こんにちは。TATです。
今回はここ最近更新を続けていたマレーシアのクアラルンプールに関する最後の記事になります。
最後はマレーシアで僕が感じたことについて書きます。
テーマは「日本人は頑張りすぎてる」です。
僕は2020年3月にマレーシアに滞在して、さらに大学院生時には3ヶ月ほどインターンでマレーシアに滞在した経験があります。
実際に生活・滞在していて感じたのが、現地の方々の心の豊かさというか適当さというか、とにかく人生を楽しんでる雰囲気です。
この雰囲気は日本ではなかなか感じることができません。
結論を言ってしまえば、マレーシアの方々は(いい意味で)結構適当に生きており、日本人は真面目に頑張りすぎていると感じました。
彼らの暮らしを見ていると、「もっと楽に生きるのもありなんじゃないか」と思ったので、ここで紹介したいと思います。
実際に感じたことをいくつかピックアップしてご紹介します。
目次
【実際に滞在して実感!】マレーシアに滞在して、日本人は頑張りすぎと感じたお話。
1. マレーシアの電車やバスには時刻表がないw
1点目はマレーシアには電車やバスに時刻表がないということです。
日本では考えられないことですが、マレーシアでは普通です。
結構大きな電車でも時刻表はありません。
「運転時間は7時〜21時で、6分間隔で来ますよ」みたいな書かれ方がされています。
「待ってもすぐ来るんだから間隔だけわかればいいでしょ」という実に合理的な考えですw
こちらの記事で紹介した、市内から空港を結ぶ電車も時刻表はありませんでしたw
【料金は高いけど渋滞なし】クアラルンプール空港 ⇄ 市内へのアクセスはKLIAエクスプレスがおすすめ
最初は戸惑いますが、慣れるとそこまで気にならなくなります。
むしろ、「まあいつか来るっしょ」くらいの気持ちになるので、焦りとかも消えていくんですね。
そのためか、マレーシアの方々はとっても時間にルーズな傾向にありますw
それでも社会はきちんと回っています。
日本だと電車に乗り過ごして、数分待てば次の電車が来るのにイライラしている人もわりといますが、マレーシアではこのような人々は皆無です。
心の余裕を感じました。
2. コンビニ店員は基本的に座ってスマホをいじってるw
2点目はコンビニ店員は基本的に座ってスマホをいじってるということです。
これも日本人からしたら衝撃的ですw
現地のコンビニとかにいくともちろん店員さんがいるのですが、暇なときは椅子に座ってスマホいじってるんですね。
チャットしてる人もいれば、ゲームをしたり、音楽を流してる人もいます。
たまにスピーカーで音楽流してるので、逆にこっちが焦りますw
日本のコンビニ店員さんは座ってるなんてことないですよね。
そもそもレジに椅子がないですからね。
でもマレーシアの人々を見てると、別に店員さんが座っていたからといって困ることはないんです。
ちゃんと商品を持っていけば、(スマホいじりながらでも)レジの対応はしてくれるし、仕事としてはちゃんとこなしてるんです。
我々からすると勤務態度にすこぶる問題があるように感じますが、実際にレジ係としての機能はしっかり保たれているので、これはこれでいいのかなと感じました。
ちなみにこれはコンビニに限りません。
レストランでもショッピングモールでも、空港の税関でも暇なときはみんなスマホいじってますw
みんながこんな感じであれば、働く側もそこまで頑張らなくてもいいと思えて、かなり気持ちが楽になりそうに感じました。
ちなみに僕は大学院生時にインターンでマレーシアに3ヶ月ほど滞在して、帰国してからの日本はちょっと怖く感じました。
みんな歩くの早いし、店員さんはロボットみたいだしw
「もっと適当でいいじゃん」と感じました。
流石に5つ星ホテルとかだと話は変わってきますけど、コンビニとかならそこまでかしこまってやる必要もないですよね。
3. 多民族国家ゆえ、みんなが違うことを認め合ってる
3点目は、多民族国家ゆえ、みんなが違うことを認め合ってることです。
マレーシアはマレー系、中華系、インド系の民族から成る多民族国家です。
マレー系が60%以上を占めており圧倒的に多いのですが、それでも多民族国家であるゆえに様々な違いがあります。
例えば、マレー系の方は基本的にイスラム教徒で彼らは豚肉を食べることができません。
ゆえに、その辺のスーパーとかにいっても豚肉は売っていないんです。
豚肉を買うためには中華系のスーパーなどにいく必要があります。
こちらの記事で紹介したイオンスーパーにも豚肉はありませんでした。
【日本食品は困りません】クアラルンプールのイオンスーパーを物色してきました!お土産も格安で購入可能!
