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株式投資

【大手ネット証券を徹底比較】アメリカ株投資にオススメのネット証券会社は?

2020年8月24日

こんにちは。TATです。

今日のテーマは「アメリカ株を購入するためにオススメの証券会社」です。

「これから株式投資を始めよう」という方は、どの証券口座を利用すればいいのか悩むと思います。

今回は、特に「アメリカ株に投資する場合」に焦点を絞ってアメリカ株を取り扱っている大手ネット証券を比較していきたいと思います。

ここで見ていくのは、ネット証券大手3社である、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社です。

さらにこれに加えて取引手数料の完全無料化で注目されているDMM 株も加えて比較していこうと思います。

ちなみにですが、僕自身はSBI証券を利用しており、今後の動きとしてはDMM 株とマネックス証券に注目しています。

【為替手数料が圧倒的に安い】アメリカ株投資は「SBI証券」がオススメです!

取扱銘柄数ではマネックス証券が最多!

まずは各証券会社のアメリカ株の取扱銘柄数を見てみます。

この記事を書いている2020年8月24日現在で調べたデータがこちらになります。

証券会社名個別銘柄数ETF銘柄数ADR銘柄数合計銘柄数
SBI証券3,122 銘柄294 銘柄163 銘柄3,579 銘柄
楽天証券2,935 銘柄310 銘柄212 銘柄3,457 銘柄
マネックス証券3,505 銘柄303 銘柄176 銘柄3,984 銘柄
DMM 株844 銘柄88 銘柄114 銘柄1,046 銘柄

※2020年8月24日現在

 

大手3社に大差なし

基本的にネット証券大手3社はそこまで大差はなく、マネックス証券が少し抜け出ている感じです。

よりニッチな銘柄に投資したいのであれば、マネックス証券を利用した方が良さそうです。

ただ、そこそこ有名な銘柄に投資するのであれば、どれを利用しても大差ありません

 

DMM 株は今後に期待

一方で、DMM 株はその他3社に比べて取扱い銘柄数が3分の1未満と、かなり少ないことがわかります。

DMM 株は2018年4月にスタートした、大手3社に比べてとても若い証券会社です。

ゆえに取扱い銘柄数はまだまだ少ないですが、これについてはぐんぐん拡大されていっています。

現状では大差がついていますが、時間の経過とともにこの差は縮まっていく可能性があります。

後述しますが、DMM 株は取引手数料が無料なので、今後に期待大です。

DMM 株のウェブサイトを見る

 

取引手数料は横並びで、「DMM 株」だけが完全無料

次に手数料を見ていきます。

アメリカ株を購入する際には、発生する手数料が2つあります。

取引手数料為替手数料です。

まずは取引手数料を見ていきます。

証券会社名取引手数料最小手数料最大手数料
SBI証券約定代金の0.45%無料20ドル
楽天証券約定代金の0.45%無料20ドル
マネックス証券約定代金の0.45%無料20ドル
DMM 株無料無料無料

※2020年8月24日現在

 

大手3社は横並び

まず大手3社については横並びです。

この3社はお互いを意識しまくっているので、1社が手数料を下げたら残りの2社も追従することが予想されます。

ゆえに、大手3社では取引手数料を意識する必要はありません。

 

DMM 株は完全無料

1番のポイントはDMM 株です。

こちらの取引手数料はなんと完全無料です。

アメリカ株で取引手数料が完全無料というのはDMM 株だけだと思います。

今後、取扱い銘柄数が増えていけば、どんどん利用者は増えていきそうです。

取引手数料に注目すると、DMM 株が優位であることがわかります。

DMM 株のウェブサイトを見る

 

為替手数料は裏技を使うと「SBI証券」が圧倒的に安い!

