株式投資

【これから流行る新型ETF?】不開示型ETFとは?特徴やメリット・デメリットを解説します!

2020年8月6日

こんにちは。TATです。

今日のテーマは不開示型ETFです。

「なんじゃそれ」と思われた方も多いのではないでしょうか。

不開示型ETFは、アメリカでこれから流行りそうと期待されている新型ETFです。

これまでのETFとの1番の違いは情報の開示です。

不開示型と言われるだけであって、投資戦略については開示されず、ポートフォリオも四半期に一度しか公開されないというかなり変わったETFです。

「情報が開示されないETFとか信用できねーよ」と思われる方も多いかと思いますが、これにはいくつかのメリットがあります。

ここでは、不開示型ETFについて、その特徴やメリット・デメリット等を解説していきます。

ちなみに僕自身もそこまでの知識はまだありません。

自分なりに勉強がてら調べた結果をまとめていきます。

【これから流行る新型ETF?】不開示型ETFとは?特徴やメリット・デメリットを解説します!

不開示型ETFとは?

まずは不開示型ETFについて改めてご紹介します。

英語では、「Nontransparent ETF」と表現されます。

「transparent」は「透明な」という意味です。

それを「Nontransparent」は「transparent」を「Non」で否定しているので「非透明な」という意味になります。

日本語では、「不開示型ETF」や「非透明型ETF」などと表現されます。

本記事では、「不開示型ETF」と書きます。

 

「不開示型ETF」は、2019年に米国証券取引委員会(SEC)の承認を受けて、「これから流行るのではないか」と期待を集めています。

考案されてから承認を受けるまでに10年以上の歳月がかかったみたいです。

承認されてからまだ間もないので、まだまだこれからの新参者です。

不開示型ETFの特徴〜投資信託とETFのいいとこ取り〜

次に不開示型ETFの特徴について見ていきます。

内容をまとめると、不開示型ETFは、投資信託と従来のETFのいいとこ取りであると言えます。

 

ポートフォリオや投資戦略の開示が限定的

1番の特徴がこれだと思います。

不開示型ETFは、その名の通り、ポートフォリオや投資戦略の開示が限定的です。

通常のETFであれば、投資戦略は明確(指数連動型や高配当銘柄など)で、ポートフォリオは毎日開示され、誰でもチェックすることができます。

しかしながら、不開示型ETFでは投資戦略の開示も限定的で、ポートフォリオの公開も四半期に1回程度です。

かなり情報が閉ざされた印象ですね。

運用会社の知的財産が保護でき、ファンドマネージャーが参加しやすい

「情報が開示されない」と聞くとネガティブな印象を持つ方も多いと思いますが、これに恩恵を受ける方もいます。

それが投資信託等で活躍しているファンドマネージャーたちです。

投資信託は、投資家からお金を集めて、そのお金を資産運用のプロ(ファンドマネージャー)が運用して、利益が投資家に分配される仕組みになっています。

ファンドマネージャーたちは、独自の投資戦略を持っているので、情報を開示しなければならないETFには消極的です。

各運用会社には独自の投資戦略なノウハウがあって、これをライバルに晒すことは非常にリスキーなんですね。

不開示型ETFでは、情報の開示が限定的なのでファンドマネージャーの投資戦略を守りつつ運用することができます。

ゆえに、不開示型ETFはこれまでETFの参加に消極的だったファンドマネージャーへの参加を促すことにつながります。

既存のETFと同様に、手数料が安く株のようにいつでも売買が可能

投資信託の大きなデメリットは、手数料が高いことと自由に売買できないということです。

手数料は1%を超えるような投資信託も普通に存在するので、ETFと比べるとかなり割高になります。

その分、プロのファンドマネージャーに運用をお願いできるので、高いリターンを得られるチャンスがあります。

もちろん損失を被ることもありますが。

 

2つ目のデメリットは自由に売買できないと言う点です。

投資信託の場合は、申し込み期間中の売買しかできず、さらにファンドごとに販売会社も異なります。

しかしながら、不開示型ETFであれば、ETFなので株のように自由に売買することができますし、投資信託に比べて手数料もグンと安くなります。

不開示型ETFは投資信託と従来のETFのいいとこ取り!

これらの特徴を見てみると、不開示型ETFは投資信託と従来のETFのいいとこ取りであることがわかります。

「プロのファンドマネージャーに運用を任せられる」という投資信託の魅力を保ちつつ、投資信託の弱点である手数料の高さや売買自由度の低さを従来のETFの特徴で補っているような商品です。

特に投資信託のデメリットを見事に補っていることは非常に魅力的です。

不開示型ETFのメリットとデメリット

ここまでで、不開示型ETFがどういうものなのかおわかりいただけたかと思いますが、ここでメリットとデメリットを改めて整理します。

とりあえず投資信託と従来のETFのいいとこ取りであることをご理解いただければOKです。

メリット

まずはメリットをまとめます。

  • ファンドマネージャーの知的財産が守れるため参加しやすい
  • よりハイリターンな運用利回りが期待できる
  • 従来のETF同様に株のように売買が可能
  • 投資信託よりも手数料が安い

