「なだ万 シャングリ・ラホテル 東京」でステーキと寿司盛り合せコースを食す では、シャングリ・ラホテル東京内にあります高級レストラン「なだ万」をご紹介します。
先日、家族をごちそうするためにかなり奮発して東京駅のすぐそばにあるシャングリ・ラホテル東京内にある「なだ万」でランチをいただきました。
結論から申しますと、私が生まれてから単価・総額ともに最も高価なランチでございました。(笑)
もちろんレストランのサービス・料理、何をとっても今までで最高のランチでした。
都会のど真ん中とは思えないほどゆったりと時間が流れる中、窓から最高の景色(雨でしたが)を見ながらいただくコース料理は至福の時間でした。
今回は、料理についてはもちろんですが、なだ万や、なだ万があるシャングリ・ラホテル 東京についてもご紹介したいと思います。
目次
「なだ万 シャングリ・ラホテル 東京」でステーキと寿司盛り合せコースを食す
1.なだ万
まずは「なだ万」についてご紹介します。
「なだ万」は1830年創業の超老舗の日本料理店であり、日本を代表する老舗料亭の一つです。
創業地は大阪で、2018年6月時点でホテルや百貨店を中心に国内で20店舗以上、さらには東南アジアなどの海外にも進出しています。
また、百貨店などでは総菜を販売する店舗もあるようです。
公式サイトにはなだ万の歴史についてのページもありますのでこちらも興味のある方はご覧ください。
明治の中頃には、食料品店を開設し、現在でいうところのスーパーマーケットの先駆者的な存在になっていたようですね。
その後、1970年には東京の帝国ホテル本館に日本料理店を開店して都内に進出し、1981年に海外1号店を香港(九龍)シャングリ・ラホテルにオープンします。
1986年の東京サミットでは、公式晩餐会で料理を提供し、レーガン大統領やサッチャー首相などの各国首脳にも高い評価を得たとのことです。
歴史を見るだけでもとても格式高いお店であることがわかります。
そして今回ランチをいただいたのは、「なだ万 シャングリ・ラホテル 東京」で、名前の通り、東京駅のすぐそばにあるシャングリ・ラホテル東京内にあります。
2.シャングリ・ラホテル 東京
「シャングリ・ラホテル東京」は東京駅八重洲北口からでてすぐのところにあります。
シャングリ・ラホテルは香港に拠点をおくホテルチェーンです。
アジアを中心に、ヨーロッパやオセアニアにも展開しています。
そして日本にはこのシャングリ・ラホテル 東京の一つのみです。
なだ万が海外1号店に選んだだけに、もちろん5つ星の超高級ホテルです。
東京で宿泊しようとすると、一番安い部屋でも1泊5万円程します(涙)
一度は泊まってみたいものです・・・
私個人としては2017年に台湾・台北にあるシャングリ・ラホテル台北に宿泊しました。
サービスの質、朝食、施設何をとっても素晴らしかったです。
もしご興味があれば過去の記事をご覧ください。
特に屋上プールとそこから見える夜景は格別でした。
5つ星!シャングリ・ラホテル台北に滞在してみた
そして今回はそんな超高級ホテルであるシャングリ・ラホテル東京にあるなだ万でランチをいただきました。
サイトはこちらからどうぞ。
レストランは29階にあります。
もう1階入り口から高級な雰囲気が漂っています。
一度エレベータでホテルの受付がある28階へと進み、そこから別のエレベータ(あるいは階段)で29階へと上がります。
受付のすぐそばに巨大なシャンデリアがありました。(周りの方の雰囲気に負けて写真は撮れませんでした(笑))
エレベータで29階に上がると、ついになだ万にたどり着きました。
圧倒的な高級感ですね。
家族でこんなに高級なお店に行ったことがなかったのでみんなでそわそわしながら入りました(笑)
内装は落ち着いた雰囲気でとても素敵です。
そして席に案内していただくと同時に素晴らしい景色が見えました。
ご覧の通りこの日はあいにくの雨でしたので少し眺めが悪いです(笑)
晴れてかつ夜なら素晴らしい夜景が見れること間違いなしです。
店内にはお寿司用のカウンター席と鉄板焼き用のカウンター席がありました。
私は家族4人での来店でしたのでテーブル席に案内されました。
先につくとさっそくとメニューが運ばれてきました。
それにしても予約の旨を伝えてから席までの案内がスムーズで驚きました。
荷物を入れるためのボックスがすぐに用意され、大きめの荷物は窓際のスペースにおいてくださり、座る時にはいすを引いてくれました。
こんなVIPサービスは受けたことがなかったので終始落ち着きませんでしたが、実際に受けてみると素晴らしいものです。
3.ステーキと寿司盛り合せコースを堪能
着席するとすぐにおしぼりとメニューが運ばれてきます。
メニューも人数分用意してくれて、一つずつ開いた状態で手渡しで配ってくれます。
これもまた落ち着かないんです(笑)
メニューをいただいてドリンクメニューに目を通した瞬間目玉が飛び出そうになりました。
アサヒスーパードライ大が1650円(税抜き)ですw
私はお酒は飲まないのでジンジャーエールにしましたがそれでもたしか1000円くらいしたと思います。
私以外の家族3人は全員ビール、しかもこの食事中に3杯ずつくらい飲んでました(汗)
ドリンクの次はフードメニュー(ランチ)です。
こちらもいいお値段致しますね!
