データ分析

最近話題になったジャニーズグループの歌詞を歌詞化してみました!

2019年10月3日

最近話題になったジャニーズグループの歌詞を歌詞化してみました! では、最近話題になっているいくつかのジャニーズグループの歌詞を分析してみましたのでご紹介します。

過去の記事において、2020年12月31日で活動休止を発表した、嵐の歌詞を分析してみました。

2020年12月31で活動休止を発表した「嵐」の歌詞を可視化してみた!

こちらの記事でご紹介した方法と同様のやり方で、今回は昨今話題になったジャニーズグループ3つの歌詞を分析してみました。

分析したのはこちらの3グループです。

  • SMAP
  • 関ジャニ∞
  • TOKIO

どれも世間を賑わせましたね。

SMAPは2016年12月31日に解散(もはや昨今の話題ではありませんがw)し、関ジャニ∞やTOKIOはメンバーの脱退が話題となりました。

TOKIOはリーダーの城島さんががついに結婚されましたね。

そんな話題の渦中にある3グループについて歌詞を分析してみました。

ついでに過去の記事でご紹介した嵐の分析結果とも比較します。

結論から申します。全て似た結果になりましたw

これは、グループごとというよりも、ジャニーズ全体として伝えたいメッセージは常に同じであることを示しているように感じました。

それでは順番に見ていきましょう。

なお、分析手法については過去の記事でもご紹介済みですので簡略化します。

 

最近話題になったジャニーズグループの歌詞を歌詞化してみました!

1. 歌詞分析の流れ

まずは今回行った歌詞分析の流れについて簡潔にご紹介します。

詳細については過去の記事をご参照ください。

2020年12月31で活動休止を発表した「嵐」の歌詞を可視化してみた!

分析には、単語の出現頻度を文字の大きさで示すことができるワードクラウドを利用して歌詞化します。

分析手順は以下の通りです。

  1. 歌詞の収集
  2. 得られた歌詞データの前処理
  3. 各単語単位を品詞に分類
  4. 必要な品詞に該当する単語を収集
  5. 収集したデータを可視化

まず「1. 歌詞の収集」で歌詞のデータを収集します。

「2.得られた歌詞データの前処理」では、収集した歌詞データから不要な単語を取り除く作業を行います。

例えば「、」や「。」などの句読点や、「!」や「&」などの特殊記号がこれに該当します。

これらの不要な文字をあらかじめ取り除くことで、可視化したデータがきれいになります。

「3. 各単語単位を品詞に分類」では、歌詞データをMeCabをいうPython用のパッケージを利用して品詞ごとに分類します。

ここでは、重要度の高い"形容詞",  "動詞", "名詞",  "副詞"のみを抽出し、あまり意味をなさない"接続詞"や"助詞"などの品詞は除外しました。

この作業が「4. 必要な品詞に該当する単語を収集」に該当します。

最後に「5. 収集したデータを可視化」で収集したデータからワードクラウドを作成して可視化します。

ざっくりですが、このような流れで各グループの歌詞を歌詞化していきました。

それでは順番に分析結果を見ていきましょう!

2. SMAPの分析結果

まずはSMAPの分析結果です。

最近話題になったジャニーズグループの歌詞を歌詞化してみました!

いかがでしょうか。

こちらの結果を見て様々な曲を連想できるのではないでしょうか。

特に「僕ら」、「明日」、「未来」、「どこ」という言葉が一番大きく表示されているのが面白いところです。

現在のSMAPの状況を見ると、解散後は木村拓哉さんと中居正広さんはジャニーズに残って現在も活躍されていますが、ジャニーズを脱退したメンバーはアイドル活動のみに限らず様々な活動をしていますね。

右上と右下にある「気持ち」、「ひとつ」、「笑顔」、「いつか」という言葉も面白いですね。

まるで解散後のSMAPに襲いかかる現実に対してのメッセージのようです。

嵐の歌詞を分析した際も同様でしたが、グループの今や未来を示唆するような言葉が出現することがワードクラウドの面白いところです。

不思議ですよね。

3. 関ジャニ∞の分析結果

次に関ジャニ∞について見ていきましょう。

こちらが関ジャニ∞の歌詞の分析結果です。

最近話題になったジャニーズグループの歌詞を歌詞化してみました!

