東京都心から1時間~春の小江戸川越を日帰り観光してみた~ では、2018年4月1日に訪れた小江戸川越についてご紹介します。
川越は、最近注目度をかなりあげており、雑誌やテレビに取り上げられることが増えてきています。
東京都心から電車で1時間程度で行けることから、日帰り旅行の目的地としても人気なようです。
川越は、江戸時代には川越藩の城下町として盛えた都市であり、現在でも当時の面影を感じられる歴史ある建物がたくさんあります。
今回は、桜の季節である2018年4月1日に川越に日帰り旅行に行きましたのでその様子をご紹介します。
目次
東京都心から1時間~春の小江戸川越を日帰り観光してみた~
1.目的とルート
最初に今回川越を訪れた目的をご紹介します。
一番の目的は桜です。
川越の桜名所としては中院が有名です。
さらに川越には氷川神社という有名な神社があります。
その近くを流れる新河沿いの桜もとても有名です。
今回の主目的はこれらの桜を見ることです。
さらに、川越には大正浪漫夢通りや菓子屋横丁など見どころがたくさんあります。
今回の日帰り旅行ではこれらの主要観光地すべてを回ることが出来ました。
さらに今回の旅では川越駅までは電車で行きましたが、そこから先はすべて徒歩です。
まず最初に、今回川越を訪れた観光ルートをご紹介します。
川越駅
↓
川越八幡宮(八幡神社)
↓
天台宗(中院) サクラカフェ
↓
仙波東照宮
↓
喜多院 五百羅漢
↓
大正浪漫夢通り
↓
中央通り(昭和の町)
↓
菓子屋横丁
↓
川越氷川神社
↓
新河岸河の桜
↓
川越市駅
これだけを見るとかなりてんこもりのルートのように見えますが、実際にこれらすべてを回るのにかかった時間は半日ほどです。
正午0時くらいに川越駅に到着し、川越市駅で帰りの電車に乗ったのは19時ごろです。
それぞれの目的地が密集しているので移動にあまり時間がかかりません。
それでは順番にご紹介します。
2.川越駅~川越八幡宮(八幡神社)~中院&サクラカフェ
川越八幡宮
まず正午0時あたりに川越駅に到着し、川越八幡宮へと向かいました。
ちなみに桜の季節の日曜なだけあって、川越駅は人がとても多かったです。
市内には観光に便利なバスが通っていますが、かなり混雑します。
正直歩いたほうが楽です。
川越八幡宮へは、川越駅から徒歩10分程で到着します。
川越駅からふらふらと歩いていると川越八幡宮が見えてきました。
とてもいい雰囲気です。思った以上に人も少なかったのでゆったり歩くことができました。
中を進んでいくと神社が見えてきます。
「いきなり桜!!!!しかも満開のしだれ桜!!!!!!!!」
私が一番好きなしだれ桜です。
そのしだれ桜がいきなり現れてびっくりしました。
この垂れさがって風にふわふわとしてる感じが大好きなんです。
家の庭に欲しいくらいです(家持ってませんw)
でも近くに行ってみてみると少し葉が見えました。
2018年は例年に比べて開花時期が早いですからね。
4月1日でも一部は葉になっていました。
今年は桜の開花が早かったので4月1日でも一部は葉になっているようです。
それでもこの美しさには感動です。
いっぱい桜の木が並んでいるのではなく、神社のシンボル的な存在で一本だけあるというのも素晴らしいです。
とりあえず賽銭入れてお参りしました。
中院&サクラカフェ
次に中院へ向かいました。
ここは今回の目的地の一つです。
川越八幡宮から歩いて10分程です。
どれも近辺に集まっているので観光するにはとても便利です。
そしてこちらが今回の主目的地の1つである中院でございます。
圧倒的な存在感です。
この中院、なんと2030年に開山1200年を迎えるそうです。
1200年前って何時代ですか?(笑)
中に入るとお目当てのしだれ桜がありました。これを見たかったんです!!!
