こんにちは。TATです。
今日のテーマは「マイカーやマイホームは資産と言えるのか?」です。
多くの人が、マイカーやマイホームを持つことに憧れを抱きます。
そして、これらを所有する多くの人がマイカーやマイホームを資産だと思っています。
人によって考え方は異なってくると思いますが、「金持ち父さん 貧乏父さん」によれば、これらは負債です。
「金持ち父さん 貧乏父さん」は、お金の教養をつけるために必ず読んでおきたい大ベストセラー本です。
本記事では、「金持ち父さん 貧乏父さん」の内容を参考に、マイカーやマイホームについて考えていきます。
なお、ここではマイカーやマイホームを負債を言っていますが、全否定しているわけではないのでご了承くださいw
目次
マイカーやマイホームは資産と言えるのか? → 負債です!
資産と負債の定義は?
まずは資産と負債の定義についてみていきます。
「金持ち父さん 貧乏父さん」では、次のように書かれています。
資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債は私のポケットからお金をとっていく
「金持ち父さん 貧乏父さん」より
シンプルですね。
自分の懐にお金を入れてくれるのが資産で、お金をとっていくのが負債になります。
つまり、持っているだけでお金のかかるマイカー(保険代や駐車場代や税金がかかる)やマイホーム(固定資産税やメンテナンス費用がかかる)は、この定義では負債に分類されます。
一方で、株とか不動産は、保有しているだけで配当収入や家賃収入をもたらしてくれるので資産に分類されます。
誤解の原因はお金の教養の有無
それではどうして多くの人がマイカーやマイホームを資産だと思い込んでしまうのでしょうか。
これにはお金の教養(ファイナンシャル・リテラシー)について学んでいるかどうかがポイントになってきます。
お金持ちになりたいならお金について学ぶことは必須になります。
資産と負債を正しく見極めるためには、お金の知識が必要です。
特にお金については学校では教えてもらえません。
ゆえに、自分で学ばない限り一生学ぶことはできません。
金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない。
「金持ち父さん 貧乏父さん」より
お金持ちの家系が繁栄でき続ける傾向にあるのは、このお金の教養がきちんと行われていることが要因かと思います。
親から学ぶ機会があれば、自然のお金の教養を身に付けることができます。
そうではない場合は、自ら学ばなければいけません。
ただし、お金の教養についてはいつからでも学ぶことができます。
遅すぎるということはありません。
よって、もし本記事を読んで「やばい」と少しでも思った方は今から始めましょう。
僕自身も社会人になってから本格的に勉強したので、いつから勉強しても遅すぎることは決してありません。
一度学んだら一生使える知識になります。
お金持ちと中流階級の考え方の違い
次にお金持ちと中流階級の考え方の違いについてみていきます。
お金の教養があるのとないのでは、考え方にどのような違いが出てくるのでしょうか。
金持ちは資産を手に入れる。
中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思いこむ。
「金持ち父さん 貧乏父さん」より
僕自身、初めてこの書を読んだ時にかなり面食らった文章ですw
これに全てが凝縮されているかと思います。
資産とは、前述の通り、自分の懐にお金を入れてくれる株や不動産などを指します。
ちなみにこういったお金が勝手に入ってくる仕組みこそがいわゆる不労所得であり、そしてこの不労所得という言葉は、「金持ち父さん 貧乏父さん」をきっかけに広がったと言われています。
原書では、Passive Incomeと言われており、不労所得とは少し意味合いが異なりますが、日本では不労所得という言葉が定着しました。
話が逸れましたが、お金持ちはこういった資産を増やすことに集中するので、時間が経つと不労所得で生活費を賄えるようになり、経済的自由を手にします。
こうなるとお金は雪だるま式に勝手に増えていくので、お金の心配が不要になります。
昨今注目されているFIREの考え方も、この「金持ち父さん 貧乏父さん」で書かれている考え方がかなり重要になってきます。
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FIREを実現するためにはいくら必要なのか?【4%ルールと生活費から計算してみる】
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ラットレースの罠
一方で中流以下の人たちは、資産と負債の分類が正しくできないため、負債を買って資産だと思いこむ傾向にあります。
こうなるといくら収入が増えたとしても、どれだけの月日が経とうと、お金の心配から解放されることはありません。
「金持ち父さん 貧乏父さん」ではこのような状況をラットレースの罠と呼んでいます。
先ほどの若い夫婦の例に戻って説明しよう。収入が増えたからそろそろ・・・と若い2人は夢にまで見た我が家を買う決心をする。家を手に入れると税の負担が増える。固定資産税だ。それから2人は新しい車を買い、家具を買い、新居に合わせて電化製品を新しくする。そして、ある日突然、住宅ローンやクレジットの支払で負債の欄がいっぱいなのに気づく。つまり、図⑦のように収入、支出に続いて負債も増える。
