株式投資

【要注意】配当利回りの高さだけで投資判断をするのは危険すぎる話

2021年5月20日

【要注意】配当利回りの高さだけで投資判断をするのは危険すぎる話

こんにちは。TATです。

今回のテーマは「配当利回りの高さだけで投資判断をするのは危険すぎる話」です。

株式投資の醍醐味の1つが配当金です。

会社の株式を所有して株主となれば、企業の利益は配当金として還元されます。(無配企業もありますがw)

より多くの配当金を得ることができれば、配当金だけで生活することも可能です。

実際、世の中のお金持ちは資産を株や不動産で所有していて、配当金や家賃収入などの不労所得のみで生きている人もいます。

 

こういった状況を踏まえて「じゃあ配当金いっぱい出す会社の株を買えばいいじゃん」と安易に考えてしまう人もわりといます。

「それはすこぶる危険ですよ」というのが今回のテーマです。

株式投資をする際には、配当利回りだけでなく、様々な指標から総合的に判断することが重要です。

 

【要注意】配当利回りの高さだけで投資判断をするのは危険すぎる話

【要注意】配当利回りの高さだけで投資判断をするのは危険すぎる話

配当利回りとは?

まずは配当利回りについて解説しておきます。

 

配当利回りの算出方法

配当利回りは、「配当金÷株価*100」で算出できます。

ポイント

配当利回り = 配当金÷株価 * 100

 

もし年間の配当金が1株あたり200円で、株価が5,000円だとすると、

200 / 5,000 * 100 = 4%

となります。

 

配当利回りが高ければ高いほど、投資額に対してたくさんの配当金をもらうことができるので、投資家にとってはメリットです。

 

配当金は完全なる不労所得

配当金は、株を保有していれば受け取ることができます。

保有している限り、無配にさえならなければずっともらい続けることが可能になるので、配当金は完全なる不労所得になります。

売買益は、日々の売買のために銘柄分析やチャートをチェックしたりと、いろいろと作業が必要になってくるので、完全なる不労所得とは言えません。

 

一方で、配当金は一回株を購入さえしてしまえば、その後はその株を保有し続ける限り半永久的に配当金をもらうことができます。

1億円の資産を配当利回り5%の銘柄に投資しておけば、何もせずとも毎年500万円の配当金を受け取ることができます。

実際にはここから20%ほどの税金が取られるので、手取りとしては400万円になります。

400万円あれば普通に生活できちゃいますよね。

 

世の中には、このような配当金で生活できてしまうようなレベルの人がゴロゴロいます。

資本主義恐ろしいですw

 

配当金による不労所得を考えると、資本主義社会においては、個人的には投資家が最強だと思います。

一定以上のお金があると、その資本収益だけで生活が賄えるようになり、この状態になると何もせずとも資産がどんどん大きくなることになります。

金持ちがどんどん金持ちになるわけです。

関連記事
【資本主義の宿命】投資家が現代最強の職業であるお話。※個人的見解ですw

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配当利回りの高い銘柄

不労所得をもたらしてくれる配当金ですが、ここで参考値として配当利回りの高い日本株を見てみます。

この記事を執筆している2021年5月10日時点の配当利回りランキングになります。

順位

コード

市場

名称

配当利回り

1

3751

東証1部

日本アジアグループ(株)

31.91%

2

7860

東証1部

エイベックス(株)

8.06%

3

9904

東証2部

(株)ベリテ

7.88%

4

6104

東証1部

芝浦機械(株)

7.33%

5

2914

東証1部

JT

6.05%

6

9434

東証1部

ソフトバンク(株)

5.94%

7

7494

東証1部

(株)コナカ

5.87%

8

1961

東証1部

三機工業(株)

5.66%

9

6257

東証JQS

(株)藤商事

5.57%

10

1852

東証1部

(株)淺沼組

5.51%

11

1451

東証2部

(株)KHC

5.43%

12

8893

東証JQS

(株)新日本建物

5.42%

13

8076

名証2部

(株)カノークス

5.41%

14

7480

東証1部

スズデン(株)

5.35%

15

9761

東証2部

東海リース(株)

5.35%

16

7322

東証1部

(株)三十三フィナンシャルグループ

5.29%

17

3470

東証

マリモ地方創生リート投資法人

5.28%

18

6178

東証1部

日本郵政(株)

5.27%

19

3451

東証

トーセイ・リート投資法人

5.26%

20

8869

東証1部

明和地所(株)

5.24%

(※Yahoo!ファイナンスより)

