オランダ人によって建設された?台南の「赤崁樓」を訪れました! では、2018年11月28日〜2018年12月7日にかけて訪れた台湾旅行の中から、台南で訪れました「赤崁樓」をご紹介します。
「赤崁樓」は台南でもとても人気のある観光地の一つで、台南を訪れた際には必ず行くべき場所の一つです。
建物の歴史も古く、「赤崁樓」が建てられたのは、1600年代です。
歴史的にも重要な役割を果たしてきた場所ですので、歴史を学ぶ上でも訪れるべき場所であると思います。
ここでは「赤崁樓」の歴史についても簡単に触れた上で、実際に訪れた際の様子をご紹介していきます。
目次
オランダ人によって建設された?台南の「赤崁樓」を訪れました!
1. 「赤崁樓」について〜オランダ人によって建てられた〜
まずは「赤崁樓」について簡潔にご紹介します。(詳細についてはWikipedia先生に譲ります)
「赤崁樓」の歴史は長く、建てられたのは1653年です。
私も調べるまでは知らなかったのですが、オランダ人によって建てれらたそうです。
ゆえに建物の外観は、一見すると中国文化を象徴するような造りですが、ところどころに西洋の雰囲気を感じます。
当時は普羅民庶城(プロヴィンティア城)と呼ばれていたそうです。
建設当時の台湾はオランダに統治されていました。
その当時のオランダによる台湾統治はなかなか厳しい統治方式だったみたいで、漢人の不満が爆発してオランダ人と衝突しました。
オランダ人はこれを鎮圧後、再発防止のために「赤崁樓」を建て、有事の際の防衛拠点としたそうです。
これが「赤崁樓」の始まりですね。
オランダ統治時代が終わると、「赤崁樓」は火薬などの武器を貯蔵するために使われました。
その後は時間の経過とともに、人為的な破壊、風雨による侵食、地震による被害によって徐々に破壊されていきました。
19世紀後半になってようやく再建され、日本統治時代になると、病院や医学生の宿舎として利用されていたそうです。
現在は国定古跡に指定され、台南でも有名な観光スポットになっています。
「赤崁樓」の歴史に関する詳細な説明についてはWikipedia先生をご参考ください。
2. アクセス
次にアクセスです。
「赤崁樓」は台南駅の西側にあります。
台南駅からは徒歩15分くらいです。
散策にはちょうどいい距離感です。
徒歩が辛い場合にはバスがおすすめです。
料金が安いのでタクシーでもよろしいかと思います。
私はばっちり歩いていきました!
3. 庭園が美しいです。
それではここから実際に訪れた様子をご紹介していきます。
こちらが「赤崁樓」入り口です。
もちろん見学は無料でありません。
入場料は大人一人50台湾ドルです。
日本円にしてだいたい180円くらいです。
激安です。
チケットを購入して早速中へ入ります。
入ってみてまず気がつくのは庭園の美しさですね。
きれいに整備された芝生があります。
奥に進むと池もあります。
そこにはコイがとんでもない数いましたね(笑)
そしてこのお隣には餌が売られていました。
これは買うしかありませんよね。
餌は1パックで10台湾ドルです。もうほぼタダみたいなもんですw
早速餌を購入して池にばらまいてみるととんでもない勢いでコイたちが押し寄せてきました。
写真だと伝わりにくくなってしまうのですが、実際にはすごい勢いでコイが餌を奪いにくるので水がめちゃくちゃ跳ねてました。
コイたちにとってここは餌をかけた真剣勝負ですからね。
全力で向かってきます!
さて、コイの餌やりで貴族気分を堪能した後はいよいよ建物見学です。
4. 西洋と東洋が融合した建築物です。
「赤崁樓」の特徴は何と言っても、台南にありながらオランダ人によって建設されたということです。
したがいまして、基本的には中国式の建築物でもところどころに西洋の雰囲気が混ざっています。
オランダを連想させるオレンジが多い印象ですね。
当時にタイムスリップしたような雰囲気があります。
面白いのはれんが造りの西洋感ある外壁なんですが、よくみると隙間があるんですね。
台湾は沖縄と同様にかなり強い台風が直撃しますからね。
これはその強風を逃がすための工夫なのでしょうかね。
中に入ってみるとお祈りする場所?的な空間がありました。
壁の色が水色というチョイスも少し中国風の建築とは違うところですかね。
さらに外からの景色は抜群にいいですね〜
この南国感素晴らしいですよね。
当時の方達も似たような景色を見ていたんでしょうね。
ベランダの空間も非常に美しんですね。
見上げてみると細部まで細かく装飾されていることがわかります。
中からベランダをみるとこの建物も名前である「赤崁樓」の文字がありました。
名前の通り赤色(実際に見ると写真よりもオレンジ色に近い)を中心にまとまっています。
内部を一周してまた外をぶらぶらしていると、建物の地下空間がありました。
こんな感じに自由に中を見ることができるようになっています。
正直なところこの写真で見える範囲のところまでしか行けず、その先は真っ暗な空間が広がっているだけでした。
建てられた当時はここに武器や火薬などを貯蔵していたようです。
地下空間は空気がひんやりするのでなんとなく不気味な雰囲気を醸し出しますね。
以上「赤崁樓」の探検は終了です。
5. ユニークなお土産もありました。
「赤崁樓」の探検が終了したところでお土産屋さんに行ってみました。
お庭が広がっていた場所のお隣にこのような歴史を感じる建物があるんですね。
建物の右側はトイレですが、真ん中らへんはお土産屋さんになっています。
中に入るとしっかりときれいにリノベーションされていました。
エアコンがよく効いていて助かりました。(この日は12月にも関わらず30度を超えていました。)
お土産をふらふらとみていると面白いものを見つけたのでご紹介します。
孔子せんべい35台湾ドルです(笑)
なかなかシュールなパッケージセンスですよね。
孔子はとても偉大な方ですが、このような扱い方をしていいんですかね。
ともあれ面白そうなので買いですw
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは、2018年11月28日〜2018年12月7日にかけて訪れた台湾旅行の中から、台南で訪れました「赤崁樓」をご紹介しました。
「赤崁樓」は台南でもとても人気のある観光地の一つで、台南を訪れた際には必ず行くべき場所の一つです。
建物の歴史も古く、「赤崁樓」が建てられたのは、1600年代です。
歴史的にも重要な役割を果たしてきた場所ですので、歴史を学ぶ上でも訪れるべき場所であると思います。
日本統治時代には病院や医学部生の宿舎としても利用され、我々日本人とも関係のある場所です。
台南を訪れた際にはぜひぜひ訪れてみてください。