こちらの結果を見ていると、SMAPの分析結果と似た言葉が目立ちますね。

「明日」、「僕ら」、「未来」、「いる」など嵐の分析結果にも出てきました。

この結果が示す通り、メンバー脱退後もどんどん活躍していってほしいですね。

関ジャニ∞の歌詞が他と少し異なるのは、ラブソングに出てきそうな歌詞が少ないことです。

振り返ってみると関ジャニ∞はSMAPに比べるとラブソング系は少ないんですかね。

4. TOKIOの分析結果

最後にTOKIOを見ていきましょう。

こちらがTOKIOの歌詞の分析結果です。

また似たような単語がたくさん出てきていますね。

「明日」、「僕ら」、「未来」、「いる」といったような言葉はどの歌詞を分析しても大きく表示されました。

TOKIOの歌詞については、SMAPや関ジャニ∞と比べると、「ファイト」や「カモン」など相手を励ましたり鼓舞したりする際に使用する言葉が目立ちます。

TOKIOは応援歌のような曲もいくつか出していますから、この点については納得ですね。

個人的にはTOKIOはジャニーズの中でも好きだったので、今後5人揃ったTOKIOをまた見たいです。

5. (おさらい)嵐の分析結果

最後に過去の記事でご紹介した嵐の分析結果を比較がてら見てみましょう。

最近話題になったジャニーズグループの歌詞を歌詞化してみました!

やはりこちらにも「明日」、「僕ら」、「未来」、「いる」といったような言葉が出てきます。

嵐はジャニーズの中でもラブソングが多いと思うので、相手を思いやる言葉が目立つのも特徴ですね。

6. 結果を見比べるとジャニーズとして伝えたいメッセージが見えてくる

このようにジャニーズの各グループの歌詞を分析して歌詞化してみると、全てのグループで似たような言葉が目立つことがわかりました。

このことから、各グループで異なるメッセージを届けるというよりも、ジャニーズ全体としてファンやお客さんに伝えたいメッセージは一貫しているように感じました。

つまりジャニーズは、すべてのファンやお客さんに対して「未来に対して前向きになれる」ように元気を与えることをモットーとしているのではないかと思います。

そしてすべての分析結果を見てみるとネガティブな言葉は全然見られないんですね。

このことからも、ジャニーズはラブソングや応援歌など聴く人を前向きにしてくれるような曲を出し続けていることがわかります。

そもそもジャニー喜多川さんが作ったジャニーズ事務所は「ジャニーズ・エンターテインメント」ですから、ファンやお客さんを楽しませることを目的に作られています。

そう考えると、ジャニーズの曲全てにおいて、相手を励ましたり、元気付けたりするような言葉が目立つことも納得です。

今回、各グループの歌詞を分析することで、あらためてジャニー喜多川さんがジャニーズを通じて伝えたかったことがわかったような気がしました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは最近話題になっているいくつかのジャニーズグループの歌詞を分析してみました。

過去の記事においてご紹介した嵐の歌詞を分析した結果を含めて、それぞれの分析結果はどれも似たような言葉が出てきました。

このことから、各グループで異なるメッセージを届けるというよりも、ジャニーズ全体としてファンやお客さんに伝えたいメッセージは一貫しているように感じました。

ワードクラウドを利用すると、文章の特徴を歌詞化して分析することができるのでオススメです。

今後も話題となるアーティストなどが出てきましたら、また歌詞化してみようと思います。

次はジャニーズ以外の方々がいいですね!

ここでご紹介したデータ分析には、Pythonというプログラミング言語を利用しています。

Pythonは習得しやすく、かつ汎用性があるのでとてもオススメです。

僕自身も独学で習得し、こちらの記事に学習法をまとめました。

【いますぐ始められます】データ分析をするならPythonが最適です。【学習方法もご紹介します!】

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