最新のランキングはYahoo!ファイナンスから確認できます。

 

全ての配当利回りは5%以上と、かなりの高利回りです。

1位の日本アジアグループの配当利回りは30%超えと驚異的な数字ですが、これは特別配当によるものです。

よって今年だけ特別に高くなってる状況です。常にこんなに高い銘柄はありませんw(あったら欲しいw)

 

配当利回りが上昇する理由は2パターン

次に配当利回りが上昇する理由について見ていきます。

これには2パターンあります。

配当利回りの計算式は、「配当金÷株価*100」でした。

ポイント

配当利回り = 配当金÷株価 * 100

 

この式から、配当利回りが上昇する理由は2パターンあります。

  • 配当金が増える
  • 株価が下がる

順番に見ていきます。

 

パターン①:配当金が増える

1つ目のパターンが「配当金が増える」です。

いわゆる増配ですね。

会社が支払う配当金が増えたら、配当利回りも上昇します。

これは基本的にはポジティブです。

 

ただし、先ほど登場した日本アジアグループのような特別配当金のようなケースでは要注意です。

その年だけの特別な配当なので、毎年同じ利回りを維持することは基本的に難しいです。

この辺りは、配当利回りが高い理由をきちんと調べればわかります。

 

パターン②:株価が下がる

2つ目のパターンが「株価が下がる」です。

分母の株価が下がると、配当金が変わらずとも配当利回りは増えます。

 

この場合は注意が必要です。

株価が下がっている理由をチェックする必要があります。

 

業績の低迷によってズルズルと株価が下がって、相対的に配当利回りが下がっているような場合だと投資するのは少し不安になりますよね。

権利確定日の直後で一時的に下げているようであれば問題ないかもしれません。

 

チャートの形を見ることも大事です。

長期の下落トレンドに陥っていると、配当利回りは高くなり投資額に対して多くの配当金をもらうことができますが、毎年含み損が膨らんでいきます。

業績が低迷していると、いつかは配当金の維持が厳しくなる時がくるので、減配の可能性も高くなってきます。

こうなると、配当利回りが下がるうえに含み損を抱えるという最悪の状況になります。

 

配当利回りの高い理由を確認しよう

よって、配当利回りが魅力的な銘柄に投資する際には、その理由をきちんと確認することが重要です。

株価が下がりすぎてて配当利回りが上昇しているなら、投資するのは要注意です。

極端に高い配当利回りは、特別配当などの一時的な増配による影響の可能性が高いです。

 

チャートを見て下落トレンドにいる場合は、保有していると含み損を抱える可能性が高くなります。

いくら配当金がたくさんもらえても、それ以上に毎年含み損が膨らんでいくとメンタル的にもしんどいです。

 

投資する際には、配当利回りだけでなく、きちんと業績が安定しているか、チャートの形は問題ないかなど、様々な角度から銘柄を分析して、納得したうえで投資すると安心です。

もちろん、株式投資をする以上、完全なる安心はどこにもないのですが、投資をする際にはなるべくリスクは事前にヘッジしたうえで投資したいものです。

 

最強は連続増配銘柄 (※個人の意見です)

以上から、配当利回りだけで投資判断をすると事故る可能性が出てくることがわかります。

なぜ配当利回りが高いのか、その理由をきちんと確認したうえで投資することが大切です。

ただここで、「じゃあどんな銘柄がいいんだ?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

本記事では、こちらの疑問に対する1つの答えとして「連続増配銘柄」をご紹介します。

 

連続増配銘柄とは?

まずは連続増配銘柄について解説します。

連続増配銘柄とは、その名の通り、毎年増配を続けている銘柄を指します。

 

毎年増配しているので、安定した利益を生み出すビジネスモデルや経営力などが必要になってきます。

また、リーマンショックなどの金融危機の際にも増配を続けているような銘柄は、有事の対応力がある企業と捉えることもできます。

よって、数十年間にわたって増配を続けているような銘柄は、有事にも対応できる力があり、安定した経営ができると判断することができます。

 

世の中には、数十年間にわたって増配を続けている銘柄が結構あります。

ちなみに連続増配が25年以上続いている銘柄は配当貴族と呼ばれます。

25年となるとドットコムバブルやリーマンショックなど、あらゆる困難の中でも増配を続けているということなので、安定したビジネスと経営力があることがわかります。

こういった銘柄は、今後も増配を続けていくように努力するでしょうし、有事の際にもうまく対応してくれると期待できます。

さらに長期投資をする投資家が増えるので、株価が安定するというのも特徴の1つです。

保有期間が長くなると、投資額に対する配当金の割合がどんどん増えるので、今は3%でも数十年後には10%の利回りを達成することも不可能ではありません。

 

アメリカには配当貴族銘柄がたくさんある!

