ベトナム・ハノイのホエンキエム湖周辺を散策してみた ということで、ベトナム・ハノイにある最も有名な観光名所であるホアンキエム湖周辺を散策してみましたのでご紹介します。
今回、2017/10/30-2017/11/2でベトナム・ハノイを旅行し、観光初日にホアンキエム湖とその周辺を散策しました。
ここでは、そのホアンキエム湖周辺の散策について、朝ホテルを出発してからホテルに戻るまでにいったスポットをご紹介しようと思います。
ここでは以下、5つに分けてご紹介します。
目次
ベトナム・ハノイのホエンキエム湖周辺を散策してみた
1.ホアンキエム湖~昼編~
まず、ホテルから出発して最初に向かった目的地はホアンキエム湖です。
ホアンキエム湖は、ハノイ市内でも最も有名な観光名所の一つです。
近くには、有名なタンロン水上劇場があります。
今回は水上劇は見ずに、その周辺を散策することにしました。
さて、ホアンキエム湖は、滞在するホテルニッコーハノイかタクシーで10分程の場所にあります。
滞在するホテルについてはこちらの記事をどうぞ。
ベトナム・ハノイの5つ星ホテル!ホテルニッコーハノイに滞在してみた
ちなみにホテルニッコーハノイからホアンキエム湖までは歩いて30分程です。
頑張れば歩けない距離ではありませんが、ベトナムはタクシーがとても安いので、迷わずタクシーを利用しました。
ホテルニッコーハノイは玄関から出る際にタクシーを利用したい旨を従業員さんに伝えると、タクシーを呼んでくれます。
そして従業員に行き先を伝えると、ドライバーさんに伝えてくれます。
ここのタクシーはホテルニッコーハノイと連携しているタクシーですのでぼったくられることはありません。
そしてホテルニッコーハノイからホアンキエム湖(行き先はタンロン水上劇場と伝えました。)まではタクシーで10分程で、運賃は65000ドン程です。
ぱっと聞くと高く感じますが、日本円で325円程度です。
1ドンは約200円ですので、0を2つ除いて2で割るとおおよその円換算ができます。
10万ドンで500円と覚えておくと計算しやすいです。
タンロン水上劇場で降車して、すぐ目の前にホアンキエム湖がありました。
ホアンキエム(Hoan Kiem)は還剣を意味するそうです。
黎朝の初代皇帝黎利が湖の宝剣を手にし、その剣によって明との戦いに勝利した。その後、黎利は湖の上で金の大亀 (Kim Qui) から平和になったので持ち主である竜王に剣を返すように啓示され、湖の中心近くにある小島で剣を返した。それゆえ、還劍(ホアン・キエム)と呼ばれるようになった。(Wikipediaより)
湖の真ん中にきれいな赤い橋が見えます。少し中国を連想させるデザインです。
ただ水は緑色できれいとは言えないです(笑)
さっそく橋を渡って島?に上陸します。
ちなみに入場料として一人20000ドンかかります。日本円で100円ほどです。
写真が遠くて恐縮ですが、橋からは小さな島?が見えます。
これは「亀の塔」と呼ばれているそうです。
ちなみにホアンキエム湖はもともと近くを流れる紅河とつながっていましたが、氾濫を繰り返すうちに分断されて湖になったそうです。
橋を渡ると寺のようなものが見えてきました。
やはりデザインは中国っぽいですね。
これは玉山祠とよばれており、18世紀に建てられたそうです。
詳しくはWikipedia先生をどうぞ。
建物の中を覗いてみると、猫がくつろいでいました(笑)
やはり、猫はどの国でも自由です。
寺の中はとってもきれいです。
この寺には、13世紀、元(現在のモンゴル)に対する戦いで活躍した陳興道、文昌帝が祀られているそうです。
一応、1000ドンを賽銭箱のようなものに入れて立ち去りました。
寺の前には日本の線香のようなものがありました。
ご覧の通り、日本のものとはずいぶん異なります。
なんだかゆですぎたソーセージみたい・・・
線香のようなものを見て、渡ってきた橋を戻り、再びタンロン水上劇場前に戻ってきました。
次は旧市街を散策します。
2.ハノイ旧市街
ホアンキエム湖を散策した次は、ハノイ旧市街を散策しました。