こちらは文句なしの満開です。
先ほど川越八幡宮でみたしだれ桜よりも鮮やかなピンク色です。
院内は少し日当たりが悪いので川越八幡宮のしだれ桜よりも開花のタイミングが少し遅いようです。
奥にはお寺があります。
日本式庭園はやはり素敵です。
なぜか落ち着きます。
さらにこの隣に興味深いものがありました。
なんとこの中院は狭山茶発祥の地なんだそうです。
狭山茶とは、宇治茶、静岡茶に並ぶ日本三代茶の一つです。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謳われているのは有名です。
由緒ある所に来ることができて感無量であります(笑)
さらにこの隣に面白いイベントを発見しました。
ちょうど訪れた週末限定でやっていたSaKuRaCafeなるものです。
一日限定100名様で、700円で笑カロン(和風マカロンらしいですw)とお茶がいただけます。
これはいくしかありません。
さっそく受付でお金を払うと、さらに院内奥へと案内してもらえました。
こんな素敵な竹林を抜けていきます。
竹林を抜けるとまたもやしだれ桜が出迎えてくれました。
こちらも満開。先ほどのモノよりもかなり大きいです。
そして素敵な日本式の庭園が広がります。
こんなとこ一般人に歩かせちゃっていいんですかね(笑)
奥まで進んで振り返ってみるとこれまた素敵でした。
桜が一本あるだけでとっても華やかになります。
そしてこの中に入るととても静かです。
耳を澄ますと聞こえてくるのはカラスの鳴き声だけです。
今の時期はカラスが巣を作るために騒がしくなるんだそうです。
そしてここでお待ちかねのお茶タイムです。
和服美人のお姉様2人がお菓子とお茶を用意してくれました。
こちらが運んできてくただったお菓子です。
さらに花みくじをもらえます(大吉でした!!!)
お菓子に引き続いて抹茶もいただきました。
風情のある器です。
器は人によって色も形も様々でした。
さっそくいただいてみると、お菓子はなかなかの激甘ですが、桜風味のクリームが入ってとてもおいしいかったです。
私甘党なので全然余裕です(笑)
笑カロンといわれるので、マカロンのように周りはサクサクしてるのかなと思いきやふわふわでした。
そしてお茶はといいますと「にが~い」の一言ですw
ただ香りはとてもいいですね。
お菓子がかなり甘いのでちょうどよいコンビです。
そして外で畳に座ったのなんて初めてです。
さらに正座したの何年ぶりでしょう。
膝が崩壊しました(笑)
とても貴重な経験をさせていただきました。
さらに院からでるときの景色が素晴らしかった。
1200年の人々もこの景色を見ていたのかと思うと感慨深いです。
3.仙波東照宮~喜多院
仙波東照宮
さて、中院の次は仙波東照宮へと向かいました。
仙波東照宮は中院から歩いてすぐです。
さらにはその次の目的地である喜多院はすぐ隣です。
これまた威厳のある入り口です。
歴史の長さにじみでてます。
中に入ると修行用のような階段が現れます。
簡単にはたどり着かせてくれません(笑)
高い位に存在していることを表しているのでしょう。
階段を上ると門に徳川家の家紋がありました。
この家紋の写真をひたすらとっている人も何人かいました。
やはり徳川家は人気ですね。
門を入るとやっと東照宮が見えてきます。
日光東照宮に比べるとかなりコンパクトです。
ここでもとりあえずお賽銭に小銭を入れてお参りしました。
喜多院
次に喜多院へと向かいます。
喜多院はここ仙波東照宮から徒歩1分程です。お隣さんです。
喜多院の周りは公園となっており、お花見場所としても有名なようです。
天気も良かったのでお花見客であふれていました。
その人混みを避けるように通り抜けるとようやく本堂が見えてきました。
ご立派です。
さすがに有名な喜多院なだけあって参拝者の行列ができていました。
お隣には2重の塔?があります。
桜も満開で写真映えしますね~
