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【環境が性格や行動を決める!】自分を変えたいという方はまずは環境から変えるべきです!【おすすめ本もご紹介】

2020年5月3日

【環境が性格や行動を決める!】自分を変えたいという方はまずは環境から変えるべきです!【おすすめ本もご紹介】

【環境が性格や行動を決める!】自分を変えたいという方はまずは環境から変えるべきです!【おすすめ本もご紹介】 では、自分の行動や性格、考え方や習慣などを変えるためのおすすめ方法として「環境を変える」ということをご紹介します。

【環境が性格や行動を決める!】自分を変えたいという方はまずは環境から変えるべきです!【おすすめ本もご紹介】

【環境が性格や行動を決める!】自分を変えたいという方はまずは環境から変えるべきです!【おすすめ本もご紹介】

1. 「つるみの法則」〜自分の年収は友人の平均収入と同じ?〜

まずは生々しく年収について面白い研究結果をご紹介します。

それは「つるみの法則」と呼ばれるものです。

内容は「自分の年収は、自分が付き合ってる人の平均年収と同じになる」というものです。

つまりは自分がよくつるんでる友達の年収を平均すると自分の年収とだいたい同じになるということです。

仲良しの仲間の年収を思い出してみてください。

だいたい同じくらいになりませんか?

人間には誰もがコンフォートゾーンというものがあって、一緒にいて居心地のいい人と一緒にいる傾向にあります。(そりゃそうですよねw)

そして収入によって、考え方というものは大きく変化してきます。

「類は友と呼ぶ」といった表現がありますが、まさにその通りで、人間は自分と似ている人とつるむ傾向にあります。

そうなってくると、何となく自分と似たような仕事についた人であったり、同じ学校に通った人であったり、より身近に感じる人とつるむようになります。

結果として年収も似てくるんですね。

 

ちなみにこの「つるみの法則」というのは、アメリカで実際に調査されていて、最もよく付き合う5人の平均年収に近くなるという結果も出ています。

逆を言えば、付き合う人を変えることができれば自分の年収をあげることができることを示唆しています。(逆も然りw)

つまりは自分のコンフォートゾーンをあげることができれば、それに伴って年収も増加していくことになります。

これを変えるにはなるべくコンフォートゾーンが高い人となるべく多くの時間を過ごすことです。

簡単にいってしまえば、なるべく自分よりすごいと思える人とつるむようにすれば、耳にする情報や交友関係が変わってきます。

そうすると自然と知識や考え方も変わってくるので、仕事などの日常生活にも変化をもたらすようになります。

ポイントは居心地のいい人とだけ付き合うのではなく、コンフォートゾーンが自分よりも高い人となるべく多くつるむことです!

2. 白衣を着るだけで思考時間が延びる?→ 形から入るのは超ありです

年収の次は「形から入る」というテーマでお話しします。

たまにテレビとかでも「オレは形から入るタイプなんだよ」といってる場面を目にすることがあります。

ネタ的な感じで扱われる場面が多いように感じますが、一応心理学の研究結果によるとこれはあながち間違っていないことがわかっています。

例えば、有名な研究で「白衣を着ると思考する時間が長くなる」というものがあります。

被験者を2つのグループに分けて、1つはそのままの服装で、もう一つのグループには全員白衣を着用してもらいます。

それぞれのグループは難解なパズル問題に挑戦し、諦めるまでの時間を測定しますw

結果として、白衣を着用したグループの方が粘り強く考え続ける傾向にあることが判明しました。

白衣は医者などの賢い人を連想するので、それを着るだけでそれっぽい振る舞いをするようになり、難しい問題に対しても諦めずに考えるようになるようです。

これの結果から、「何かを始めるのにとりあえず形から入る」というのは正しいと言えることがわかります。

  • ジョギングを習慣化したいのであれば、まずはそれっぽい装備(ウェアや靴など)を揃えてみる。
  • 明るい性格に変えたいのであれば、明るい色の服(今の好みの色と正反対の色ならOKです)を身につけるようにする

このように、変えたい理想の自分になるために形から入るというのは科学的にも一定の効果があることがわかっています。

 

ちなみにこちらでお話した内容はKelly Mcgonigalさんのこちらの本を参考にしています。

Kelly Mcgonigalさんは僕の人生に大きな影響を与えてくれた方の1人で、過去の記事でも紹介しています。

人間の意志力ストレスに関する研究をされていて、スタンフォード大学で心理学を教えている教授です(そして何より美人です!)

