キャリア

【キャリアプランはない?】好奇心だけ追いかけて転職を繰り返したら案外うまくいったお話。

2023年2月25日

こんにちは。TATです。

今日のテーマは僕のキャリアプランについてです。

 

最近、TwitterのDMやブログの問い合わせを通して、僕のキャリアに関する質問をいただくようになってきました。(なんでw?)

色々といただく質問の中でも、この記事では次の質問に対して答えていこうと思います。

 

悩んでいる人

TATさんのキャリアプランについて教えてください。

 

おそらく僕が色々と業界を変えながら転職をしたり、社会人になってからPythonを独学して習得して転職に成功したり、ちょっと人とは違ったキャリアを歩んでいるからこういった質問を受けるのかなと勝手に想像しています。

この質問に対する答えはタイトルの通りで、好奇心を追いかけていただけですw。

後付けの理由ならいくらでもそれっぽく加えることができますが、実際にはそんなにしっかりとしたキャリアプランはありません。(期待されていたらすみませんw)

 

好奇心だけを追いかけていたらこうなってしまったよ。。。笑

TAT

 

プランというよりかは、その時に面白いと思っていたこと、学びたいと思っていたことが最も実現できそうな会社に移動しただけといった方が正しいです。

行く先々で、たまたま業界が全部違っていただけです。

 

本記事ではこれまでの僕のキャリアについてまとめつつ、特に最も重視している好奇心と紐付けて転職前後の状況・心境についてご紹介していきます。

キャリアアップやキャリアチェンジについて悩んでいる方は多いと思います。僕もいまだに悩んでいますw

僕の考え方が誰にでも当てはまるとは思えないので(ほぼいないんじゃないかw)、ただの一例だと思って軽い気持ちで読んでいただければ嬉しいです。

 

僕のキャリアをざっくりご紹介します

まずは僕のこれまでのキャリアについてざっくりとご紹介しておきます。

本記事を書いている2023年2月現在の僕のキャリアは次のとおりです。

 

TATのキャリア(2023年2月現在)

  • 2016年に大学院を卒業(専攻は電気工学)
    • 燃料電池の研究をしてました
  • 卒業後は外資系のIT企業に就職
    • 職種はインフラエンジニア(勝手に配属されて決まったため本望ではなかった)
    • サーバーの構築とかしてました
    • 独学でPythonの勉強を開始
  • 1年半後、外資系の金融情報会社に転職
    • 職種はデータアナリスト
    • 主に日本株のデータを管理・分析、クライアントからの怒りの問い合わせなどに対応などしてました
    • Pythonを使ったプロセスオートメーションなどに従事
  • 2年後、外資系不動産テックのベンチャー企業に転職
    • 職種はソフトウェアエンジニア
    • ホテルの価格情報を自動で決めるAIを開発することがメインでした
    • Pythonを使ってスクレイピングAI開発、さらにマーケティングや売上データの分析などに従事
  • 1年後、外資系アドテク会社に転職 ← 今ここです
    • 職種はデータアナリスト
    • デジタル広告のデータを分析、顧客への改善案の提案、今後の戦略の提案などをしてます
    • Pythonを使ってデータ分析や可視化、ダッシュボード開発などに従事

 

すごくざっくりですが、上記の通りです。

2016年4月から2023年2月現在にかけて、3回転職しています。

 

それぞれの転職の前後の動き

それではそれぞれの転職の前後の動きや僕の心境についてご紹介していきます。

 

外資系金融情報会社への転職

最初の転職は外資系IT企業から外資系金融情報会社へでした。

 

大学院を卒業してインフラエンジニアとして外資系IT企業に新卒として入社しました。

ここでいろいろな出会いがあり、最終的には最初の転職を決意することになります。

 

株式投資にも興味を持って勉強開始

社会人になってから資産形成とか投資について興味を持つようになり、株式投資について勉強し始めました。

本を買って勉強したり、個人投資家のブログを読み漁ったりして知識をつけていきました。

 

人生初めてのボーナスを使ってすかいらーくマクドナルドの株を買いました。株主優待目当てです。

次のボーナスではJALとかを買いました。

この時は株主優待目当てとかバリュー株投資を中心に取引をしていました。

 

興味本位でPythonの独学を開始

入社してから半年後くらいに、Pythonの独学を開始しました。

きっかけはです。

 

株の勉強をしているうちに、情報収集を自分でしたりする作業がしんどくなってきて、これを自動化できる方法はないかと考え始めました。

結果として、スクレイピングやデータ分析に強いPythonを選びました。

 

当時はお金もなかったのでプログラミングスクールに行くことは選択肢にすら入らず、独学することにしました。

僕がPython習得にプログラミングスクールを利用しないで独学を選択した理由
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Pythonと株にハマりすぎて転職を決意w