ハノイ旧市街はホアンキエム湖の北側一面のあたりを指します。
だいたいホアンキエム湖からドンスアン市場あたりまでがハノイ旧市街と呼ばれます。
とりあえず、街の雰囲気を見たかったので、目的なくふらふらしました。
ホアンキエム湖から大道路を一つわたって路地に入るとがらりと雰囲気が変わります。
いかにも「旧市街」という雰囲気です。
建物が隣の建物に完全にくっついています(笑)
幅もあまりないので建物の中はかなり狭いのかなとも思いましたが、ベトナムの建物は縦に長いそうです。
つまり幅は狭いけど奥行きがあるようです。
道をふらふらと歩いていると自転車に大量の果物をのせて売っているおばちゃんがいました。
まさにイメージしていたベトナムの雰囲気です。
あの帽子もベトナムっぽいですよね
それにしてもバランス感覚すごいですよね。
少しでも傾けば支えられなくなってしまいそうなほど重そうですが。
そして道はバイクであふれています。
中にはすごい量の荷物をバイクで運んでいる方も多く見られます。
日本では完全に違法です(笑)
ヘルメットしてるだけましですかね(笑)
さらに狭い道へと入ってみるとバイクでぎっしりでした。
ものすごい量のバイクが駐輪されています。
いかにも東南アジアっぽいです。
そして旧市街に限ったことではないですが、ハノイは全体的に空気が悪いです。
おそらくこれらバイク等の排気のせいだと思われます。
歩いているとのどが痛くなってきます。
少し店に入ってきれいな空気を吸いたいなーと思って歩いていると、ベトナムらしい伝統工芸品が売られているお店がありました。
ベトナムは竹を使ったものがとても多いです。
通気性がよく丈夫なので重宝したのでしょう。
旧市街を一周してホアンキエム湖に戻ってくる道中に少し周りの店とは違う、しゃれたお店を見つけました。
お店の名前は「HANOI MOMENT」です。
店内部の写真は撮りましたが外部の写真は撮っていません。すみません。
中に入ってみるとバッグや食器類が売っています。
店の雰囲気もいいですし、高級感があります。
手作りの工芸品を取り扱っているお店みたいです。
店内をぐるっと見てみるといい感じのマグカップを見つけました。
一目ぼれして水色と黄緑を購入しました。
ちなみに2つで6ドルです。ベトナムの通貨はドンですが、アメリカドルによる支払いを認めているお店もあります。
思わぬところでいいモノをゲットできました。
目的なくふらふら歩くとこのように思わぬ場所を見つけることができます。
旧市街をぐるっと一周し、次はハノイ大教会へと向かいます。
3.ハノイ大教会(セントジョセフ教会)
ハノイ旧市街を一周して次はハノイ大教会(セントジョセフ教会)へと向かいました。
ハノイ大教会はホアンキエム湖の西側にあります。
マグカップをかったHANOI MOMENTからは徒歩5分程度です。
住宅街の中に突如教会が現れます。
ベトナムは、かつてフランスの植民地でした。
その際に多くのフランス文化がベトナムに入ってきました。
宗教もその一つです。
したがって、今でもフランスを連想させる建物やこのような教会が残っています。
ハノイ大教会はまさにフランス植民地時代である1886年に建てられました。
だいぶ古いので、見た目は少し黒ずんでいて、きれいとは言えないです(笑)
この日は中を見ることが出来ませんでしたが、最終日に前を通ってみると中を見ることが出来ました。
外観とは打って変わって中はとてもきれいです。
真っ白な壁に囲まれ、奥に美しいステンドガラスがあしらわれています。
この日はミサかなにか行われていたんでしょうか。
外からもわかるくらい盛大に音楽が流れていました。
中には人がびっしり入っており、私は中に入ることが出来なかったので、なんとか無理やり手を挙げて写真だけ撮りました(笑)
ハノイ大教会に来たところでお腹がすいてきたので、この後、近くのフランス料理店でフレンチを食べました。
詳しくは過去の記事をどうぞ。この記事の1つ目で紹介しているLa Badianeでランチを食べました。
コスパ最強!ベトナム・ハノイで本格フレンチを食す
4.ハノイ駅
