株式投資

【高PER=割高は間違い?】PERについて徹底解説します!【僕は使っていませんw】

2019年10月11日

こんにちは。TATです。

今回のテーマはPERです。

PERは多くの投資家に利用されている代表的な指標で、基本的には「PERは株価の割安/割高度を示す指標である」と認識している方が多いかと思います。

もちろん、この考え方は正しいですが、常に正しいとは言えません。

「PERが高い=割高だから投資するべきでない」との考えに固執していると、絶好を投資チャンスを逃すことがあることも事実です。

実際に、PERが高いにも関わらず、株価が上昇し続ける(あるいは急騰する)銘柄はいくつもあります。

ここでは、PERについてその定義から特徴までを徹底的に解説していきます。

PERに限った話ではありませんが、投資手法が変われば同じ指標でも使い方は全く異なります。

PERの場合だと、バリュー投資の方にとっては「PERが高い銘柄に投資するのは良くない」との判断は正しいですが、グロース株投資ではPERの高さをそこまで気にする必要はありません。

大切なことは、自分の投資戦略をしっかりと理解することと、それに応じた適切な指標を適切に活用することです。

ちなみにここで紹介しているPERに対する考え方は、こちらの本を参考にしています。

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僕がグロース株投資をはじめたきっかけになった本であり、バイブルとして愛読している本です。

【高PER=割高は間違い?】PERについて徹底解説します!【僕は使いませんw】

PER(株価収益率)とは?

まずは「そもそもPERってなんだっけ?」というところについて改めて説明していきますね。

PERとは、Price Earnings Ratioの頭文字をとった言葉で、日本語では株価収益率と呼ばれます。

定義式は次の通りです。

PER = 時価総額 ÷ 純利益

時価総額は、株価 × 発行済株式数ですから、PERは株価と一株あたりの利益、つまりEPSを使って算出することもできます。

PER = 時価総額 ÷ 純利益 = 株価 ÷ 一株あたり利益(EPS)

 

この関係式から、「PERは純利益に対する時価総額の割合、あるいは一株あたり利益に対する株価の割合」を表します。

つまり、PERが20倍の場合は、時価総額が純利益の20倍、あるいは株価が一株あたり利益の20倍ということになります。

例えば、時価総額1,000億円の企業が2つ(企業Aと企業B)あったとします。

極端な例ですが、企業Aは純利益が100億円、企業Bの純利益が10億円だとします。

同じ時価総額でも、純利益を比較すると10倍の差です。

この場合、企業AのPERは10倍、企業BのPERは100倍になります。

この2つを比較すると、企業Bの方は純利益の割にやたら時価総額が高い印象を受けるのではないでしょうか。

このような関係性から、PERが高いと「利益の割に時価総額が高すぎる、一株あたり利益の割に株価が高すぎる」といった判断ができるようになります。

また、PERはRatio(比率)なので、時価総額の異なる企業でも横並びで比較できるようになるので便利です。

そして株式投資に関する多くの書籍は、このPERを非常に重要視しているように思います。

「PERが高い株は割高なので、なるべくPERが低い銘柄を選びましょう」との文言をよく目にするのはこのためです。

 

PERは絶対値ではなく、相対値である

PERが高いと判断される基準はあるのか?

ただ、ここで一つ疑問が生まれます。

それは、「PERで企業を割高あるいは割安と判断する基準はいくつになるのか」ということです。

仮にPERが20だとしたら、これは割高なのでしょうか。それとも割安なのでしょうか。

これに対する答えはいくつか考えられます。

  • ヒストリカデータから判断する
  • 同業企業間で比較する

 

ヒストリカデータから判断する

1つ目の考え方は「ヒストリカルデータから判断する」方法です。

例えば、日経平均株価のPERを見てみると、この記事を書いた2019年10月10日時点ですと、約12倍です。

過去データを見ると、ざっくりと10〜20倍間を推移しています。

これを基準に考えれば、「12倍と聞くと少し低いのかな」と考えることができますね。

そして20倍に近づいたら少し高すぎるかなといった印象です。

ちなみにこの記事をリライトした2020年8月15日時点では約20倍です。

株価がそこまで変わっていないのに、8ポイントほどPERが上昇しています。

これは分母である純利益が爆下がりしたためです。

過去データから判断すると、今のPERは高水準に位置しています。

このように過去のデータをもとに判断すると、PERを有効に利用することができます。

ここでは日経平均株価を例に出しましたが、個別銘柄のPERを見る際にはその企業の過去データから判断すればOKです!

 

同業企業間で比較する

もう一つの考え方は「同業企業間で比較する」という方法です。

同業企業のPERを算出して、例えば4つの企業(A, B, C, D)があって、AのPERが17倍、Bが19倍、Cが16倍、Dが11倍だとしたら、Dがとても割安に感じますよね。

もちろん同業企業同士でもビジネスモデルや収益構造に差はあるので、一概には割安とは言い切れませんが、判断材料の一つとして利用することはできます。

さらに同業企業のPERの平均値を出して、それと比較するというやり方も有効です。

いずれの方法にしても、「PERが〇〇を超えたら絶対に割安だ」といったような絶対的な判断基準はありません。

PERは相対値である

ここまで読んでくださったら薄々お気づきかもしれませんが、PERは絶対値として利用できるものではありません。

過去のデータや同業企業間などで比較して利用する相対値として利用するべきものです。

ゆえに、ある企業のPERが22だとしても、「もうPERが20超えたら割高っすね〜」みたいな絶対的な判断はできません。

過去データや同業企業などと比較して判断することが重要です。

過去データが常に10〜20間で推移していれば、この20は割高と判断できます。

一方で、同業企業のPERの平均が25とかであれば、この20は割安と判断できる可能性もあるのです。

つまり、別の値と比較して初めて判断できる相対値であると理解しておくことはとても大切です。

 