結果として、Pythonにどハマりしましたw

同時に株にもどんどんのめり込んでいき、これらについて学べる仕事がしたいと思うようになりました。

 

当時の職場では実現できそうになかったので転職することを決意し、結果として外資系の金融情報会社から内定をいただきました。

決め手は、株について学べること、さらにPythonによる業務効率化などのニーズがあったことです。

 

Pythonについては加点要素で必須項目ではありませんでした。

タイトルにもあるように、まさに好奇心にしたがって、それが最も満たせる職場を見つけることができたので転職することにしました。

 

このあたりの流れについてはこちらの記事で詳しくまとめています。

【実体験】ゼロからのPython独学を決意してから転職を掴み取るまでのお話。
【実体験】ゼロからのPython独学を決意してから転職を掴み取るまでのお話。

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ちなみに転職後は苦労しましたw

独学後にノリで転職すると大変です。

【経験談】社会人になってPythonを独学して転職したら地獄だった話
【経験談】社会人になってPythonを独学して転職したら地獄だった話

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外資系不動産テックのベンチャー企業への転職

2回目の転職は外資系不動産テックのベンチャー企業への転職です。

初めてのベンチャー企業です。

 

Pythonの知識を深めたかった

最初の転職先の外資系金融情報会社では、株に関する知識はもちろん、Pythonを使った業務を色々と経験することができました。

これがめちゃくちゃ楽しくて、もっともっとPythonのスキルを上げていきたいと思うようになりました。

 

当時の職場ではPythonを使う業務といえばプロセスオートメーションくらいで、その他の分析業務やデータの可視化、スクレイピングやAI開発などをする機会はほとんどありませんでした。(別のチームにはあったけど移動が難しかった)

最初のうちはプロセスオートメーションもめちゃくちゃ楽しいのですが、慣れてくるとどれも似たり寄ったりものになりつつありました。

 

それならもっといろいろできる職場を探そうぜ」ということで再び転職活動開始です。

結果として外資系不動産テックのベンチャー企業への内定をいただきました。

それまでの経験で、大企業だとどうしても仕事が細分化されていて業務範囲が狭くなってしまいがちだったので、いろいろなチャンスが転がっていそうなベンチャー企業を選びました。

 

(おまけ1)面接で意気投合してその場で内定が出たw

ちなみにおまけですが、この転職活動はかなり面白くて、本来は面接を数日に分けて数回行って内定が出るプロセスの予定でしたが、初日の面接で担当者(後の上司)と意気投合しまして、その後待ち時間なくすぐにエンジニアの人たち(後のチームメート)と急遽面接、これも速攻でOKが出て、その場で内定をもらいましたw

面接開始して1時間ちょっとくらいで内定が出ましたw

帰る時には、後の上司となる方がチームに対して「彼も入るからよろしくね」とその場で自己紹介までさせられましたw

帰宅して「なんか速攻で内定でたわ」と当時の彼女(今の妻です)に話したら爆笑されたのを覚えていますw

 

(おまけ2)転職先を決めずに2社目を退職した

もう1つおまけです。

 

2回目の転職においては、転職先が決まる前にまず会社を辞めました。

はい、2ヶ月くらいニートになりましたw

この理由は、当時コツコツと開発をしていた「投資でニート生活」の開発にフルコミットしていたかったからですw

 

かなりふざけた理由に聞こえるかもしれませんが、僕としては大真面目で、仕事しながらじゃなかなか完成まで持っていけないと思って1回ニートになって1ヶ月半くらいフルコミットして完成させました。

当時はまだ結婚もしてなかったので結構リスクも取れましたからね。

とりあえずこのニート期間に世の中にサイトのローンチまでやりきりました。

 

不安もありましたが結構いい経験ができました。

 

ここの職場が本当に楽しかった

そしてここでの仕事はとっても楽しかったです。

スクレイピングやAI開発、あとはマーケティングの分析業など、いろいろなことをさせてもらいました。

 

なかなかに忙しい職場でしたが、学びが多くて、優秀な同僚たちに囲まれて、本当に毎日自分が成長しているのが肌で感じられるくらい充実した日々でした。

ただ、僕の知識が周りに比べてかなり浅かったので、日々の勉強量は過去最高レベルに到達しましたw

 

帰宅後も週末もずっと何かしらの勉強をしてた気がしますw

そんなことは全く苦にならないくらい楽しさが勝っていました。

 

外資系アドテク会社への転職

最後が外資系アドテク会社への転職です。

こちらが、この記事を書いている2023年2月現在で今も働いている会社です。

 