ランチを食べ終えて、次はハノイ駅に向かいました。
ランチをいただいたLa Badianeから徒歩5分程です。
滞在しているホテルニッコーハノイからも徒歩10分歩です。
外観は少し古びているように見えますが、大きな駅です。
前の大通りは信号がないので渡るのは命がけです。
基本的には車やバイクの合間をすり抜けていかなければなりません。
信号がないので渡るタイミングは自分で決める必要があります。
日本にいる感覚ではまず渡ることはできません。
「さすがに人をひき殺すことはしないだろう」と信じて無理やり渡るしかありません(笑)
最初はかなり怖いですが、信号を気にする必要もないので慣れると結構楽です。
特に用はなかったのですが、ハノイ駅に来たのでベトナムの電車を見てみようと客のふりをして中に入ってみました。
内部に入って、エスカレーターで2階に上がり外に出ます。
「電車ぼろっ!!!!!(笑)」
日本の山手線や新幹線ばかりを見ている余計に驚きます。
屋根が茶色いことに加えて窓ガラスまで汚いです。
そして同じように汚い電車がたくさん並んでいます。
日本のように地下通路はありませんので歩道橋のような通路を利用して目的のプラットフォームに行きます。
ここにはたくさんの電車がありますが、ハノイ市内には地下鉄などの交通網はありません。
これらの電車は基本的には長距離用です。
ゆえにハノイ市内の移動は基本的に徒歩、バス、タクシーのいずれかになります。
バスは時刻表がなく、どこで止まるのかもよくわからないのでおすすめできません。
そのため、移動は徒歩かタクシーが基本になります。
タクシーは日本に比べると格安なので、料金を気にせず利用できます。
ただ、ぼったくりも多いので注意が必要です。
現地のガイドさんに信用できるタクシーの見分け方をお伺いしたところ、以下の3つを教えてくれました。
- ドライバーが制服を着用している(ぼったくりタクシーのドライバーさんはTシャツや短パンが多い)
- 車種がトヨタであること(ぼったくりタクシーは車種も安い)
- 社名がきちんと塗装されていること(社名が書いてないものは論外)
これら3つの条件を満たしていれば基本的には大丈夫です。
でも一応、乗ってからも料金の上がり方や、Google Mapなどで道順を確認しながら進みましょう。
※ぼったくりタクシーは料金の上がるスピードが異常に高く、わざと遠回りされることがあります。
異常に気づいたら、すぐにタクシーを止めさせて降りましょう。
ついでに、私がハノイ滞在中に利用したタクシー会社をのせておきます。
これらのタクシーではぼったくられることはありませんでした。
- TAXI GROUP(白色の車体)
- Mai Linh Mailin(緑色の車体)
現地のガイドさんにもこの2つのタクシー会社をお勧めされました。
ぜひご参考にしてください。
街中にはかなりの数のタクシーがあります。
人が集まるところには怪しげなタクシーがたくさんあります。
少し大変ですが、上記2つのタクシーのいずれかを見つければぼったくられることはないと思います。
5.ホアンキエム湖~夜編~
ハノイ駅をさっと見た後は、荷物を置くため、滞在するホテルニッコーハノイへと戻りました。
ハノイ駅からは徒歩10分程度でしたので徒歩で戻りました。
ホテルで荷物を置いて軽装備化し、再びタクシーに乗ってホアンキエム湖へと向かいました。
夜の雰囲気を見ることと、夕食を食べることが目的です。
タンロン水上劇場につくとホアンキエム湖が見えました。
橋がきれいにライトアップされていました。
湖に反射してとってもきれいです。
入り口もライトアップされ、幻想的な雰囲気になっています。
赤みがかった色合いがいいです。
そして橋のほうへ近づくと、ライトアップされている亀の塔も見ることが出来ました。
ただ、昼間行ったお寺には入ることができませんでした。夜は入れないようです。
亀の塔小さくてすみません。
写真中央のやや左、黄金に輝いている塔が亀の塔です。
ホアンキエム湖をさくっとみて夕食を食べに行きました。
夕食はこちらの記事の一つ目に紹介しているCau Goでいただきました。