様々な民族が共存しているからこそ、お互いに配慮しながら社会が成り立っているんです。
ただ、完璧に共存できているとは言えません。
実際にマレーシアに滞在していると、公務員はマレー系の人が多くて、企業の偉い人は中華系の人が多くて、タクシードライバーやお手伝いさんなどはインド系の人が多い印象でした。
多民族国家といえど、民族間による格差は少なからずあるように感じました。
それでも多民族国家となると、お互いの考え方が全く異なります。
宗教も違うので、根本的に考え方が違うんです。
こういう背景もあるためか、マレーシアでは多少変なやつがいても浮くことはありませんし、頭から否定されることもありません。
日本だとどうしても尖った奴がいると排除されるような雰囲気がありますが、マレーシアではこういったことはないように感じました。
「みんな違って当たり前」的な考え方です。
これはマレーシアに限らず、アメリカでもヨーロッパでも同じです。
国によっては人種差別みたいなものがまだあるかもですが、基本的には個性を尊重する文化です。
個人的にはこれは宗教による違いによるものなのではないかとも感じています。
例えば、イスラム教徒やキリスト教は一神教です。
つまり絶対的な神様が1人いて、その神を基準に行動するので比較対象が他人ではなくて神になるんですね。
日本の場合は多神教なので、こういった基準がないゆえに他人基準になるのかなとこの記事を書きながら感じました。
日本ももっと多様性に寛容な社会であって欲しいですね。
日本だと変人は生きづらいですw
4. お金がない中でも楽しんでる
4点目は「お金がない中でも楽しんでいる」ということです。
特にこれは僕がインターンでマレーシアに滞在していた時に感じたことです。
当時の僕は首都クアラルンプールから車で2時間ほどの場所にあった田舎に住んでいました。
そこはクアラルンプールと比べると圧倒的にボロくて、生活環境もそこまで良いものとはいえませんでした。
滞在先の蛇口とか水が茶色かったですからねwww
当時は絶望してホームシックになりましたw
今となってはいい思い出です。
滞在時には現地の子供たちと遊んだり、屋台とかのおっちゃんと話したりしていたのですが、彼らはすごい楽しそうなんですよね。
どう見てもお金がなさそうな人たちでもすごく人生を楽しんでいるように感じました。
「なんでこんなに楽しそうなんだろう」と疑問に感じましたが、僕が思うに「幸せの基準がそもそも異なる」ことだと思いました。
日本だと、「金持ちになって裕福に暮らしたい」とか「仕事から解放されて自由に生きたい」などといった願望を抱いている人が多いと思います。
基本的に成功している人とか、自分よりいい暮らしをしている人と比較することが多くて、これと現実のギャップを感じると幸福感が減ってしまっているように思います。
僕が感じるに、マレーシアの方々の幸福の基準って「家族で仲良く暮らす」とかすごい素朴な基準なんです。
これも宗教による影響があるかもです。
家族を大切にするというのはマレーシアではとても大事にされていて、マレーシアの特にマレー系の家族を見ているととても仲が良いんですね。
そして学生に話を聞いても、「将来は〇〇になって家族を助けたい」とか家族に恩返しをしたいという人たちが結構いました。
彼らの幸福の基準は、こういった素朴な基準であるので満たされやすいんだと感じました。
こういう考え方は僕も見習うべきだと心から感じました。
5. 結論、日本人は頑張りすぎてると感じた
さて、ここまでで、マレーシア滞在中に感じたことをピックアップしてご紹介してきましたが、総じて感じたことが「日本人は頑張りすぎてる」ということです。
常にまじめに頑張りすぎです。
コンビニとかでは人が誰もいないのにレジでずっと立ってたり、忙しすぎるゆえに数分後にくる電車を待てずにイライラしたり、周りの成功者を羨ましがって自分が不幸であると感じたり、心に余裕がないように感じます。
もっと気楽に生きてもいいんじゃないかなと強く思います。
この記事を読んで「お前は何言ってるんだ」と感じた方は、一度海外旅行に行って、日本との違いを肌で感じて欲しいです。
海外に行くと日本で常識とされていることは通用しません。
場合によっては海外ではとても失礼なことに該当することもあります。
自分が持っている常識がいかに限定されたものであるかを知ることができるだけでも、自分の人生にたくさんの選択肢を与えてくれます。
一つ言えることは、日本はとっても豊かな国です。
海外と比べるとすこぶる実感します。
こんなに清潔で平和で食べ物がおいしい豊かな国はなかなかありません。
僕はこれまでにいろいろな国を訪れましたが、日本が圧倒的に最強です。
この国に生まれただけでも、ほぼ人生勝ち組です。
ただ、その国に閉じこもっていると、その国の良さが感じにくくなってしまいます。
自国の良さを見つけるにはやはり海外と比較することが効果的です。
そしてただ本とかを読んで違いを学ぶよりも、実際に現地を訪れて肌でその場の雰囲気を感じ立った方が効果は絶大です。
日本の良さに気がつくと同時に、日本人はいかにまじめで頑張りすげているのかがわかります。
もっと「適当にゆる〜く生きて行ってもいいのではないかな」とマレーシア滞在を通して感じました。
視野を広げるためにも、是非ともマレーシアなどの東南アジアを訪れて欲しいです。
僕は近々東南アジアに移住してやろうと目論んでます笑
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは、僕がマレーシアに滞在して感じた「日本人は頑張りすぎている」というテーマで、僕が現地で感じたことを紹介してきました。
やっぱり海外を見ていると、日本人は際立ってまじめであることがよくわかります。
常に周りと比較して、周りの目を気にしている傾向にあるので、幸福感も感じにくくなります。
「もっと適当に自分基準に生きてもいいんじゃないの」というのが、マレーシア滞在で強く感じたことです。
もっと気楽に生きましょう。
なかなかこの考えが理解できない方は、騙されたと思って一度東南アジアを旅行してみてください!