 

ファンドマネージャーの知的財産が守れるため参加しやすい

メリットの1つ目は、情報の開示を最小限に抑えることができるため、ETFに消極的だったファンドマネージャーが参加しやすくるなるという点です。

従来のETFだと、情報を日々開示しなければいけなかったので、ファンドマネージャーが参加すると、自分たちの投資戦略をさらけ出すことになってしまいます。

不開示型ETFでは、情報開示が最小限に抑えられるので、ファンドマネージャーにとっては、自分たちの投資戦略を守ることができるので大きなメリットになります。

ETFになると資金も集まりやすくなるので、運用者側にもメリットです。

結果として、運用側は投資戦略を守りつつより資金を集めることができ、投資側は選択肢が広がるので、双方にとってメリットになります。

よりハイリターンな運用利回りが期待できる

2つ目のメリットは、よりハイリターンの運用利回りが期待できることです。

通常の指数連動型のETFなどでは、市場平均程度のリターンを得ることはできますが、ブッとんだ利益を得ることは難しくなります。

投資信託では、商品によっては年利回り50%を超えるような商品もあるので、不開示型ETFへ投資するとこのようなリターンを得られる可能性も出てきます。

もちろん投資に100%はないので、下落のリスクもあることは承知の上で投資してくださいw

従来のETF同様に株のように売買が可能

3つ目のメリットは、従来のETFのように自由に売買ができることです。

投資信託だと、申し込み期間のみの買い付けになってしまいますが、不開示型ETFではこのデメリットを克服しています。

ETFなので、通常の株のように取引所を通じて自由に売買することができます。

投資信託よりも手数料が安い

最後のメリットは手数料が安いことです。

これも投資信託のデメリットである手数料の高さをETF化することによって相殺しています。

基本的に、不開示型ETFは従来の投資信託から、デメリットである売買の容易さと手数料の高さを克服した商品と言えます。

デメリット

次にデメリットを見ていきます。

不開示型ETFは、投資信託のデメリットを打ち消したような商品なので、デメリットは少ないです。

  • 投資内容が謎(一部しかわからない)
  • 予期せぬ事態が発生する可能性がある
投資内容が謎(一部しかわからない)

1番のデメリットはこれでしょう。

投資戦略が公開されないので、どんな銘柄をどんな基準で選定しているのかを知ることができません

ざっくりとした戦略はわかるかもですが、詳細な戦略については運用者側に任せることになるので知ることができません。

少し怖い気もしますが、その分大きなリターンを得られる可能性があります。

予期せぬ事態が発生する可能性がある

2つ目のデメリットは予期せぬ事態が発生する可能性があることです。

「そんなのどの商品でも同じでしょう」と思われるかもしれませんが、不開示型ETFの場合は少し状況が異なります。

例えば、株価の暴落が起きた際には、通常のETFであればポートフォリオが日々公開されているので、どの銘柄が影響を及ぼしているのかすぐに確認することができます。

しかし、不開示型ETFではポートフォリオの開示は四半期に1度程度なので、仮に暴落が起きても中で何が起きているのかを調べることができません。

ここについてはファンドマネージャーの対応次第になるので祈ることしかできません。

ただし、ETFなのでいつでも売買することができるため、やばそうなら損切りすることもできるのでそこまで心配する必要はないかと思います。

不開示型ETFはこれから流行る?大手投資企業も続々参入!

最後に、「不開示型ETFって本当に流行るん?」というポイントについて解説していきます。

現状では確実に流行るとまでは言えないものの、大手投資企業が続々に参入しているため、これから注目度は高くなっていくものと思われます。

Precidian InvestmentsのActiveSharesと呼ばれる不開示型ETFは、ブラックロックJPモルガン・チェースなどの大手投資企業ともラインセンス契約を締結しています。

大物企業も参入していることから、かなり注目を集めていることがわかります。

昨今のETFの人気拡大に伴い、多くの資金がETFに流れると同時に、投資信託への資金は軟調です。

不開示型ETFという商品は新たな流れを作る可能性を秘めているので、現状に風穴をあけることができかもしれません。

今後の動向に注目していきたいところです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは今後はやりそうな新たなETFとして、不開示型ETFについて解説してきました。

この記事を読んで「不開示型ETFとはなんぞや」という疑問が少しでも解消されていると嬉しいです。

不開示型ETFは、これまでの投資信託と従来のETFのいいとこ取りをしたような商品です。

ブラックロックなどの大手投資企業も続々の参加しているので今後の動向に注目していきたいですね。

 

最後に今回参考にした記事リンクも貼っておきます。

Non-transparent ETFs lure asset managers By Financial Times

How Stealth ETFs Plan to Invade a $7.2 Trillion Market By Investopedia

「アクティブ型非透明ETF」は、 新たなETFの幕開けとなるか? By Wealth Road

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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