きしないと控除が受けられない」ことです。
これが一番だるいポイントです。
いくらふるさと納税を利用しても、きちんと手続きをしないと税金控除を受けることはできません。
この手続きには2種類の方法があります。
- 確定申告
- ワンストップ特例
確定申告はみなさんご存知ですよね。
ワンストップ特例はこの確定申告が不要になる制度です。
5自治体までなら、このワンストップ特例制度を利用することができます。
6自治体以上であれば確定申告一択です。
これは、寄付後に送られてくるワンストップ特例申請書を郵送するだけで確定申告をしなくてよくなる制度です。
各自治体に送る必要があるので、5自治体に寄付した場合は5回申請書を送ることになります。
ちょっとだるいですが、確定申告が不要になると思えばかなり楽です。
ワンストップ特例についてはふるさと納税サイトで詳しく解説してくれているので、ご参照ください。
ゆえに、ふるさと納税を利用した場合には、必ずワンストップ特例か確定申告をする必要があります。
めんどくさい作業ですが、これを上回る圧倒的なメリットがあるので、是非とも利用するべきです。
ちなみに、僕は毎年6自治体以上に寄付していることと、副業収入があるので、まじめに確定申告してますw
最初は大変ですが、慣れると意外と楽ちんです。
全てオンラインで手続きできるので便利ですよ!
ふるさと納税の始め方
ここまでで、ふるさと納税について解説してきました。
次にふるさと納税の始め方について解説していきます。
やることはとてもシンプルです。
- ふるさと納税サイトに登録する
- 寄付したい自治体を選ぶ
- 控除手続きをする
ふるさと納税サイトに登録する
まず最初にすべきことは、「ふるさと納税サイトに登録する」ことです。
サイトはさとふるやふるさとチョイスなどいろいろあります。
僕のおすすめはさとふるです。
掲載数も多く、使い勝手がいいです。
利用するサイトを選ぶ際には、小さいとこよりかは、さとふるのように大手で掲載数が多い方がたくさんの選択肢があるのでおすすめです。
寄付上限額を把握する
サイト登録が完了したら、次に寄付できる上限額を確認しましょう。
前述の通り、ふるさと納税サイトのシミュレーションが便利です。
自治体に寄付する
上限額を把握したら、寄付したい自治体を選んで寄付をしていきます。
この時、上限額を超えないようにお気をつけください。
自治体を探すには、返礼品から探すこともできれば、ランキング形式で探すこともできるので便利です。
返礼品を見ているだけでも楽しいです。
→ 返礼品を探す
控除手続きをする
そして最後にすべきことは、控除手続きです。
ワンストップ特例か確定申告になります。
ワンストップ特例であれば、申請書は翌年の1月10日必着なので注意しましょう。
確定申告であれば、例年2月15日〜3月15日あたりが申告期間になります。
以上が、ふるさと納税の始め方になります。
最初は、サイトの登録や確定申告(あるいはワンストップ特例)が億劫になりますが、サイト登録は一回限りの作業ですし、確定申告は一度経験するとすぐに慣れます。
そして何よりメリットの方が圧倒的に大きいので、今すぐに始めることをおすすめします!
僕が実際にいただいた返礼品をご紹介します
最後に、僕が実際にいただいた返礼品をご紹介したいと思います。
これを見ると実感が湧くと思うので、「ちょっとやってみようかな」と思っていただけると嬉しいです。
全て紹介すると結構な量になってしまうので、過去にInstagramで紹介した投稿の中から厳選してご紹介します。
お米10kg 〜熊本県長洲町〜
まず最初にご紹介するのがお米です。寄付額は1万円です。
お米は保存期間も長くて、誰もが必要とするものなので個人的には一番おすすめです。
一人暮らしでも無理なく消費することができます。
こちらは熊本県長洲町から頂いたお米です。
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5kg×2袋にわかれているところがポイント高いですね。
自治体によっては10kg×1袋という場合もあるので、特に一人暮らしの方は注意が必要です。
僕の場合は2017年からふるさと納税を利用しており、そこから全てのお米はふるさと納税で賄っています笑
以降、一度もスーパーなどでお米を買っていませんw
うなぎの蒲焼き 〜鹿児島県大崎町〜
2つ目にご紹介したいのが、鹿児島県大崎町のうなぎです。
1万円の寄付で特大蒲焼き2尾がいただけます。
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冷凍で保存期間が長く、なおかつ湯煎するだけなのでとても便利です。
何よりこのうなぎ、抜群にうまいです。
Instagramで紹介している通り、僕は鹿児島県大崎町には何度も寄付しています。大ファンです。
そしてお店でうなぎを食べることがなくなりました笑
マンゴー 〜沖縄県久米島町〜
次にご紹介するのがマンゴーです。
お店で買うと高くてなかなか手が出せませんが、ふるさと納税を利用するとお得に絶品マンゴーがいただけます。
沖縄県久米島町では1万円の寄付で3個のマンゴーをいただけました。(大きさによって2個の場合もあるらしい)
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どれも完熟で妻も大喜びでした。
妻や彼女にマンゴーをしれっとプレゼントすると、夫や彼氏としてのポイントも上がるのでおすすめです笑
そしてお礼状が方言満載で全く読めなかったのも面白かったですw(最後の写真です)
ハンバーグ20個 〜福岡県飯塚市〜
最後にご紹介するのが福岡県飯塚市の冷凍ハンバーグです。
なんと1万円の寄付で20個の冷凍ハンバーグがもらえます。
冷凍庫がハンバーグだらけになりますw
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湯煎するだけなので使い勝手が良く、なおかつ保存期間も長い(半年以上)ので重宝します。
ご飯の準備がめんどくさくなったら、とりあえずこの冷凍ハンバーグを湯煎して目玉焼きでも作れば一瞬でロコモコ丼ができます笑
一人暮らしの強い味方です。
ただし量が結構あるので、冷凍庫のサイズがそこそこないと入りきらないかもしれませんw
以上が、僕がこれまでふるさと納税で頂いたものから厳選した返礼品になります。
これを見るとかなり魅力的に見えるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「ふるさと納税」について、その仕組みやメリット・デメリット、始め方について解説してきました。
本記事を読んでふるさと納税の魅力が少しでお分りいただけると嬉しいです。
毎年の控除手続き(ワンストップ特例か確定申告)のめんどさだけは避けることができませんが、一度やるとすぐになれる作業ですし、何よりそれ以上のメリットが圧倒的に大きいので、是非とも利用することをおすすめします。
ここまで読んでいただいたありがとうございました。
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