こんにちは。TATです。
今日のテーマは「Pythonをゼロから独学で習得するのに必要な時間はどれくらいか?」です。
こちらもお問い合わせやTwitterのDMで何度かご質問いただいたので、本記事で僕の考えと経験を伝えられたらと思います。
本テーマは色々なサイトで様々な意見があります。結果としてどれを信じていいのかわからなくなります。
それは当然のことで、人によって学習するスピードは異なります。
ゆえに絶対的な答えというのは存在しません。
したがって、ここでは僕自身の経験をもとにお伝えできればと思います。
僕自身もゼロからPythonを独学した身なので、その辺のまとめ記事よりもそこそこ信ぴょう性の高い意見や考えが伝えられるのではと思っています。
個人の意見なので参考程度に見てください。
Pythonをゼロから独学で習得するのに必要な時間は?【僕の経験をご紹介します】
そもそもどこまで学べばPythonを習得したと言えるのか
本題に入る前に、まずはそもそも論の話をさせてください。
どこまで学べばPythonを習得したと言えるのでしょうか。
いきなり屁理屈みたいでめんどくさくてすみませんw
ただ、ここがはっきりしていないと、それを達成するために必要な時間を導き出すことはできません。
習得したと言える基準は色々あると思います。
例えばこんな感じ。
- 基礎文法を理解する
- 自分でプログラムが書けるようになる
- 仕事で使えるレベルになる
- 履歴書に書けるレベルになる
- 副業案件が取れるレベルになる
- 世界のトップエンジニアと肩を並べられるようになる
- などなど
「習得するまでに要する時間は?」と聞かれると、それぞれの基準によって全く異なります。
ここでは上記の基準に対して僕の経験からお答えしていきます。
【僕の経験ベースです】まずは結論を一気にどうぞ
「習得すると言っても基準は色々あるよ」ということさえご理解いただければ、もういきなり結論にいきます。
僕の経験がベースになっているので、人によってはかなり変わってくるということは念頭においてください。
あくまでも僕個人の経験による答えです。
- 基礎文法を理解する → 50時間くらい
- 自分でプログラムが書けるようになる → 50時間くらい(基礎文法が理解できたら始められます)
- 仕事で使えるレベルになる → 200時間くらい(基礎文法理解+何か自分でサービスをいくつか作る)
- 履歴書に書けるレベルになる → 200時間くらい(基礎文法理解+何か自分でサービスをいくつか作る)
- 副業案件が取れるレベルになる → 100時間くらい(基礎文法理解+何か自分でサービスを作る 最悪ググりまくればいける)
- 世界のトップエンジニアと肩を並べられるようになる → 永遠に無理(常に勉強していないと追いつけないので、習得するとか無理ですw)
- などなど
学習時間ごとにちょっと詳しく見ていきましょう。
50時間 〜基礎文法の理解〜
50時間ほど時間を学習に費やすと、Pythonの基礎文法は大まか理解できるかなと思います。
僕が実際に勉強した際には、平日は2時間、土日は1日最低5時間くらい勉強していました。
このペースで勉強を続けて1ヶ月程経った頃には、基礎的な文法はほとんど理解できていたように感じます。
ざっくり50時間くらいですよね。
ただ、文法理解にとどまるので、応用とかは全然できませんw
学校の授業で言うところの例題をひたすらやっている感じです。
ただ基礎文法が理解できると、自分が作りたいプログラムの開発に着手できると思います。
まだまだ調べながらの開発になるので苦労はするかと思いますが、とりあえず始められるスタートラインには立つことはできると思います。
100時間 〜簡単な副業案件くらいは取れるかも〜
100時間くらいになってくると、基礎文法を理解して、さらに自分のプログラムをいくつか作り上げている状態になります。
ここまでくると基礎文法の理解もかなり深まっており、色々なことに挑戦することに抵抗がなくなってきます。
壁にぶち当たってもそれを乗り越えるだけの力が備わっています。
ここまできたら簡単な副業案件にチャレンジすることも可能かなと思います。
スクレイピング等のシンプルなデータ収集案件などであればチャレンジすることができるでしょう。
ただ、まだまだ未熟な部分も多いので、たくさん調べながら対応することになります。
そのため、ある程度の覚悟を持って受注する感じになりますw
200時間 〜履歴書に書けて仕事でも使えるレベル〜
200時間までいけば、基礎文法はもちろんのこと、自分のプログラムも何個か作り上げてかなり理解が深まっているはずです。
ここまできたら、新たなチャレンジの局面においても臆することなく挑むことができるでしょう。
そうなると、仕事で実際にPythonを使ってみたり、転職時の履歴書にPythonを書いてもいいと思います。
実際、僕はこれくらいのタイミングで履歴書にPythonスキルを書いて転職に成功してます。
仕事におけるPython経験はありませんでしたが、「自分のプロジェクトでこんなことやってます」みたいなことをしれっと履歴書に書きました。
特に職務内容に直結するような内容だったら面接でも話が盛り上がります。
【悲報】Pythonを完璧に習得することは不可能です
次によく聞かれる勘違いについて触れておきます。
少なくない人が、「プログラミングを習得する=スラスラとコードが書ける」と思っているかと思います。
もちろんある程度はスラスラと書けるようになることに間違いはありません。
ただ、「一切ググらずに完璧にコードをすらすらと書き上げられるか」と言われるとそうでもありません。
どんなに学んでも新しいことを始めるとわからないことは出てきますし、その都度学習が必要になってきます。
Python自体も進化しているので、バージョンアップしたら変更点を確認したり、知識のアップデートも必要です。
先ほど、200時間学習すれば仕事でも使えるようになると言いましたが、これはPythonをマスターして使いこなせるわけでは決してありません。
わからないことはどんどん出てくるし、その度にググったりして解決していかなければいけません。
