【学校の教科書は嘘だらけ!?】本当の日本の歴史について学べるおすすめ本3選をご紹介! では、タイトルの通り、日本の歴史について学べるおすすめの本をご紹介します。
少しタイトルが過激な感じはしますが、実際のところ我々が学校教育の中で学んだ歴史については、政治的な問題もあって一部の表現が遠回しになっていたり、情報が伏せられていたり、いろんな調整がなされています。
これは日本に限ったことではないと思うのですが、少なからず実際の歴史本などを読んでいると「あれ、これ学校で学んだことと違うぞ!」と思うことがしばしばあるわけです。
タイトルの「嘘」という表現は少し過激かもしれませんが、少なからず学校の教科書でも重要な事実が抜け落ちていたりすることは意外とあります。
教科書は、政治的な配慮とかもなされているの一部の表現が変わってしまうことは仕方がないのかもしれませんが、我々としては日本人としてちゃんと自国の歴史を知っておく必要があると思います。
ということで、ここでは本当の日本の歴史が学べるおすすめ本3選をご紹介します。
僕が実際に読んだ本の中から選びました!
僕自身も読みながら衝撃が走ったので是非とも皆さんにも読んでほしいです。(電車の中で「えっ?」と声を出してしまうくらいですw)
これらを読んでいけば、戦後の復興や、そもそもなぜ日本は圧倒的に強いアメリカとの戦争に挑んだのか、日本人とはなんなのか、このような疑問について明確な答えを得ることができます。
目次
もう目次から過激な感じが出ていますが、詳しく触れるとネタバレ(かつ叩かれそうで怖い)のでそれぞれサクッとご紹介していきます。
何れにしても一言ではなかなか言い表せない内容の本ばかりなので、是非とも実際に読んでみてください!
【学校の教科書は嘘だらけ!?】本当の日本の歴史について学べるおすすめ本3選をご紹介!
1. 日本人のルーツがわかる〜「日本国記」by 百田 尚樹〜
まず1冊目にご紹介したいのが、百棚尚樹さんの「日本国紀」です。
こちらについては過去の記事でもご紹介しています。
百田尚樹さんといえば、探偵ナイトスクープのプロデューサーとしても有名ですよね。
作家としても素晴らしい本をたくさん書かれています。(僕は大ファンです)
「日本国紀」では、特に「日本がどのようにして生まれたのか」「天皇の存在」についての内容がとても面白いです。
「日本がどのようにして誕生したのか」については歴史の教科書にも詳しく書かれていません。
歴史の教科書では、いきなり縄文時代から始まって、現在までの流れをつらつらと書かれているに過ぎません。
しかし本書を読むと、日本という国がどのようにしてできたのかを詳しく知ることができます。
教科書では「倭の国」とか「日が出る国から日本」などが紹介されていますが、「そもそもなんで倭の国と呼ばれていたのか」、「なんで日本という名前になったのか」など、よくよく考えてみると疑問が浮かんできますよね。
こうした疑問に答えてくれるのが「日本国紀」です。
また日本の天皇に関する記述も大変面白いです。
突き詰めていくと、日本はまさに天皇の中心に発展してきたのであり、天皇に対してはとても神聖な扱いがなされていたことが見えてきます。
そもそも万世一系で2,000年以上続いているのって世界でみても日本が圧倒的に長いんです。
なぜ途中で途切れることなく今まで続いてきたのか、気になりますよね。
日本の歴史を見てみると、戦国時代や江戸時代といった天皇が主役としていない時代もあるのですが、その間も天皇の存在は継続されていたんです。
このあたりは日本のルーツを神話とともに見ていくと理由が見えてきます。
是非とも本書を手にとって、日本の本当の歴史について学んでみてください。
また本書は日本誕生から現在までを網羅しているので、これ1冊読むだけでかなりの知識を吸収できます。
まじでおすすめです。
ちなみに別の百田尚樹さんの本では「海賊と呼ばれた男」もオススメです。
出光興産の創業者がモデルとなっており、戦後復興に欠かせない石油の確保に命をかけた男の話です。
このような人がいてくれたおかげで今の日本があると、読んでいて熱いものがこみ上げてきます。
2. 第二次世界大戦は事前に日本必敗の予想があった?〜「昭和16年夏の敗戦」by 猪瀬 直樹〜
次にオススメしたいのが、岩瀬尚樹さんの「昭和16年夏の敗戦」です。
残り2冊については近代に焦点を当てているものになりますが、ここが現代の日本を理解する上で一番重要だと思うのでご紹介させてください。
「昭和16年夏の敗戦」は、第二次世界大戦がテーマになっています。
当時、どのような経緯で日本が第二次世界大戦に突入し、どのようにして敗北していったのか、を知ることができます。
中でも本書で焦点を当てているのが、当時優秀な若手エリートを集めて作られた「総力戦研究所」についてです。
「総力戦研究所」は、名前の通り、日本が総力戦になった際にどうなっていくのかを研究していた組織です。