人生に間違いなくポジティブな影響を与えてくれるので是非とも読んでみてください!

3. 人類の歴史も地域の特性に多大な影響を受けました

次に「人類の歴史から見た環境が与える影響力」についてみていきます。

環境が僕たちの行動や性格に大きな影響を与えるというのは、実は人類の歴史を見ることでもわかるんです。

僕の大好きな本の1つに「銃・病原菌・鉄」という本があります。

この本は、「人類はなぜ地域によって進化のスピードやレベルが全く異なったのか」という疑問について考察しています。

例えば、大航海時代以降では、ヨーロッパが世界を植民地化して支配するようになりました。

なぜヨーロッパが世界を植民地化する流れになったのでしょうか?

アフリカやアメリカがヨーロッパを植民地化する流れになることはなかったのでしょうか?

そもそも現代の人類の祖先(アウストラロピテクス)が生まれたのはアフリカ大陸です。

なぜ後発のヨーロッパで文化が発展して世界を支配するまでになったのでしょうか?

本書はこういった疑問に対する答えを示してくれます。

この説明を見ただけで「めっちゃ面白そうやん」と興味を持った場合には、本書を読むことを強くお勧めします。

上下巻あるので結構ボリューミーですが、興味深い発見がたくさんあるのでお勧めです。

 

そもそも人類はみんなほとんど能力は変わりません。

もちろん個体差や人種間での差は多少ありますが、「この人種は能力的に絶対に火薬を発明することはできない」などということは全くなくて、すべての人類でそれができるだけの能力はあります。

ここで重要になってくるのが環境です。

例えば火薬を発明するのであれば火薬の材料となるものが発見できない場所に住んでいたらどんな天才でも発明することはできません。

鉄を扱うには、大前提として鉄が存在する場所に住んでいる必要があります。

 

さらに深掘りすると、このように発明などができる環境になるには、農耕社会を築いて、非農業者でも生活できるだけの食料が必要になります。

農業社会を築くには、適切な自然環境と家畜化できる動物が必要になります。

つまるところ、環境が全てを決定づけているといっても過言ではありません。

 

仮にアフリカ大陸が本来自然豊かで農耕社会に適した場所であれば、ヨーロッパよりも早く発展して、世界を制していた可能性もあるんです。

逆を言えば、環境を自分の成し遂げたいことを実現できるように変えてあげることができれば、その目標を成し遂げやすくなると言えます。

 

一番わかりやすいのが住む場所を変えることです。

芸術を極めたいのであれば、芸術家が多く住んでいる町に引っ越したり、アートにたくさん触れられる場所に引っ越すと効果があります。

住む場所が変わるとつるむ人も変わってくるので大きな影響を受けることになります。

4. ボディランゲージを変えるだけで意識と行動も変わります

お次にボディランゲージを利用して己を変える方法についてご紹介します。

こちらは僕が大好きなAmy Cuddyさんの本を参考にしています。

こちらの本で紹介されている内容を一言でまとめると、「ボディランゲージを変えると行動や振る舞いも変わる」というものです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

 

環境とは少し違うかもしれませんが、自分を変えるためにはとても有効なテクニックであると思うので合わせてご紹介しています。

ボディランゲージが人の心理を表していることは昔から知られています。

喜んだり力を誇示する場合には、自分の体を大きく見せようとし、反対に自信がなかったり悲しんでいる場合には自分を小さく見せようとする傾向にあります。

これは自然界の動物も同じで動物が威嚇をして相手を脅そうとする場合には自分を大きく見せようとします。

人間も全くこれと同じで、本能として備わっています。

例えば、生まれつき盲目の人でも、フルマラソンを初めて完走した時には両手を上げてVポーズをします。

 