どんなスーパーエンジニアであろうとここは避けられません。
ただ、200時間くらいをPython学習に費やすと、基礎的な文法はもちろんのこと、壁にぶち当たった際の対処法や効率的なググり方などが経験値として溜まっています。
ここまでくると、仕事でPythonを使用したり、副業で案件を取ってきても問題ないと僕は思っています。
なぜなら、もし壁にぶち当たっても自分で解決できるだけのスキルが備わっているからです。
新しいことが出てきてもその都度ググって学びながら進めていくことができます。
ここまでの状態になって、初めてPythonが使えると公言していいと僕は思っています。
よって、完璧にPythonをマスターすることは不可能なように僕は思います。
途中で満足して勉強をやめてしまうと、すぐに取り残されてしまうので日頃からの勉強は必要になってきます。
ここだけは覚えておいてください。
【アドバイス】途中で挫折しないために
さて、ここまでPython習得に必要な時間について僕の経験をもとに紹介してきました。
ここからはアドバイスです。
多くの人がPythonの学習を始めますが、途中で挫折してしまいます。
そこで「どうすれば挫折せずに学習を継続できるか」について僕からアドバイスです。(上から目線でごめんなさい)
目的を明確にする
1番のアドバイスは「目的を明確にする」ことです。
つまり「なぜPythonを学習するのか?」これに対する答えをはっきりと持つことです。
僕の場合は、「株式投資に必要な情報収集を自動化したい」という思いからPythonの独学をはじめました。
目的がはっきりしていたので、学習を進めるにあたって、どこが情報収集に役立てられるのかが見えてきます。
こうなってくると、日々前進している感覚を味わえるので継続しやすくなります。
また、目的がはっきりしていると学ぶべきポイントもはっきりします。
ゆえに、学習を進める中で「ここは今はいらねーな」とか「ここは必要になるから最初にやろう」みたいな優先順位付けも簡単に行うことができます。
結果として効率よく学習を進めることができます。
詳しいことは過去記事でも紹介しているので参考にしてください。
【挫折しないために!】プログラミングを学習するためには目的意識が重要!途中で挫折する人の特徴とは?
自分に合う学習方法を確立する
2つ目のアドバイスが、「自分に合う学習方法を確立する」ことです。
勉強の仕方は人によって様々です。
僕もかつては色々な学習方法を試しました。
書籍や無料学習サイト、プログラミングスクールの無料体験レッスンも受けました。
しかしどれも挫折しました。
最終的に辿り着いたのが、動画学習コンテンツを提供するUdemyでしたが、これは誰にも当てはまるわけではありません。
大事なことは、自分に合う学習方法を見つけ出すことです。
ここさえ見つかれば継続も容易になります。
逆に自分に合ってない学習方法だと苦痛です。
当然ながら挫折する確率も上がります。
僕のオススメとしては、とりあえず全部試してみることです。
シンプルですが、これが一番確実です。
【迷っている方へ!】プログラミングに興味を持ったらとりあえずやってみよう!
独学に自信がないならプログラミングスクールもあり
最後に独学することに自信のない人にお知らせです。
そもそも「独学とか無理」という人はこの記事を読んでないかもですが念のためw
独学することが辛いと感じる場合は、プログラミングスクールも検討の余地があります。
また「独学したかったけど、200時間なんて無理や」という方にもプログラミングスクールはいいかもです。
プログラミングスクールは、常に講師に質問できる環境が整っていたり、オリジナル教材が利用できたりと、様々なメリットがあります。
初学者がつまづくポイントも熟知しているので、そこに配慮した教材が開発されており、初学者には至れり尽くせりの環境が整っています。
ただ料金はなかなか高額なので、検討する際には無料体験レッスンを受けた上で決断した方がいいです。
詳細については過去記事をどうぞ。
【まとめ】Pythonが学べるおすすめプログラミングスクール4選
続きを見る
興味を持ったらまずはチャレンジしてみよう
ここまで読んで、少しでも「Pythonやってみようかな」と思った方は是非ともチャレンジしてみてください。
無料の学習サイトもたくさんありますし、書籍を購入しても数千円程度のコストしかかからないので、仮に挫折してもそこまでのダメージはないはずです。
どちらかといえば、「やるかやらないかで迷ったまま時だけが過ぎていく」みたいな状況の方がまずいです。
この場合はやらない限りずっとモヤモヤした感じが残ります。
実際にやってみて仮に挫折したとしても、「自分には合わないんだな」とはっきりと諦めもつきます。
やらずにモヤモヤし続けるのと、挫折してスッキリして諦めるのだと、どちらがいいのかは自明ですよね。
実際にやってみて「Python楽しい〜」となるとあとは継続するのみです。
僕のようにPythonを独学して人生が大きく変わるかもしれません。
したがって、ちょっとでも興味を持ったら是非ともチャレンジしてみてください。
【迷っている方へ!】プログラミングに興味を持ったらとりあえずやってみよう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「Pythonをゼロから独学で習得するのに必要な時間はどれくらいか?」というテーマで僕自身の経験をベースに考えをシェアしました。
「これからPythonを勉強しよう」あるいは「現在Pythonを学習している」という方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
独学は地道で時間もかかります。
決して楽な道のりではないですが、そこを乗り越えた先には楽しいことがたくさんあります。
自分の作りたいサービスを開発したり、転職に成功したり、僕のように人生が大きく変わる可能性を秘めています。
これから勉強しようとしている方やすでに勉強されている方、ぜひとも諦めずに頑張ってください。
ここまで読んでくださってありがとうございました。