【転職を検討中の方へ!】転職の相談は転職経験のある人にするべし。【私の経験談をご紹介します】 では、転職についてお話しします。
私は過去に2度転職をしていますが、その時に実際に経験したことをここでお伝えしようと思います。
今回焦点を当てるのは「転職の相談相手」です。
先日は私の副業が転職時の武器になったお話をしましたが、今回は現在転職を検討している方を少しでもお助けできそうな内容を書きたいと思います。
【副業は神です】2度の転職において副業が内定の決め手になったお話。
実際、ここで書く内容は私の実際に経験したことであり、本質的には転職に限らず、何か相談したいことがある時には役に立つ内容であると思っています。
先に結論を申しますと、「転職の相談をするなら転職の経験のある方にしましょう」ということです。
とてもシンプルで当たり前のことなのですが、これができていない人が意外と多いんですね。(私がそうでしたw)
ゆえにこの記事は、最初の転職に悩んでいた頃の自分に伝えたいメッセージでもあります。
そしてこのメッセージは現在転職を検討している方にもお役に立てるのではないかと思っています。
目次
【転職を検討中の方へ!】転職の相談は転職経験のある人にするべし。【私の経験談をご紹介します】
1. 転職の相談をするなら転職経験のある人にするべし
まずはいきなり結論から入ります!
ずばり、現在転職を検討している方全員へのメッセージです。
転職の相談は転職経験のある方にしましょう。
本当にシンプルで当たり前なことですが、周りを見ているとこれができていない方が多いんです。(私の周りだけかもしれませんが・・・)
何もこれは転職に限った話ではなく、「何か相談したいことがあるのであれば、その経験を実際にした人に相談すること」がベストです。
- 転職の相談をするなら、転職経験のある人
- 留学の相談をするなら、留学経験がある人
- 投資の相談をするなら、(失敗した人含めて)実際に投資をしている人
- 引っ越しの相談をするなら、引っ越しをしたことがある人や引っ越し業界の人
などといったように、実際に経験のある方に相談すると信憑性の高いアドバイスがもらえます。
これは大昔から言われており、こちらはお金に関するアドバイスになってしまいますが、「バビロンの大富豪」という本にこんな一節があり、実に本質を捉えています。
知恵のある人間に相談すること。つまり金を扱って利益を生むことに経験んを積んだ人に勧告や助言をしてもらうことです。そうした人々の知恵を活用して、危険な投資から自分の財産を守ることが必要なのです。
「バビロンの大富豪」より
ちなみに「バビロン」とは、紀元前18~6世紀のメソポタミア地方のユーフラテス川沿い(現在のイラク)に建設された古代都市です。
2000年以上前ですが、すでに銀行や融資などの金融システムが発達しており、当時世界一裕福な都市でした。
この時代の人々が持っていたお金や知恵に関する考え方は、今の時代にも通用するものであり、とても勉強になります。
私の考え方にも大きな影響を与えてくれている本です!
最近はマンガ版も発売されたようで、かなり読みやすくなっているようです。
ここではお金に関する知恵に焦点を絞っていますが、ここでいっていることはまさに私がお伝えしたいことと同じです。
「知恵のある人に相談をすること」、つまり「転職の相談なら転職の経験のある人に相談する」ということです。
2. 実際に経験のない人に相談するのは時間の無駄です
「経験のある人に相談すること」という本質がわかっていると、「経験のない人に相談することが時間の無駄である」ということがわかります。
つまり、転職経験のない人に転職の相談をしても、そこで得られる知識や考え方はさほど役に立たないということです。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、転職の相談をする際に「転職経験のある人」と「転職経験のない人」のどちらからいただいたアドバイスが信用できるでしょうか。
「転職経験のある人」ですよね!
先ほども登場した「バビロンの大富豪」でも、助言に関するこんな一節があります。
助言というのは、ただでいくらでも授かれるものだ。だが、取り上げる価値のあるものだけを取り上げるように気をつけることだ。金を貯めた経験のない人間から蓄財について言われたことに従う者は、そういう人間たちの意見が偽りであることを証明するだけだ。
「バビロンの大富豪」より
こちらもお金についてになってしまいますが、本質を捉えていますよね!
転職においても同じです。
仮に転職経験のない人にいくら転職を否定されてもそこまで気にする必要はありません!
3. 転職経験のない上司のアドバイスはそこまで気にしなくてよいですw
ここまでくるとこの章で私がお伝えしたい内容なすでにお分かりかと思います!
