シリコンバレー式自分を変える最強の食事~食べ物が体に及ぼす影響~ についてご紹介します。
今回の記事は本の紹介です。
紹介する本は、シリコンバレー式自分を変える最強の食事です。
シリコンバレー式自分を変える最強の食事は、2015年に発売された本で、著者はアメリカ人のデイブ・アスプリーさんです。
デイブ・アスプリーさんはIT起業家であり、20代にして大成功を収め、億万長者となりました。
しかし、当時人生絶頂のデイブ・アスプリーさんには一つだけ大きな問題がありました。
それは、当時のデイブ・アスプリーさんは体重が140kg近い超肥満体型であったことです。
30歳になるころには主治医から脳卒中あるいは心臓発作を起こす危険があると申告されたほどでした。
当時のデイブ・アスプリーさんは常に疲れ気味で、さらに副鼻腔炎と咽頭炎をずっと患っており、頭がボーっとして何かに集中することもできなかったそうです。
この状況を変えるために、デイブ・アスプリーさんは自分の体をハックすることを決意します。
資材30万ドルを投じて、自分の体を調べつくしました。
とにかく食べ物に対する自分の体の反応を調べまくったようです。
自分の健康をモニターして、気分に、見た目に、仕事ぶりに、人間関係や全般的な幸福にも影響している、隠れた変動要素を見つけ出すと思うと、ぞくぞくした。
また、自宅のオフィスにも大掛かりな機械を導入したようです。
自宅のオフィスに脳電図監視装置を設置し、脳電図(EEG)監視装置を設置し、心拍数変化というバイオフィードバック技法を用いる資格を得て、自分の神経系ストレス応答を成業する方法を学んだ
さすがにここまでやるとはまさに執念ですね。
そしてこの執念ともいえる研究の結果、どの食品が脳に影響を与えるのかが明らかになりました。
これらの装置でモニターして、頭脳のパフォーマンスをどの食品が高め、どの食品が台なしにするかを特定できた。
まさに莫大な資材を投じ、自分の体を徹底的に調べることで、食品が体や脳にどのような影響を与えるのかを調べ上げた結果をまとめたものがこの「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」になります。
30万ドルを投じてわかった結果をたったの1000円ちょっとで共有していただけるなんてありがたいですね。
それではここから、食品が体や脳にどのような影響を与えるのか、デイブ・アスプリーさんの調査結果を見てみましょう。
基本的に全て載せることは不可能なので、私が個人的に驚いた内容に絞ってご紹介します。
詳しくは本をお読みください。
目次
シリコンバレー式自分を変える最強の食事~食べ物が体に及ぼす影響~
1.パフォーマンスを下げるものの正体
まず、私たちの体や脳のパフォーマンスを下げているものの詳細について言及しています。
それは加工食品です。
冒頭で、デイブ・アスプリーさんはこのように述べています。
調査研究の結果、多くの病気の中心には高度な炎症があることが何度も示されてきた。
この炎症が身体的パフォーマンスを制限し、精神的パフォーマンスを落としている。
そしてこの炎症を起こす原因となっているものが、「アンチニュートリエント」(反栄養素)である。
その辺で販売されているあらゆる食品に含まれており、これが腸を刺激し、体の本来持つべきシステムを損なわせる。
この炎症に伴い、人体は反撃するために「サイトカイン」と呼ばれる炎症性のたんぱく質性因子を血中に放出し、これはやがて脳に達する。
これが体のパフォーマンスを下げる原因である。
脳は炎症を生じると不機嫌に、低パフォーマンスになり、じっぶんでは望んでいなくてもあなたをバカのように振る舞わせる。
2.野菜は必ずしも体に良いものではない
そして、次にデイブ・アスプリーさんが言及しているのが、野菜である。
野菜は一般的には体に良いといわれているが、筆者は必ずしも体に良いものではないと主張している。
前述したように、「アンチニュートリエント」(反栄養素)が脳のパフォーマンスを下げていることはわかったが、これ以外にも体のシステムに悪影響を与えるものが自然界にも存在する。
自然由来の反栄養素の主たるものとして、以下の4つを紹介している。
- レクチン
- フィチン酸
- シュウ酸
- カビ毒
レクチンはたんぱく質の一種であり、小腸の代謝を阻害したり、関節に損害を与えることがあり、ナス科に多く含まれる。
ナス科にはトマト、ナス、ピーマン、ジャガイモなどがある。
基本的にレクチンは熱で破壊されるため、加熱することで排除することができる。
ただし一部熱破壊されないレクチンが存在する。
フィチン酸はミネラルの吸収を阻害する。
フィチン酸は穀物類やナッツ類、種子類に多く含まれる。
シュウ酸は血中のカルシウムと結合することで筋肉痛を引き起こす。
ホウレン草やケールといった生野菜や、ナッツ類やベリー類に多く含まれる。
カビ毒(マイコトキシン)も体に悪影響を与える反栄養素である。
カビ毒は食べれば食べるほど体に蓄積され、脳にダメージを与える。
これら4つの反栄養素は自然界からできているものであり、本来それぞれの食材が自身を外敵から守るために作られる成分である。
3.オーガニックがつねに良いわけではない。
最後に紹介したいのが、オーガニックが常に良いわけではないということである。
前述したように、加工食品を避けて、常にオーガニック食材を食べたとしても、自然界に存在する反栄養素が存在する。
したがってオーガニックを食べることは必ず体に良いこととは限らない。
例えば、低度のカビ毒にあたるだけでも、心身の動きが鈍る人は多い。
カビ毒はコーヒーに多く含まれやすい。
日本やEUでは政府がコーヒーのカビ毒の安全基準を設けるほどである。
安いコーヒーには低品質な豆を使っているだけでなく、カビ毒に冒されがちな傷んだ豆を多く含まれている可能性がある。
オーガニックコーヒーでも加工法によってはカビ毒が侵入する可能性がある。
カビ毒の主要源は小麦、トウモロコシ、果物、ワイン等がある。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
デイブ・アスプリーさんが莫大な資材を投じ、自分の体をハックすることで、多くの発見がありました。
今回はそのごく一部をご紹介しました。
そしてその研究結果を踏まえて、デイブ・アスプリーさんは、これまでにない独自のダイエット方法を提案しています。
それが完全無欠ダイエットです。
これは体から反栄養素を取り除き、体に有益なものをより多く取り込むというダイエット方式です。
詳細については次の記事をご覧ください。
シリコンバレー式自分を変える最強の食事~完全無欠ダイエット~