次に為替手数料を比較していきます。

アメリカ株を購入するためには資金をドルで用意する必要があります。

その際には日本円をドルに換金する必要があるのですが、ここで為替手数料が発生します。

証券会社名為替手数料備考
SBI証券25銭/ドル住信SBI銀行を経由すると4銭/ドル
楽天証券25銭/ドル
マネックス証券25銭/ドル無料キャンペーンあり
DMM 株25銭/ドル

※2020年8月24日現在

為替手数料については、基本的には全社横並びであることがわかります。

基本は1ドルあたり25銭の為替手数料が課せられます。

 

SBI証券は住信SBI銀行を経由すると安くなる

しかしながら、SBI証券については日本円からドルへの換金を住信SBI銀行を経由して行うと、為替手数料が通常の25銭/ドルから4銭/ドルになります。

約1/6まで下がるので、かなり大きなインパクトです。

ただ、これを行うには少し手間がかかります。

通常であれば、SBI証券のサイトからドル転ができますが、為替手数料を4銭/ドルにするためには住信SBI銀行を経由する必要があります。

流れとしては、SBI証券から住信SBI銀行に資金を移動→住信SBI銀行でドルに換金→SBIへ外貨(ドル)入金となります。

少し手間にはなりますが、慣れてしまえばものの数分で完了します。

毎日やってると苦になりますが、月一くらいの作業であれば余裕です。

僕はこの方法を使って、為替手数料を4銭/ドルに引き下げています!

SBI証券のウェブサイトを見る

 

マネックス証券は無料キャンペーンあり

一方で、マネックス証券の3社です。

では、買付の為替手数料が無料になるキャンペーンがあります。

おそらくDMM 株を意識してのキャンペーンでしょうか。

この記事を書いている2020年8月24日現在だと、まだキャペーン実施中です。

元々は期間限定で始められたキャンペーンですが、その後も継続されて現在に至ります。

ゆえに、取扱い銘柄数の多さと為替手数料の無料キャンペーンを考慮すると、現状ではマネックス証券が最強です。

ただ、このキャンペーンはいつまで続くかはわかりません。

もしキャンペーンが終了して、為替手数料が4銭/ドルより大きくなるとSBI証券の方がお得になります。

あるいは、今後DMM 株の取扱い銘柄数が十分に増えてこればこちらの方がお得になることも考えられます。

マネックス証券のウェブサイトを見る

 

円貨決済と外貨決済

ちなみにですが、アメリカ株を買う際には円貨決済外貨決済の2つの方法があります。

円貨決済は、円から直接買い付ける方法です。

勝手にドルに換金されて購入することができるので楽チンです。

一方で、外貨決済は自分でドルと用意してからそれを利用して株を購入します。

この場合は自分で日本円をドルに換金する必要があるので手間がかかります。

一般的には、円貨決済の方が為替手数料は高めに設定されます。

 

各証券会社のその他の特徴!

ここまでは各社の取扱い銘柄数や手数料で比較してきましたが、ここからはその他の特徴について簡単にまとめていきます。

 

大手3社のその他の特徴:一部ETFの買付手数料の無料化

まず最初の特徴は大手3社に共通するもので、一部ETFの買付手数料の無料化です。

これも各社が互いを意識しあっているので、おんなじ感じになるように調整していくと思います。

現状では、VT、VOO、VTI、IVV、SPYなどといった主要な大手ETFが対象です。

今後も手数料の値下げ競争が続けば、対象となるETFも増えていくものと思われます。

 

SBI証券:自動積立サービス

SBI証券のその他の特徴には、自動積立サービスがあります。

これはあらかじめ決めた金額内、あるいは株数を定期的に買付してくれるサービスです。

「毎月、いちいち買うのはだるい」という方のためのサービスです。

この自動積立サービスが利用できるのはSBI証券のみです。

SBI証券のウェブサイトを見る

 