次に、連続増配銘柄を具体的に見ていきます。

日本株にも、配当貴族はあります。

 

この記事を書いている2021年5月時点だと次の通りです。

トップ10をまとめました。

銘柄連続増配年数
1位花王(東1・4452)31年
2位SPK(東1・7466)23年
3位三菱HCキャピタル(東1、名1・8593)21年
4位小林製薬(東1・4967)21年
5位ユー・エス・エス(東1、名1・4732)20年
5位リコーリース(東1・8566)20年
7位トランコム(東1、名1・9058)20年
8位ユニ・チャーム(東1・8113)19年
9位沖縄セルラー電話(JQ・9436)19年
10位リンナイ(東1、名1・5947)18年
10位シスメックス(東1・6869)18年
10位KDDI(東1・9433)18年
10位サンドラッグ(東1・9989)18年

(参考:https://diamond.jp/articles/-/229803)

トップは花王で31年です。配当貴族ですね。

10位でも18年と、リーマンショック時でも増配を続けていることがわかります。

 

ただ、世界に目を向けるともっとすごい銘柄がたくさんあります。

アメリカ株の連続増配銘柄のトップ15をみてみましょう。

銘柄名称連続増配年数
1位AWRアメリカン・ステイツ・...66
2位NWNノースウェスト・ナチュ...65
2位PGプロクター・アンド・ギ...65
4位DOVドーバー65
4位PHパーカー・ハネフィン65
4位GPCジェニュイン・パーツ65
7位EMRエマソン・エレクトリック64
8位MMMスリーエム63
9位CINFシンシナティ・ファイナ...61
10位JNJジョンソン&ジョンソン59
10位KOコカ・コーラ59
12位LOWロウズ58
12位LANCランカスター・コロニー58
12位CLコルゲート・パルモリーブ58
15位NDSNノードソン57

(参考:https://nikkeiyosoku.com/stock_us/ranking_inc/)

 

なんと15位でも連続増配年数が57年です。半世紀以上にわたって増配を続けています。

PGやKOやJNJなど、我々にも馴染みのある銘柄も上位に名を連ねています。

 

こういった銘柄は、過去にあった数々の危機を乗り越え、なおかつ増配を続けているという凄まじい企業ばかりです。

今後も増配記録を伸ばすように経営していってくれると思います。

長期投資するなら、利回りだけでなく、連続増配年数を見るのも1つのポイントです。

 

以上のことから、配当金を目的とする投資をする際には、配当利回りだけにとらわれずに、様々な角度から判断したうえで投資するようにしましょう。

利回りが高い銘柄が見つかったら、その理由をきちんと事前に調べることが重要です。

また、長期視点で見ると、連続増配銘柄に投資すれば今の利回りはそこまで高くないかもしれませんが、将来的には大きな配当金が得られるチャンスがあります。

 

僕は連続増配銘柄ばかりに投資してます

実際に、僕はアメリカ株に投資していますが、基本的には長期投資です。

ETFと個別株に投資しておりますが、個別株はほぼ全てが配当貴族銘柄です。

 

保有を続ければ続けるほど、毎年増配が繰り返されて利回りが上昇していくポートフォリオです。

コロナショックなどの有事で一時的に株価が下がるタイミングでまとめて購入することができれば、長期視点で見ると売買益を得られる可能性も高くなります。

 

この連続増配銘柄への投資については、バフェット太郎さんの本を大いに参考にさせていただきました。

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タイトルはちょっと過激ですが、内容はとっても堅実的なのでオススメです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは、「配当利回りの高さだけで投資判断をするのは危険すぎる話」というテーマでお話しました。

つまるところ、配当利回りの高さだけで判断せずに、その理由を確認したうえで、さらに株価チャートや業績など、様々な角度から分析したうえで投資することが重要になってきます。

ここでご紹介した1つの解が、連続増配銘柄になります。

現時点では、配当利回りは低いかもしれませんが、将来的には大きな配当金がもらえる可能性があります。

また過去数十年間にわたって増配を実現してきた実績があるので、リーマンショックなどの有事の際にも増配を続けることができるだけの経営力があります。

今後も増配を続けられるような経営が期待できるので、投資先の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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