そして驚くべきことに、この「総力戦研究所」では、第二次世界大戦開戦前に、「日本がアメリカと戦うとどうなるか」シミュレーションがなされました。
そしてその結論は、「全員一致で日本必敗」です。
しかも驚くべきことに、その内容は実際の戦況とほぼ一致していました。
その内容とは、「奇襲では成功して最初のうちは日本が優勢に戦争が進む。しかしながら時間が経過するにつれて、資源などの国力の差からアメリカが優位に立ち、最終的には日本は必敗である」というものでした。
これが戦争が始まる前にシミュレーションされていたんです。
そして結果としてはまさにこの通りのシナリオとなりました。
では、このようなシミュレーション結果があったのにも関わらず、なぜ開戦を止めることができなかったのでしょうか。
それは当時の軍部の暴走にあります。
このあたりの経緯(どのように戦争が始まって、どのように日本敗北に至ったのか)の詳細は本書を読むことで理解できます。
正直、本書を読むと多くの犠牲を出した第二次世界大戦は事前に止められたのではないかと感じます。
しかしながら、相手国も日本に戦争を仕掛けさせるために様々な対策をしていたのも事実です。
結果的に日本は戦争を始めざるを得ない状況に陥り、ついには真珠湾奇襲という形で戦争を始めました。
当時、戦争で日本のために命をかけて戦った人のことを思うと読んでいて非常に胸が痛くなります。
それでもこのような本当の歴史を知っておくことは非常に重要だと思います。
是非ともお手にとって読んでみてください。
ちょっと読んでいて辛くなるので仕事前には読まないほうがいいと思いますw
3. 戦後の日本はアメリカの都合に合わせて作られました〜「戦後史の正体」by 孫崎 享〜
最後にご紹介するのが、孫崎 享さんの「戦後史の正体」です。
先ほどの「昭和16年夏の敗戦」は第二次世界大戦がテーマでしたが、こちらの「戦後史の正体」は、第二次世界大戦後の日本がテーマになります。
総じて言うと、現在の日本はアメリカの都合に合わせて作られていることがよくわかる一冊です。
この本を読むと、歴史について知れるだけでなく、「なぜ日本の政権は長続きしないのか」「なぜ日本にはこんなに原発があるのか」このような疑問に対する背景も理解できるようになります。
基本的には「アメリカの都合や圧力に対してどのように対応していくのか」と言う観点で戦後の日本は動いています。
戦後の日本は、無条件降伏を受け入れ完敗し、その後はマッカーサー元帥率いるアメリカ軍に占領されます。
歴史の教科書をみると、この占領期間は「寛容な占領」と言われています。
しかし実際はかなり異なっていたようです。
まず当時のアメリカの根本的な目的は「日本を2度とアメリカに立ち向かえないようにする」です。
ゆえに、当時かなりの力をもっていた財閥は解体され、軍隊もなくなり、莫大な戦争賠償金の支払いも命じました。
日本を2度と復活させないために様々な対策を講じていました。
しかし状況が変わって日本の扱いが一変します。
それは冷戦です。
冷戦が始まると、アメリカは
- 今後、ソ連と戦争になる可能性がある。
- その際には日本が太平洋の防波堤として機能することが重要だ。
- そのためにはある程度の経済力をつけさせる必要がある。
と言うことで、対応を一変して、日本の経済発展を促すようになります。
ここから日本の戦後復興の始まりです。
ほとんどの人が日本の戦後復興は「日本人の圧倒的な復活力の賜物」と信じています。
もちろん当時の方々は血が滲むような努力をされて今日の日本を作り上げてくださいました。
しかしながら根底にあるのは、冷戦によって日本の扱い方が変化したことからアメリカが日本の扱い方を変えたことが戦後の日本復興の根本的なきっかけなんです。
結果としてソ連との戦争は起こりませんでしたが、何れにしても、冷戦がなければ日本がここまで経済発展することはなかったと言えます。
このように本書を読むと、日本の戦後史をこれまでとは全く違った角度から見直すことができます。
この本の著書である孫崎 享さんの並並ならぬ覚悟が感じられる1冊です。
是非とも実際に手にとって読んでいただきたい本です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは、本当の日本の歴史について学べるおすすめの本3選をご紹介しました。
学校の教科書は、政治的な配慮とかもなされているの一部の表現が変わってしまっています。
ゆえに本当の歴史というのは自ら学ばないとわかりません。
ここでご紹介した本は、実際に僕が読んだものの中から厳選しました。
これらを読むと、戦後の復興や、そもそもなぜ日本は圧倒的に強いアメリカとの戦争に挑んだのか、日本人とはなんなのか、このような疑問について理解できるようになります。
日本人としては正しい自国の歴史を知っておくことはとても重要なことであると思っています。
是非とも機会がありましたら、本書を手にとって歴史を学びなおしてみましょう!