転職の相談をする際には、多くの方が会社の上司に相談すると思います。
上司に限らず先輩や同僚に相談する方も多いと思います。
しかしここで大事になってくるのが、その上司や先輩、同僚は転職の経験があるのかということです。
彼らに転職経験がないのであれば、何を言われてもそこまで気にする必要はありませんw
ただ転職経験の有無に関わらず、相談はしてみてもいいと思います。
場合によっては部署移動を考えてくれたり、こちらの希望をなるべく叶えてくれる優しき上司もいます!(私の場合はそうでしたよ!)
そして相談してめっちゃ否定される場合もあります。
この場合はかなり凹むと思いますが、ここで得たアドバイスや意見を受け入れるかどうかというのは相手次第です。
転職経験のある方が転職を否定していたのであれば、そこには耳を傾けるべきです。
もっと質問なりしていろいろ聞いてみるべきです。自分が想定していなかった情報が聞けるかもしれません。
ただ転職経験のない人にひたすら否定された場合はそこまで気にする必要はありません。
「あ、部署移動とかは無理か。じゃあ次!」といった具合に次のステップに進みましょう!
4. 【経験談】私が最初の転職を検討していた頃のお話
ここまで転職の相談相手についていろいろと書いてきましたが、ここから少し私の経験談をお話しします。
私が最初の転職について考えていた時のお話です。
ちなみに私の職歴についてはざっくりとこんな感じです。
- 大学院卒業後、2016年4月に外資系の大手IT企業に新卒で就職
- インフラエンジニアとして某損害保険会社のシステム更改案件に従事
- 約1年半後、外資系の大手金融情報会社に転職(1度目の転職)
- Market Data Analystとして主に日本株に関するデータ分析・管理に従事
- 2年弱勤めて外資系のホテルベンチャー企業へ転職(2度目の転職)
- Data Analystとして奮闘中 ← 今ここです
最初の転職ですので、外資系の大手IT企業から外資系の大手金融情報会社に転職をした時のお話です。
最初の転職時に、私は結構多くの方(かれこれ20人くらい)に相談しました。
転職を意識し始めた時、私は新卒として働き始めて1年ちょっとしか経っていなかったので、正直かなり不安でした。
転職したい気持ちはあってもいろいろなことが頭をよぎりました。
ゆえに多くの方に相談しました。相談した方は以下のような方々です。
みなさん親身に相談に乗ってくれてとても感謝しています。
- 会社の上司、先輩、同期
- 留学・海外インターン時に出会った方
- 海外インターン時にいただいた奨学金の研修で知り合った方
- 異業種交流会で知り合った方
- 彼女
そしていただいた意見は想定通り、賛成派と反対派の真っ二つに分かれました。
それぞれの意見はこんな感じでした。
- 賛成派
- 自分がやりたいことをやったほうがいい。
- 迷ってる時点で転職したい証拠。すぐ行動に移すべき。
- 自分で考えて出した結果は全て正しい。やりたいことをやれ!
- 後悔するなら、行動しない後悔よりも行動した後悔の方がいいぞ!ゆえに転職しちゃえ!
- 反対派
- 1年ちょっとしか働いてないのにどこ行くの?
- 最低3年間はいないとどこも採用してくれないよ。
- 最低10年間も働かないと一人前になれないよ。
- こんなに早く転職したら、仮に次が決まっても続かないよ。
- 安定している大企業なんだから転職するのはもったいない。
ざっくりとこんな感じの意見でした。厳しい言葉ももちろん受けました。
そしてこれらのアドバイスを、アドバイスのいただいた方の転職経験の有無によってわけるととても面白い結果となりました。
想像はつくと思いますがこんな感じです。
- 転職賛成派は転職経験者が圧倒的に多い
- 転職経験のない人は転職に対して否定的な意見が多い
こうなってくると「転職してもいいのかな」と思えてきますよね。
実際にこれらの相談でいただいたアドバイスを踏まえて転職を決意したのですが、ここでの表現は「傾向が多い」というだけで、決して「100%」ではありません。
転職経験のない方でも賛成派はいましたし、転職経験のある方でも私の転職に否定的な方もいました。
例えばこちらの意見をくださったのは、当時の会社の先輩で転職の経験のない方でした。
- 自分で考えて出した結果は全て正しい。やりたいことをやれ!