さらに奥に進んでいくと少し雰囲気が変わりました。
ここからは少しちゃんとして歩かないといけない雰囲気です。
院の入り口です。
これをさらに進むと喜多院があります。
そしてうれしいことに、お金を払うとこの内部を見学できます。
江戸時代の生活環境を体感することができます。
見学料金は大人400円、小人(省・中学生)200円です。
残念ながら内部は写真撮影禁止でしたのでご紹介できません。
ただ言えることはこの中めちゃめちゃ広いです。
そして広大な中庭があります。
縁側に座ってのんびりと中庭を眺めていると、江戸時代の人も同じような感じで眺めていたのかな~と江戸時代を少し身近に感じることができます。
それにしても縁側って憧れますよね(笑)
グルーっと1周して出てくると、入ってくるときには気づかなかったご神木と思われる木がありました。
これは立派ですね。
なんだか神聖な空気を感じさせます。
喜多院はとても人気な観光地のため、川越八幡宮や仙波東照宮に比べるとかなり混雑していますが川越に来たら必ず訪れるべき場所です。
4.大正浪漫夢通り~中央通り(昭和の町)~菓子屋横丁
大正浪漫通り
喜多院の次は大正浪漫通りです。
喜多院からですと徒歩10分程です。
ほんと観光地が集約されてて助かります。
大正浪漫通りは 、名前の通り、まるで大正時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が残る通りです。
そして4月から5月にかけて、たくさんのミニ鯉のぼりが飾られることでも有名です。
訪れたのは2018年4月1日でしたが、ちょうど鯉のぼりが始まったころでした。
いや~運がよかった。見てくださいこの鯉のぼりの数!!!
歩くだけでなんだかワクワクします。
鯉のぼりもサイズが小さくてかわいらしいです。
でも大正浪漫通りは鯉のぼりを見るだけで通り抜けてしまいました。あまりにも人が多すぎました(笑)
中央通り(昭和の街)
次に中央通りです。ここは昭和の街ともいわれています。
これは大正浪漫通りの一つ隣の大通りで、ここが川越で最もポピュラーな通りです。
観光客はこの通りに集結します。
こんな建物がひたすら並んでいます。
まさにタイムスリップです。
ただととても残念だったことがあります。
それは写真にも少し映っていますが、この通り普通に車道です。
建物は歴史を感じさせるものが並んでいますが、自動車がその目の前を通っているので雰囲気を壊しているように感じました。
さらに車道のために歩道は大混雑です。人力車もありますが走りずらそうですね。
個人的には神社などの人の少ない場所をのんびり観光するほうがいいかなと思いました。
とはいいつつもここで少しお腹がすいてきたのでお昼を食べることにしました。
ちなみにこの時の時間は14時。
それでもすぐに入れるほどの店はなかなかありませんでした。
探し回ってようやく入ったお店がこちらの「甘味茶房かすが」です。
ここでは川越名物のお団子や芋そうめんなどがいただけます。
店内はかなりコンパクトです。
小さなテーブルもいくつかりますが、私は大きなテーブルに相席スタイルでした。
注文したのはもちろん芋そうめんです。
ぜんざいと梅ジュースもついてきました。
芋そうめんは名前の通りそうめんに芋が練りこまれているそうです。
実際に食べてみるとほんのりとお芋の風味がするような・・・しないような・・・
とりあえず歩いて疲れていたので冷たいそうめんが体に染みました。
さらについてきた梅ジュースがおいしいんです。
飲んだ瞬間体がよみがえりました。
これでお値段は1000円です。
昭和通りもあまりの人の多さでしたのでふらっと歩いて雰囲気を見て次の菓子屋横丁へと向かいました。
菓子屋横丁
菓子屋横丁は昭和通りの一つ隣の通りの一角にあります。
そして行ってみると大変なことになっていました。
大渋滞です。通りが狭いこともありかなりの渋滞っぷりです。