コロナショックで転職を迫られた。。。

不動産テック会社での仕事はとても充実していてすこぶる楽しかったのですが、コロナショックの到来で状況が一変します。

特にロックダウンによる不動産業界への影響はとんでもなくて、勤め先でもレイオフ的な早期退職を促すプログラムがいろいろなところで動いて一気に多くの人が消えていきました。

この過程で僕の上司や同僚も辞めることになり、僕も転職をするしかないと思い転職活動を始めました。

 

本当はもっとこの会社、このチームで働いていたかったのですが、もうこればかりはどうしようもないですね。

ちなみにこの時の上司や同僚は今でも時々あって近況報告をしたりしています。本当にいい出会いです。

 

データ分析に加えて少し顧客と話すような仕事がしてみたかった

転職活動をするにあたって、当時の僕の心境としては、ゴリゴリのエンジニアというよりかはもう少し顧客と話すような仕事がしてみたいと思うようになっていました。

 

部屋に引きこもってチームで開発してるのもめちゃくちゃ楽しいのですが、当時はマーケティングデータや売上データを分析する業務がちょくちょく発生して(マーケティングチームにデータ分析できる人がいなかったのでなぜか僕がやってたw)、この結果を顧客に説明して売上向上の戦略を考えたりしているのが結構楽しかったんですね。

データ分析も楽しいけど、ここからアクションに落とし込んで、さらに顧客とコラボして実際に動いて売上が上がっていく成功体験が楽しかったんです。

 

ということで、次の仕事ではもう少し顧客と向き合うのもいいかなと思いながら仕事を探していました。

そんな中、縁あって内定をいただいたのが現職の外資系アドテク会社です。

 

それで今に至ります。

 

次はどんなところに行こうか・・・

現職に転職してから2年ちょっとが経ちました。

最近、また心境が変わりつつあります。

 

やっぱり開発が楽しい

今の仕事で感じるのは、やっぱり開発の仕事が楽しいということです。

顧客と話すのは楽しいこともあるのですが、僕にはどちらかといえばストレスになることが多くて、たまになら全然いいんですが毎日のように話すのは結構しんどいんですね。。。

性格的な問題(内向的&陰キャなんでw)もありそうな感じがします。

 

一方で、現職ではエンジニアのバックグラウンドを活かして、新しいデータの可視化方法やデータを簡単に可視化できるダッシュボードを開発したりして、日本オフィスはもちろん世界中のメンバーに紹介して、いろいろな人が使ってくれるようになったりもしています。

さらにデジタル広告の配信状況を自動で監視して、必要に応じてアラート通知をしてくれるボットを開発したりもしました。

それらの功績のおかげか、入社2年後には昇進もできて、わりと順調に働けている感じはします。

 

もっと裁量権のある仕事がしたい

ただ、現職について色々と思うところもあります。

現職の会社はアドテクのプラットフォームを提供している会社です。

顧客は弊社のプラットフォームを使ってデジタル広告の配信を行います。

 

基本は顧客が勝手に弊社のプラットフォームを使ってるだけなので、僕らができることはサポートだけです。

そして同僚含めてデータに強い人が広告業界では絶望的に少ない。本当にびっくりするくらい少ないw

いくらこちらからデータに基づいて「次からはこうした方がいいですよ」といったところでその声が届くことはあまりなくて、直感とかこれまでのやり方から変えたくないとか、そういう理由で結局何も変わらないみたいなパターンが結構あります。

僕の説得力が足りなかったこともあると思いますが、それではやっぱり「もったいないなー」と感じてしまう機会が結構多いんです。

どっちかといえば飲み会とかで決まるみたいなパターンが多いです。(僕はこういうの一切参加してませんが)

 

海外オフィスの同僚と話をしていると、日本以外の国々(特に欧米)はわりとデータに基づいて意思決定がされているようなので、これは日本特有の問題な感じがしますね。

ここに嫌気が差して、ダッシュボードとかボットの開発に走り出したという背景もありますw

このデータに基づく意思決定をしないところが、日本経済の弱さの一因になってる気もします。

 

次に転職をするならもっと決定権を持つ側の会社に行きたいですね。

もっと自分でガシガシ物事を決定できる裁量権のある仕事がいいなと思っています。

 

好奇心だけ追いかけていたら案外うまくいってる

ここまでで、僕の転職前後の状況や心境についてご紹介してきました。

基本は当時一番興味を持っていたこと、やりたいと思っていたことが実現できる会社を選んだだけで、かっこいいキャリアプランみたいなものはあまりないというのが正直なところです。

 

結果論にすぎませんが、意外とこれで結構うまくいっています。

株とPythonが学びたくて外資系金融情報会社に転職して、Pythonの知識ももっと深めたくて外資系の不動産テック会社に転職して、データ分析に加えて顧客ともう少し関わる仕事がしたくて今の外資系のアドテク会社に転職してきました。