私が社内で一番最初に転職の相談をした方で、とても私の考えを尊重してくださる方でした。
この方から教わったこと(考え方や仕事の仕方など)は、今でも私の人生に大きな影響を与えてくれています。
「ご自身も転職経験がないにも関わらず、まだ入社してから1年ちょっとしか経ってない自分の考えをどうしてここまで肯定してくれるのだろうか」と正直なところ今でもわかりません。
転職が決まった際にも一番にこの方に電話しました。(しかも夜10時ごろにw)
その際も「俺は転職とかは不安の方が強くて一回もしたことないけど、それを決断したTATはすごいと思うよ」と言ってくださいました。
感謝してもしきれないお言葉です。
基本的に私の職場の方は、ほぼほぼ私の転職を応援してくれました(もしかしたらこの先輩がいろいろ話してくれていたのかなと今となって思います。)
さらに反対のパターンもありました。
こちらの意見は転職経験のある方からのものでした。
- 安定している大企業なんだから転職するのはもったいない。
結構意外ですよね!
この意見をくださった方は、もともと大手の銀行に勤めていて、その後フリーランスとして活躍していました。
フリーランスになってからは収入がなかなか安定しないと言っていたので、このようなアドバイスをくださったのかなと思います。
私としては、安定はなくとも好きな仕事で自由に稼いでいるこちらの方はとても魅力的に見えましたけどね。
このように様々な意見をいただいた上で、私は最初の転職をしました。
もちろん転職すると大変です。
ようやく慣れてきた職場から離れて新たな職場に行くのでまた学び直しです。
ただ、転職しないで後悔し続けながら仕事を続けていくよりも、多少しんどい思いをしても転職した方が私は良かったと思っています!
そして結果として、転職経験のある方は転職には前向きで、転職経験のない方は転職には否定的な傾向にあるということです。
転職したい気持ちがあるのであれば、転職したことのある方に相談した方が信憑性の高いアドバイスがもらえます。
5. 【転職検討中の方へ】正しい相手(転職経験ありの人)に相談しましょう
前章では、私の経験についてお話ししてきましたが、ここからは現在転職を検討している方への私からのアドバイスをお伝えできればと思います。
これは私の個人的な考えですが、転職に限らず何かに悩んでいる時の頭の中はこんな感じだと思います。
- 「転職したいな〜。でもまだ入社してから3年未満だし、難しいのかな〜」
- 留学したい。でもお金かかるし、日本でオンライン英会話でもやればいいかな」
何が言いたいのかというと、悩むという行動は「実際に何かをやりたい状況にあって、それをしなくてもいい理由を必死に考え続ける」というパターンが多いということです。
転職を考えている人もこのような考えを持つ方が多いと思います。
転職について検討している時点で、「転職したい」という気持ちは既に持っているはずです。
それなのになぜ行動できないのかというと、「転職しなくてもいい理由」を探しているためです。
私もそうでしたが、誰かに相談する時は自分の考えを後押ししてくれる意見が欲しいだけということはよくあります。
転職に否定的な方は、誰かにキャリアの相談をしてもどこかで転職を否定してくれる意見を探しがちです。
結局のところ、相談する時点で、本人はある程度の考えを持っており、それを後押ししてくれる意見を探しているというパターンが多いと思います。
何より私自身がそうでした。
私の経験上、転職経験のない方は転職に否定的な意見が多いので、このような人たちばかりに相談していると、だんだんと転職したい気持ちが押しつぶされてしまいます。
ゆえに転職を(前向きに)検討している方は、より信憑性のあるアドバイスをいただくために、実際に転職を経験したことのある人に相談することをおすすめします。
逆にこのような方が転職に否定的なのであれなぜひ積極的にお話を聞くべきです!
自分では気がつかなかった意見が聞けるチャンスです。
6. 【転職検討中の方へ】行動はすぐに起こせます!
最後に、転職を検討している方へ私から一番お伝えしたいことをお伝えして締めたいと思います。
これも当たり前のことなのですが、「行動はすぐに起こせる」ということです。
人間には現状維持バイアスというものがあり、「とりあえず生活できてるから今のままでいいや」と考えてしまいがちです。
これは悩んだり考えたりする時間が長くなるほど強く働くようになります。
そして何事に対しても最初の一歩が一番重たくなるものです。
一歩足を踏み出してしまえば、気づいたらそのまま突っ走ってたというのはよくあることです。
転職について検討しているのであれば、自分で悩むよりかは、まずは転職の経験のある人に話を聞いてみると良いと思います。
もし「周りに転職の経験がある人がいない」という方には攻め方が3つあります。
いずれも私が実践した方法です。そしてどれもお金はかかりません。
- 転職経験のある人を紹介してもらう
- 異業種交流会に参加する
- 転職エージェントに相談する
1つ目は、知り合いに転職経験のある方を紹介してもらうという方法です。
シンプルですよね。
自分の知り合いにはいなくての知り合いの知り合いなら転職経験のある方はいると思います。
ぜひ聞いてみましょう。
2つ目が異業種交流会に参加することです。
私の場合は、読書が好きなので、友人に誘われて読書会によく参加していました。
そこで知り合った方々は色々なバックグラウンド持っていたので、転職経験のある方もたくさんいました。
別の業種についても知ることもでき、とても刺激になります。
さらに意識高めの人にも出会いやすいのでモチベーションも上がります。
ちなみに先ほどご紹介した「大手銀行からフリーランスになった方」もこの読書会で出会いました!