楽天証券:ポイントがたまり、ツールが唯一MAC対応

楽天証券の特徴は、まずは何と言っても楽天ポイントが貯まることです。

米国株の取引き手数料の1%が楽天のスーパーポイントとして還元されます。

楽天経済圏に生きている人には嬉しいサービスです。

さらにIT企業らしく、ツールが使いやすいことも特徴です。

スマホアプリでは日本株はもちろんのこと、アメリカ株も確認することができます。

例えば、SBI証券のアプリだと日本株しか見ることができないので、アプリでアメリカ株も確認できる楽天証券とても便利です。

また、SBIで利用できるHYPER SBIのようなツールが楽天証券にもあります。

それがマーケットスピードです。

これは唯一MACにも対応しているので、MACユーザーにとってはかなりのメリットになります。

楽天証券のウェブサイトを見る

 

マネックス証券およびDMM 株:特にないですw

マネックス証券やDMM 株については、この他に特筆するような特徴はありませんw

とは言っても、先ほどご紹介したように、マネックス証券は取扱い銘柄数がトップで、さらに為替手数料の無料キャンペーンもやっています。

DMM 株は取扱い銘柄数は見劣りしますが、取引手数料は完全無料です。

DMM 株については、一点あげておくと楽天証券同様ITに強いので、ツール(特にスマホアプリ)が使いやすいという特徴があります。

これだけでもかなり大きな特徴であると言えます。

特に、マネックス証券の無料キャンペーンがいつまで続くのかは注目ポイントです。

これが恒久化されると、ユーザーからすると一気にマネックス証券の優位性が高まります。

そしてDMM 株は取扱い銘柄数が増えてくると、大手3社に対抗できる存在に化ける可能性を秘めています。

これら2社の今後の動向に注目です。

 

最終的なオススメは?

さて、ここまででネット証券大手3社と注目されているDMM 株について、アメリカ株を購入するという観点で比較してきました。

色々な差分はおわかりいただけたと思いますが、最終的にはどの証券口座を使うのがベストなのでしょうか。

一概に「これが一番です」とまでは言い切れませんが、僕なりの答えを出しておきます。

皆さんの状況にあったものを選んでいただけると良いかなと思います。

一応、比較してきたのでランキングつけますw

僕の独断と偏見で決めているのであらかじめご了承ください。

証券会社名取扱銘柄数取引手数料為替手数料その他総合順位
SBI証券
(住信SBI銀行経由だと◎)
自動積立サービス1位
楽天証券MAC対応ツール4位
マネックス証券
(無料キャンペーン中は◎)
2位
(無料キャンペーン中は1位)
DMM 株使いやすいアプリ3位

※2020年8月24日現在

色々ツッコミもあるかもですが、こんな感じになるかなと思います。

現状では、SBI証券を1位としましたが、為替手数料の無料キャンペーン実施中だとマネックス証券が1位です。

表だけ見ると、マネックス証券が1位に見えるかもですが、取扱銘柄数についてはそこまで大差なしということで少し重みを下げました。

 

楽天証券を最下位にしてしまいましたが、これは楽天証券がダメという意味ではなくて、どちらかといえばDMM 株への期待が大きかったからです。

それでもやはり楽天経済圏で生活している方は楽天証券がいいと思いますし、手数料をとにかく抑えたいのであれば、DMM 株がいいと思います。

中小企業銘柄にもどんどん投資したいのであればマネックス証券ですし、自動積立を行うならSBI証券になります。

 

結局は、用途によって使うべき証券口座は勝手に決まってくるのですが、ここではそう言ったことはなしにして比較ランキングを出してみました。

ご参考になると嬉しいです。

ちなみに、僕は現在はSBI証券を利用していますが、今後の動向によってはマネックス証券やDMM 株も利用するかもです。

 

まとめ

今回はアメリカ株を購入するためにオススメの証券口座としてネット証券大手3社と取引手数料の完全無料化で注目されているDMM 株を比較しました。

最終的には、皆さんそれぞれの用途によって決まってくるものもありますが、僕なりにランキングも出してみました。

アメリカ株投資を始めようとしている方・すでに始めている方にとって少しでもお役に立てると嬉しいです。

またまた、気合いが入って記事が長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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