今回のランチは父への祝い(理由はともかく)もあったので、「もう好きなもの頼んでくれい」と言い放ってやりました(笑)
結果、ステーキと寿司盛り合せコース×2、鉄板焼 黒毛和牛ランチ×1、季節の彩り野菜ランチ×1を注文しました。
すべてコースメニューで攻めました。
いまだかつてないスピードで私の財布の諭吉さんが消えていきましたね(笑)
ちなみに私はステーキと寿司盛り合せコースを注文しました(ちゃっかり一番高いw)のでこちらのコースの料理をご紹介しますね。(自分の料理しか撮ってませんw)
前菜?3種
最初に運ばれてきたのが前菜?です。
おひたし(たしか豆苗)にお豆腐(蟹つき)、さらにはアナゴの梅肉添えです。
器から盛り付けまでとにくか見た目が美しいです。
さっそくいただいてみると、「あ~~、うめ~~~!!!!!!!」
おひたしはうえにある海老チップス?がとてもサクサクで食べていて楽しいですね。
おひたしを食べるときの触感じゃないです。
そしてとにかく香りがすごい。
口の中がエビ祭りです(笑)
お豆腐はうえにのってる蟹がもうね、おいしすぎました。
父と「これカニカマちゃうで、ほんまに蟹やで」という会話で爆笑しながら食べてました(庶民ですみませんw)
続いていただいたアナゴはもうふわぁっっっふわぁでした(笑)
梅肉ソースでさっぱりといただけます。
やはり前菜ですからどれもさっぱりとしていて、するっと食べられるものばかりでした。
煮物(角煮入り)
次に運ばれてきました料理が煮物(豚の角煮入り)です。
これもまずふたを開けた瞬間の香りが半端じゃないです。
おだしのいい香りがふわーっと漂ってきます。
いただいてみると見た目よりはるかにあっさりした優しいお味でした。
私含めて私の家族は大阪出身なのですが、なだ万も大阪発祥なだけあって大阪寄りの味付け(だしメイン)で相性抜群でした。
そしてこの角煮がとんでもないんですね。
口に入れた瞬間溶けてしまいます。
おそらく将来おじいちゃんになってすべての歯を失ってもこの角煮だけは問題なくいただけます(笑)
それくらいとにかく柔らかい。
そして口の中で溶けると同時に豚肉の甘みが溢れ出てくるんですね。
もっとほしい・・・(笑)
サラダ
次に運ばれてきたのがサラダです。
正直なところ、運ばれてきた瞬間「ようやく庶民向けのものがきた」と安心しました(笑)
しかしその安心感はドレッシングをかけた瞬間ただちに破壊されましたw
こちらのドレッシングはいわゆる胡麻ドレッシングなのですが、ごまの香りがとんでもないんですね。
サラダにかけた瞬間、その周囲1mくらいがゴマの香りに包まれます(それは言い過ぎですかねw)
おそらく注文を受けてからゴマをすって準備していると思います。
そうでもしないとこれだけの香りは出せません。
さらに食材もおいしいんですね。
レタスや大根はもちろん新鮮そのもの、写真にうつっている茶色いつぶつぶ、これがいい触感を演出していますね。
でもこれの正体がいまだにわかりません・・・
それはともかくサラダ1つでここまで違うものかを驚かされました。
ステーキ
次に運ばれてきましたのが今回のメインの一つであるステーキです。
ガーリックチップきたーーーーーーーー(笑)
これめっちゃ好きなんです。
右下にあるニンニク醤油か岩塩をつけていただきます。
さっそくお肉からいただきます。
「なんじゃこりゃーーーーー!!!!」
引くくらいやわらかく、そして甘いです。
岩塩をつけるとさらに肉の甘みが引き出されますね。
一口噛むだけでもう肉汁が溢れ出てきます。
口の中はもう肉汁で大洪水です(笑)
ご覧の通りお肉は5切しかありません。
しかし、その一つ一つをいただくごとに口の中が肉汁と肉のあまみで満たされ、とても満足感がありますので5切でも十分満足できました。
お寿司
お次はメイン2つ目であるお寿司です。赤だしのお味噌汁付きです。
特筆すべきは両サイドにいらっしゃるマグロ中トロと白エビですね。
大好きなマグロは一番最後にいただきたかったので右から攻めていきました。
白エビは激うまでしたね。
普段食べる甘エビなんて比較にならないほど甘いです。
そしてなんといっても最後のマグロ中トロ!