でも雰囲気は昭和のレトロな感じでとてもいいですね。
お菓子屋さんが並んでいるとあって子供の数が多かったです。
子供にとっては天国みたいな場所ですからね(笑)
とりあえず駄菓子屋の一軒に入ってみました。
「懐かしすぎる・・・」駄菓子がたくさんありました。
見てるだけで幼少期の記憶がよみがえります。
特に写真中央の青リンゴと左のきなこ棒はよく食べていました。懐かしい。
お店をでてさらに進むと面白いものが紛れ込んでいました。
菓子屋横丁にうなぎ屋さんが紛れ込んでいました(笑)
ちなみに川越はウナギのおいしいお店がたくさんあります。
菓子屋横丁にまであるとは驚きましたが、逆に目立っていいかもしれません(笑)
さて、次は氷川神社へと向かいます。
5.川越氷川神社~新河岸河の桜~川越市駅
川越氷川神社
川越氷川神社へは菓子屋横丁から徒歩10分程です。
すべて徒歩10分くらいで次の目的地にたどり着くことが出来ますね。
バスがなくても全く問題ありません。
氷川神社も川越で人気の観光地です。
そのためある程度の混雑は覚悟しなくてはいけません。
氷川神社には目立つ桜はありません。
でもこれはこれでありですね。
そして意外にも和装で参拝している方が多いことに驚きました。
そしてこの氷川神社がなぜ有名かといいますと、この鯛です。
この鯛はお守りのように見えますが、実際のところはおみくじです。
悪い結果はこのように結び付けられていきます。
氷川神社でもう一つ有名なのがこの回廊です。
春にはすごい量の絵馬が飾られていましたが、夏には有名な風鈴回廊になります。(詳しくはこちらからどうぞ)
次はこの風鈴回廊の時期に行きたいです。
さて、氷川神社を見て最後にいよいよ今回の旅のもう一つの目的地である新河岸河の桜を見に行きます。
新河岸河の桜
新河岸河の桜は氷川神社の裏にあります。
ここの桜はとても有名です。
さらに桜の時期にはこの河を舟で移動できるイベントをしています。
実際に来てみるとやっぱりきれいでした。
ご覧の通り、この通りは日当たりが抜群なので桜の開花も早かったようです。
木はだいぶ緑色になっています。
その代わりに散った桜の花びらが水面を覆いつくしてきれいなピンク色のじゅうたんを作っています。
そしてしばらくすると舟が来ました。
ピンク色のじゅうたんをかき分ける進んでいくのがとてもきれいです。
舟からだと違った景色が楽しめそうですね。
ここは桜が満開時でもとても美しいと思いますが、その桜が散ることによってできる桜の花びらじゅうたんもとても見ごたえがあります。
2度楽しめるのはいいですね。
そんなこんなで今回の目的地を無事にすべて周ることが出来ました。
あとは帰るだけです。
ただ氷川神社から駅が少し遠かった(笑)
徒歩30分程です・・・
長いといっても中央通りを通って帰ることになるのでそのままお土産を買ったりすればちょうどいいです。
出発地点の川越駅よりも川越市駅のほうがほんの少しだけ近かったので帰りは川越市駅から帰りました。
さらにここで気づいたことがあります。
東京方面へ帰る場合には、川越市駅⇒川越駅⇒東京方面へとなるので川越市駅で電車に乗ったほうが座れる可能性が高いです。
川越駅でもどさっと東京方面へ帰る方々が乗り込んでくるので!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、2018年4月1日に訪れた川越についてご紹介しました。
東京都心から電車で1時間程度で行くことができるので日帰り旅行にはとってもおすすめです。
観光地も集中しているので、徒歩でも十分周ることができます。
バスだと週末は特に混雑するので、動ける方は歩いていくことをお勧めします。
歩いているときでも小さなお店を見つけて入ってみたり少し寄り道すれば新しい発見があるので楽しみが増えます。
ぜひ小江戸川越、行ってみてください。
私としては次回は夏の氷川神社の風鈴回廊を見てみたいです。