3つ目が転職エージェントに相談することです。
「転職を考えている人を周りに知られたくない」という方も一定数いるかと思います。
そういう方は転職エージェントを利用すると良いかと思います。
彼らは転職についての知識が豊富で、自分の市場価値を見極めてくれます。
希望に沿った仕事を探すお手伝いもしてくれ、さらに自分に足りない部分や強みを見つけてくれることもあります。
そして相談は無料なので気軽に活用することができます。
ただ目的によってどの転職エージェントを利用するべきかは変わってきます。
例えば、
- 「ざっくりと転職について相談したい」
- 「初めての転職だ」
- 「自分の市場価値を知りたい」
- 「どんな仕事が自分に合うのかわからない」
このような方は大手の総合転職エージェントに相談するのが良いと思います。
大手の総合転職エージェントは転職情報を豊富に扱っており、さらに経験も豊富なので、自分に合った職種や業界についてアドバイスしてくれます。
さらに、
- 進みたい業界や職種はもう決まっている
- すでに転職は経験している
このような方はすでに自分の強みやキャリアについてはある程度軸が定まっていると思います。
この場合は、大手の総合転職エージェントよりも、もう少しハイクラスな転職サイトや業界特化型の転職エージェントがおすすめです。
ビズリーチや私のようなIT系の職種にはレバテックキャリアなどが該当します。
業界によってかなりの数の転職エージェントがあるので、ご自身でもググってみると良いかと思います。
彼らは業界に特化しているので、より自分にマッチした仕事を紹介してくれます。
また、業界に特化しているからこそ持っている案件も豊富に持っています。
大手の総合転職エージェントでは紹介しれもらえないような仕事もたくさんあります。
このように、転職エージェントに相談する際には、目的によって適切なエージェントを選択することが大切です。
転職エージェントの内容が長くなってしまいましたが、一番簡単なのは身近な人に相談することです。
1人で悩むとつらい(そしてネガティブになりがち)ので、経験のある方にどんどん相談した方が物事が前に進みます。
また「バビロンの大富豪」からの引用になりますが、ここでも相談することについて説いています。
友人に有益な助言をしてくれと頼むのにお金はかからぬし、アルカドはいつも変わらずいい友人だ。俺たちの財布が空だったとしても気にすることはないぞ。そんなことでためらうなど愚の骨頂さ。
「バビロンの大富豪」より
アルカドは、古代都市バビロンで一番の金持ちと言われていた人物です。
彼に言わせれば、助言を求めることをためらうのは愚の骨頂であると言っています。まさににその通りです。
知り合いに相談するにしても転職エージェントに相談するにしてもお金はかかりません。
転職を検討している方はぜひ積極的に行動を起こしてみましょう!
そして相談する際には相談相手の選び方にはくれぐれもご注意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは転職の相談相手について私の考えや経験談をご紹介しました。
結論としては「転職の相談をするのであれば転職を経験をしたことのある人にするべし」ということです。
とても当たり前なことなのですが、意外とこれができていなくてずっと悩み続けている人は多いものです。
そしてこれは転職に限った話ではなく、「何かについて相談したいのであれば、その経験を実際にした人に相談するべき」ということです。
また、ここで何度か引用させていただいた「バビロンの大富豪」は、古代都市バビロンの時代のお話ですが、現代においても役に立つ考えをたくさん学ぶことができるのでおすすめです。
ぜひ、転職を検討している方はすぐに行動を起こしてみましょう。
友人でも転職エージェントでも相談することにお金はかかりません。
さらに1人で悩み続けると人間には現状維持バイアスが働き、転職しなくても良い理由を探してしまう傾向にあります。
また転職を検討している時点で、心のどこかに「転職したい」という気持ちがあるはずです。
ここで転職しないとずっと後悔していくことになります。
転職にしろ副業にしろ、何事に対しても行動を起こした人だけが結果を掴み取ることができます。
少しでも興味があれば、ぜひとも最初の一歩を踏み出してみましょう。