これは衝撃でしたね。見るからに脂がのりまくっていますが全然脂っぽくなく、口の中ですぅっと溶けて消えてしまいます。
今まで食べた中トロや大トロとは全く違います。
これまで食べたトロはもちろん脂がのっていておいしかったですが、脂っこくてそう多くは食べられません。
しかしこのマグロはしつこさが一切なく、食べてもとっても軽いんです。
これならずっと食べ続けられますね(笑)
店員さんに聞いてみるとこちら本マグロだそうです。
我々が普段寿司チェーン店などで食べるトロは多くの場合はキハダマグロです。
キハダマグロに比べると、荒波で鍛えられた本マグロは余計な脂肪がなく、トロの部分でも脂っぽくなくなるそうです。
つまり今まで食べていたマグロは偽物だったんですね~(笑)
デザート
最後に運ばれてきたのがデザートです。
さらにコーヒーか紅茶を選べたので紅茶をいただきました。
デザートもまた器が美しいんですね。やっぱり漆器っていいですよね。
開けてみると、「なんだこれは???」。
すぐに店員さんが「ココナッツベースのソースにバニラアイスとタピオカ、あんこが入っています」と説明してくれました。
和と洋が融合したデザートですね。
これがまたおいしいんです。
私自身ココナッツ、あんこ、タピオカどれも大好きなのでとても幸せでした。
さらにアイスはミルクの風味がとても強くて味も非常に濃厚です。
紅茶もおいしかった。
やはり紅茶で食事を終えると口の中がさっぱりとするので私は断然紅茶派です。
さて、これでコース料理すべてが終了しました。
どれも想像をはるかに越える美味しさで、味以外の盛り付けの美しさや香り、食感などたくさんの要素を楽しむことが出来ました。
大満足です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はシャングリ・ラホテル東京にある高級レストラン「なだ万」をご紹介しました。
料理はどれも想像をはるかに超えるおいしさでした。
味はもちろんですが、さらに食べる前からワクワクとさせてくれる要素がたくさんあったことが非常に印象的でした。
食器は料理に合わせて異なりますし、さらに運ばれてきてから食べる前にも驚きがあります。
特にどの料理も香りがすごいです。
運ばれてきた瞬間はもちろん、ドレッシングをかけた瞬間やふたを開けた瞬間にふわーっと良い香りが漂ってきます。
もう食べる前から満足してしまいそうになります(笑)
さらにこれらを実現するスタッフの方々のすばらしいサービスがあります。
店に入った瞬間からお会計まで一貫して一流のサービスを受けることができます。
もうこちらから聞くまでもなく、目配せ一つですべてを読み取ってくれます(それは少し怖い?w)
聞いたところによると、一流ホテルや高級レストランでは、お客さんが飲み物を飲む際のグラスの傾き加減でどれくらい飲んでいるかを把握し、追加の注文がないか確認しにいくよう訓練を受けるらしいです。
さすがでございます。
そんなこんなで大満足な食事でしたが、ここで気になるのがお値段ですよね。
今回、前述のコース料理4つ(ステーキと寿司盛り合せコース×2、鉄板焼 黒毛和牛ランチ×1、季節の彩り野菜ランチ×1)とドリンクで計11杯注文しました。
そのお値段は56,120円でした(涙)
ちなみにこういった高級レストランへ行く前に考慮しておかなければいけないのが消費税と別にサービス料がかかるということです。
今回行った「なだ万 シャングリ・ラホテル 東京」ですとサービス料金は12%くらいでした。
(公式サイトで見ると今回注文したステーキと寿司盛り合せコースですと、税抜きで9,800円、税とサービス料込みで12,171円でしたので)
値段は決して安くはありませんが、一流のサービスが受けられること、料理のクオリティや立地を考慮すれば行く価値は十分にあります。
実際にいったらあまりのレベルの違いに度肝を抜かれます。
本記事を読んでご興味を持ってくれた方がいましたらぜひ行ってみてください。
最後に今回ご紹介した「なだ万 シャングリ・ラホテル 東京」の基本情報をまとめておきます。
なだ万 シャングリ・ラホテル 東京
公式サイト:こちらからどうぞ
住所:〒100-8283 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館 シャングリ・ラ ホテル 東京 29階
最寄り駅:JR東京駅 八重洲北口から徒歩2分
予約:電話予約になります。こちらの予約番号からどうぞ
営業時間:ランチ(11:30~14:00)ディナー(17:30~21:30)
地図:こちらからどうぞ