ここまでは一般的に知られていることですが、Amy Cuddyさんが注目したのはこの逆です。

つまり、「心理状態がボディランゲージを作り出しているのであれば、ボディランゲージを変えれば心理状態も変わるのか」ということです。

彼女が行なった実験では、これが正しいことが証明されています。

例えば、自信のない人でもわざと両手を上げてVポーズを2分間続けます。

すると、自信がある時に分泌されるテストステロンが増加し、不安時に分泌されるコルチゾールが減少することがわかりました。

つまり、わざと自信がある時にするようなボディランゲージをすると、体もそのつもりになるということを示しています。

先ほどにご紹介した「形から入る」ということに通ずると思います。

ゆえに、性格や行動を変えたいならそれっぽいボディランゲージをしたり、それっぽい服装を着たりすることも多いに有効であることがわかります。

人間の単純さにもかなり驚かされますが、とても希望になる研究結果であると僕は思います。

詳細については本書を読んでみてください。

5. 行動や習慣を変えるためには小さな環境変化も効果的です

お次に小さな環境変化でも効果的であるということをご紹介します。

環境を変えると聞くと、住む場所を変えたり、仕事を変えたりと、大きな変化を想像する方もいるかと思います。

実際には小さな変化も大きな効果をもたらすことがわかっています。

例えば、「ダイエットをしたいから間食を控えたい」と思ったとします。

この場合には脳のメカニズムを利用すると効果的です。

お菓子をついつい食べてしまう場合だと、お菓子をそもそも買わないことに越したことはないのですが、実際にはついつい買ってしまうものです。

どうすれば間食を減らせるかというと、「直説目に見えない場所に片付ける」というものです。

人間はお菓子などの食べ物を見ると、それを欲しようとドーパミンが分泌されます。

ドーパミンが分泌されると、それを手に入れたい気持ちが強くなってついつい手を出してしまいがちです。

動物が獲物を見つけてハントするのと同じメカニズムです。

これは本能によるものなのでぶっちゃ止めることはなかなか難しいです。

簡単な解決法は、「見えない場所にしまう」ことです。

棚の中にしまっておけば、棚を開けない限り目に見えることはないのでドーパミンが分泌される心配はなくなります。

こうするだけで間食を減らすことができます。

極端に買うことをやめてしまったりすると、かえってストレスになるので継続が難しくなります。

こんな簡単な環境の変化だけで自分の行動を変えることができます。

ポイントは小さな変化を起こし続けることです。

こちらの内容については先ほどの登場したKelly Mcgonigalさんの本を参考にしています。

6. 【実体験】アメリカに短期留学したらめっちゃポジティブになった話

最後に僕自身の話になりますが、アメリカに留学したらめっちゃポジティブになった経験談をご紹介します。

僕大学2年生の時にアメリカに短期留学したのですが、この短期間の留学だけでも僕の性格が大きく変わりました。

簡潔にいうとかなりポジティブになったそうです。

正直なところ、自分では実感がなかったのですが、僕の両親が帰国後に驚いていましたw

留学前の僕は全然人と絡まずに基本的には単独行動ばかりしているタイプの人間でした。

一人でいることが好きというよりかは、他人と関わるのがめんどいと感じるタイプの人間です(これは今も変わっていませんが・・・)

アメリカにいると、これまでに出会ったことのないタイプの人がたくさんいます。

そしてホストファミリーや学校のクラスメートと関わっているうちにすごい楽しくなってきたんですね。

すごいポジティブな人たちばかりで、とりあえずイベントがあったら英語は話せなくても飛び込んでみる、毎週末新しい場所に行ってみるみたいなアクティブな人たちが多かったおかげで、一緒に行動しているうちに自然と僕自身も自ら行動を起こすように変化していきました。

この要因は、付き合う人間が変化したことと、アメリカという初めての異国の地が大きな影響をもたらしたと感じています。

ちなみに僕にとってはこの留学が初めての海外でした。

たった1カ月ちょっとの留学でしたが、僕に絶大な影響を与えてくれました。(翌年にもう一度短期留学しましたw)

このように、環境が変化するだけでその人の行動や性格は短期間でも大きな変化をもたらすことを身をもって経験することができました。

何か自分の行動や性格を変えたい場合は、環境を変えてみるということを取り入れてみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは、自分の行動や性格、考え方や習慣などを変えるためのおすすめ方法として「環境を変える」ということをご紹介しました。

少しでもお役に立つ情報が提供できていると嬉しいです!

 

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