低PER銘柄にはリスクもあります

そしてここで重要なお話があります。

それは「低PER銘柄にはリスクもある」ということです。

過去データや同業企業間で比較して、ある銘柄が割安と判断した場合、さらにもう一段階踏み込んで考えるべきです。

何を考えるべきかというと、「なぜこの企業のPERが低いのか」ということです。

当然といえば当然なのですが、「とにかくPERの低い銘柄にどんどん投資することがバリュー株投資」と思われている方も少なからずいらっしゃるので、ここで少し触れておきたいと思います。

PERが低い銘柄を見つけた場合は、その要因を考えるべきです。

ざっくりと次の3通りが考えられます。

  • そもそも会社がやばい
  • 業績が良いのにまだ注目されていない
  • 売られすぎている

要は、PERが低い理由がポジティブな場合とネガティブな場合です。

当然、ネガティブな理由の場合には投資すべきではありません。

そもそもPERが低くなっている場合には、業績自体がかなりやばいことが多いです。

こういった場合には決して投資してはいけません。

さらに株価が下がる可能性の方が高いです。

我々が投資すべき銘柄は、「業績が明らかにいいのにどう見てもPERが同業企業に比べて低すぎる」とか、「業績はそこそこいいのに、最近売られすぎてPERが異常に低くなった」などといった理由でPERが低くなっている銘柄です。

バリュー株投資をされている方はお気をつけください!

 

高PERでも爆上がりする銘柄はたくさんある!

さらに「高PERでも爆上がりする銘柄はたくさんある」ということについても触れておきます。

特に業績はすごい勢いで伸びているイケイケの会社はこのパターンが多いです。

ちなみにこれまでテンバガー(10倍株)を達成した銘柄はPERがとてつもなく高い場合が多いです。

PERが100倍を超えることも珍しくありません。

したがって、PERに固執しているとこれらの銘柄に投資するチャンスを失ってしまうことも事実です。

実際、僕がこれまでに投資してきた銘柄のほとんどはPERが50倍を超えています。

PERの使い方は投資戦略によって全く異なります。

前述の通り、バリュー株投資をする場合にはPERを見ることがとても重要です。

しかし、僕みたいにグロース株投資をする場合には、PERを意識しすぎるとほとんどの銘柄に投資できなくなります。

多くの方が「PERは株価の割高・割安を判断する指標」と認識にしていると思いますが、実はPERにはもう一つの顔があります。

 

PERは投資家からの期待値の表す指標でもある!

それは、「PERは投資家からの期待値の表す指標でもある」ということです。

PERが高いと、一見利益に対して時価総額が大きすぎるように見えるかもしれません。

しかし、これは裏を返せば投資家がそれだけ期待しているということでもあります。

つまり、見方を変えればPERが高い銘柄は、それだけ投資家の期待値が高いことを意味します。

この考え方は、僕がバイブルとして崇め奉っている「オニールの成長株発掘法 」という本から学びました。

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僕がグロース株投資へ切り替えたきっかけになった本です。

「業績が急成長しているイケイケ銘柄に投資して売買益を狙うようなグロース株投資では、むしろPERの高い銘柄に投資するべきである」ということをこの本の著者のオニールさんはおっしゃっています。

僕はもともとバリュー株投資をしていたので、この本を読んだ時には衝撃でした。

ただ、この本をきっかけにグロース株投資に切り替えてからは継続的に勝てるようになりました。

 

僕はPERは使っていません!

ここまで読んでくださってくれた方はもうお分かりかと思いますが、僕はPERを使っていません

もともと使っていましたが、グロース株投資に切り替えてからはPERを重視していません。

一応投資する前にちらっと見ますが、高すぎるからといって投資をやめることはありません。

むしろPERが低すぎたら心配になりますw

 

投資戦略によって使うべき指標は異なる

念のために改めてお伝えしておくと、PERを重要視している人はとても多いです。

PERを崇拝しているのは、バリュー株投資をしている人が中心です。

僕みたいなグロース株投資をしている人にとってはPERは重視すべき指標ではありません。(している人もいるかもですが・・・)

ここで一番お伝えしておきたいことは、「万能な指標など存在しない」ということです。

PERも使い方によっては、割安な銘柄をあぶり出す最強の武器になりますが、グロース株投資でPERを重視していると貴重な投資機会を失うことになります。

重要なことは、投資戦略に応じて適切な武器を選ぶことです。

使い方を間違えると、その力を発揮することができなくなり、場合によっては自滅することさえあります。

万全な武器など存在せず、状況に応じて適切に選択することが大切です。

なので、この記事を読んだからといって、ただちにPERを捨てるなんてことは考えないでください。

自分の投資戦略をきちんと理解した上で適切に選択することが一番のポイントになります!

 

まとめ

まとめです。

今回はPERについて解説してきました。

一般的には株価の割高・割安を判断するための指標として認知されている方は多いと思いますが、PERには「投資家の期待値を示す指標である」というもう一つの側面についても解説しました。

また、PERは絶対値としてではなく、相対値として活用しなければ事故ります。

過去データや同業企業間で比較しながら相対値として利用することが大切です。

また、PERに限らず万能な指標など存在しないので、自分の投資戦略に合わせて適切な武器を揃えることがとても重要です。

PERなどの指標は、正しく使うことができれば強力な武器になりますが、使い方を誤れば大事故につながります。

特に低PER銘柄に投資するようなバリュー投資をしている方は、その企業のPERが低い理由については必ず検討するようにしましょう。

そもそも業績そのものがボロボロであるのであれば、決して投資すべきではありません。

武器を正しく使いこなして、ガンガン儲けていきましょう!

ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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