全ての転職で年収は上がってるし、当時やりたかったことは転職先で実現できて新しい知識や経験も身につけることができています。

 

興味があるものだと苦労が苦労じゃなくなる

ぶっちゃけ、転職っていいことばかりではなくて、しんどいことも多いです。

まず、新しい職場に慣れないといけません。新しい知識も必要ですし、業界が変われば新たに勉強しないといけません。

僕の場合、転職のたびに業界を変えてきたので、毎回ゼロからのスタートみたいになります。

 

ただ、興味のあること、やりたいことが軸になっていると、こういった新しい知識が吸収できることは結構楽しいものです。

僕の場合、この転職初期の負荷はしんどいものの、どちらかといえば新しい知識を学べる嬉しさの方が勝っている場合がほとんどです。

 

業界を変えると結構活躍できたりする

また、業界を変えると結構活躍できたりします。

業界によって仕事の進め方やテクノロジーの活用の仕方は様々です。

会社によってもこれらは変わってきますが、業界が変わると本当に変わります。

 

元々いた業界の知識が別の業界で活かせるみたいなパターンは結構あります。

自分としては当たり前なことでも、その業界にずっといた人からしたら新鮮なアイデアに見えることもあるそうです。

 

僕の場合、金融業界ではめちゃくちゃ進んでるプロセスオートメーションの知識や経験が不動産テック会社やアドテク会社でもかなり活躍しました。

不動産テック会社で身につけたダッシュボードの考え方がアドテク会社で活かされました。

 

スティーブ・ジョブズのConnecting the dotsの考えと同じで、一見役にたたなさそうに思うことでも後から役立つ場面は意外と出てきます。

大事なことは、必要と感じたときに、当時の知識や経験を引き出せるかどうかです。

そのためには、その場その場でしっかりの自分のものになるように吸収しておくことが大事です。

きちんと理解していないと後で生かすことはできないですからね。ちゃんと腹落ちして自分の武器として身につけておく必要が出てきます。

 

僕の経験上、こうやって過去の知識や経験を次の職場で活かすことができると、転職してすぐに結果を出して周りから一目置かれるようになれば、その後の仕事が一気にやりやすくなります。

転職は苦労も多いですが、その分一気に成長できるチャンスでもあります。

 

年取ると転職の負荷はどんどん上がっていくと思うので、若いうちにチャレンジしておいて良かったと思います。

 

転職先は全てLinkedInで見つけました

最後に転職先の見つけ方についてです。

ここが気になる方が多いのではないでしょうか?

 

僕の場合LinkedInという求人に特化したSNSみたいなサービスを使ってこれまでの全ての転職先を見つけました。

自分で勝手に応募する場合もあれば、ヘッドハンターから声をかけられてそのまま面接に行って内定が出るみたいなパターンもあります。

 

最初の転職は怖かったので、dodaの転職支援サービスを利用してキャリア相談みたいなことをしましたが、結局その後は自分でLinkedInで仕事を見つけて応募して内定を取りました。

もし、明確に次にやりたいことが決まっているのであれば、LinkedInなどをサービスを利用して自分で仕事を探して応募していけばいいと思います。

自信がなかったり、やりたいことが明確ではない場合は、そもそも転職するべきかどうかについてもう一度考えて、必要とあらばdodaみたいな転職支援サービスを利用してキャリア相談をしてもいいかもです。

 

最初のうちはdodaをはじめ、リクルートエージェントマイナビジョブ20's など大手がいいと思います。

たくさんの案件を持ってますし、色々な業界に対してアドバイスをもらえるためです。

そこで良さそうならそのまま先に進んでいくつかの会社に応募すればいいですし、違うと思えばスルーすればOKです。

 

まとめ

本記事では僕のキャリアプランについてご紹介しました。

キャリアプランと言っても、実際には当時に興味のあったこと、やりたかったことを実現できる会社を探してそこに転職しただけ、というのが正しいです。

かっこいいキャリアプランみたいなものはありません。

 

ただ、今のところはこれで結構うまく行っています。

興味のあることができる職場を選んでいるので、好奇心にあふれた状態で転職することができます。

この状態だと新しい職場になれること、新しい知識を学ぶことは全く苦になりませんし、業界を変えていけば過去の経験を活かす場面が結構あったりし、転職後するに活躍できるケースも結構あります。

 

これからも、好奇心や今一番興味のあることなどを軸にして、キャリアを築いていこうと思います。

あまり参考になる方はいないと思うのですが、僕の考え方や経験が誰かのお役に少しでも立てたら嬉しいです。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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