こうなると2人はもう「ラットレース」の罠にはまったのも同然だ。
「金持ち父さん 貧乏父さん」より
ラットレースの罠にハマると、収入が増加するにしたがって支出や負債も増加していくので、いつまでたってもお金の心配から解放されません。
「もう少し給料が増えれば・・・」、「いつか昇進したら・・・」みたいなことで問題が解決されることを妄想しますが、実際に給料が増えたら新たな車を買ったりして支出がさらに増加して、ずーっとお金の心配から解決されることのないままの人生を歩むことになります。
このラットレースの罠から脱するには、支出を適切にコントロールしたうえで、余ったお金で資産を買い集めていくことです。
十分な資産がたまり、お金の心配から解放されたところでようやく贅沢品を買えるようになります。
それより前に支出をきちんとコントロールできなければ、お金の心配から解放されることはありません。。。
結論:マイカーやマイホームは資産ではなく負債である
ここまでの内容を読むともう結論は自明だと思います。
持ってるだけで税金やメンテナンス費がかかる、つまりあなたのポケットからお金を奪い取っていくマイカーやマイホームは資産ではなく、負債です。
資産は、あなたの懐にお金をいれてくれる株や不動産を指します。
お金の教養をつければ、資産と負債の分類を正しく行うことができます。
資産を増やすことにフォーカスできな限りは、いつまでもお金の心配から解放されることはありません。
金持ちは資産を買う
貧乏人の家系は支出ばかり
中流の人間は資産と思って負債を買う
「金持ち父さん 貧乏父さん」より
注意点:マイカーやマイホームを買う選択肢もありです
ここまでマイカーやマイホームを手にすることを全否定するような書き方をしていましたが、決してそんなことはありません。
マイカーやマイホームには、資産や負債以外にいろいろな思いがあります。
ただ、マイカーやマイホームが資産ではなく負債であることをきちんと理解しておくと、買い方にも違いが出てきます。
通常であれば、少し背伸びしてローンを限界まで組んで大きな家を手に入れたいと思うかもしれませんが、マイホームが負債であると理解していれば、こういった考えが間違いであることに気づけるはずです。
無理のない範囲、資産を買う余力を残りながらローンを設計したり、いろいろなやり方を考えることができるようになります。
知識があれば選択肢も広がります。
よって、本記事を読んで「マイカーとかマイホームを買う人たちはみんなお金の教養はないんだ」とは思わないでください。
わかったうえでローンを組んでいる方もたくさんいます。
例えば、金融資産で毎月10万円を配当金を得られるような状態を作りつつ、その配当金でローンが返せるようにローン設計をしている方もいらっしゃいます。
マイカーを持っている、マイホームを持っている=お金の教養がないと思うのは早計です。
大切なことは、知識をつけていろいろな選択肢があることを理解することです。
今の世の中、知識がないといろいろと搾取されがちです。
選択肢が多いと、戦略の幅が広がります。
それらを考慮したうえで、マイカーやマイホームを買うことは全然悪いことではありません。
現に、僕自身も現在はマイカーもマイホームも持っていませんが、子供ができたらマイカーを買っていろいろなところへ連れていってあげたいとか、そういった考えも持っています。実際に買うかどうかはまだわかりません。
本記事を読んでお金の教養に少しでも興味を持ってくださった方は、是非とも今からでも勉強してみてください。
最初に読むべき本として「金持ち父さん 貧乏父さん」はとてもオススメです。
お金持ちになるためには資産を買おう!
そして、ラットレースの罠から抜け出してお金持ちになるためには、負債ではなくて資産を買うことが重要です。
適切な支出を維持しつつ、余ったお金で資産を買う。
これを続けていくことがお金の心配から解放される第一歩です。
僕の場合は本業や副業で稼いだお金の大半は株式投資に突っ込んでいます。
今は微々たる運用額ですが、このまま継続していけば、十年後にはお金の心配から解放さから予定です。たぶんw
長期で運用するならアメリカ株がおすすめです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは、「マイカーやマイホームは資産と言えるのか?」というテーマで、「金持ち父さん 貧乏父さん」を参考にしながらお話ししました。
結論から言えば、マイカーやマイホームは負債です。
しかしながら、負債だからといって絶対買ってはいけないということではなく、きちんと理解したうえでたくさんの選択肢を持った方がより良い解決策を見つけ出すことができます。
お金の教養は学校では教えてくれないので、自分で学ばない限りは身につけることができません。
僕も社会人になってから勉強を始めました。
本記事を読んで、お金の教養に少しでも興味を持っていただけたら、まずは勉強を始めてみてください。
その第一歩として、「金持ち父さん 貧乏父さん」は非常におすすめです!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。