株式投資

【CAN-SLIM投資法】その②:A(年間EPSの増加)

CAN-SLIM投資法

こんにちは。TATです。

今日のテーマはウィリアム・J・オニールさんのCAN-SLIM投資法です。

僕のバイブルとなっている「オニールの成長株発掘法」で紹介されている投資手法です。

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CAN-SLIM投資法とは、アメリカの著名投資家であるウィリアム・J・オニールさんが提唱した投資法で、「CAN-SLIM」は銘柄選定で重要となる7項目の頭文字を取ったものです。

 

ここではCAN-SLIM投資法の2文字目のAについて解説していきます。

AはAnnual Earnings Increasesの頭文字になります。

日本語では年間EPSの増加と書かれています。

 

【CAN-SLIM投資法】その②:A(年間EPSの増加)

CAN-SLIM投資法

 

年間EPSが過去3年連続で増加している銘柄を探す

前回の記事で紹介した、四半期のEPSだけでは投資する判断材料としては不十分です。

関連
CAN-SLIM投資法
【CAN-SLIM投資法】その①:C(当期四半期のEPSと売り上げ)

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投資の成功率を上げるにはさらなる情報収集が必要になります。

その1つが年間EPSの増加です。

最新の報告が一時的なものではないこと、そして株式の購入を検討している企業の質が高いものであることを確認するためには、もっと証拠を集めなければならない。それはその企業の年間EPSの増加を確認することである。

オニールの成長株発掘法」より

 

この基準は厳しく、3年連続でEPSが上昇している銘柄が投資候補となります。

2年目でEPSは落ちたけど、3年目で最高値を更新したような場合でも投資対象から除外されます。

圧倒的な銘柄に投資するには、選定基準も非常に厳しいものを使う必要があります。

年間EPSが過去3年連続で増加しているものを探すのだ。2年目のEPSが下がっている銘柄は、たとえ3年目の結果が過去最高水準にまで回復していたとしても、選択肢から外したい。
直近数四半期で高いEPSの増加を示していること、およびここ数年で着実に成功している記録があること、この両者がそろって初めて大化け銘柄が生まれる。あるいは少なくとも市場全体が上昇トレンドのときに、大化けする可能性が高い銘柄が生まれるのである。

オニールの成長株発掘法」より

 

そして、年間EPSの増加率の基準値としては最低でも25%という数値をあげています。

四半期のときと同様、少し上がった程度では不十分です。

圧倒的に上昇している銘柄を探し出す必要があります。

株を買うなら、その銘柄の年間EPSの増加率が25%、50%、あるいは100%以上のものを選ばなければならない。われわれの研究結果では、1980〜2000年に全発行済株式の初期上昇段階における平均の年間EPSの増加率は36%であった。
大化け銘柄の4銘柄のうち3銘柄が、大きく株価上昇する前に、最低3年から長くて5年の間にある程度の年間EPSの増加率を示している。

オニールの成長株発掘法」より

 

ちなみに四半期決算では、EPSだけではなく売り上げも増加していることを条件にしていましたが、年間のパフォーマンスでは売り上げについては言及されていません。

ただ四半期で売り上げが上がっていれば年間でも上がると思うので、どちらも意識しておいた方が良さそうです。

 

ROEの高い銘柄を探す

年間のデータで見るべきは、EPSの他にもいくつかあって、その1つがROEです。

大化け銘柄はROEが比較的高い銘柄が多い傾向にあります。

われわれは研究を通して、過去50年間で急成長を遂げたほぼ全銘柄が、最低でも17%のROEを示していたことを突き止めた(なかでも特に優れた大化け銘柄のROEは25〜50%ほどになる)。

オニールの成長株発掘法」より

 

日本とアメリカらでは、ROEの値はかなり変わってきます。

結論から言うと、アメリカの方が圧倒的に高いです。

日本市場で見る場合には、ROEが17%を超える銘柄はほぼありません。

よって、日本市場に適用する場合には少しこの基準は引き下げてもいいかもしれません。

僕は明確な基準値は設けていませんが、最低でも10%を超えているかどうかはチェックするようにしています。

 

EPSの増加率を評価する

EPSの増加率の良し悪しを判断するために、「オニールの成長株発掘法」では2つの判定方法が紹介されています。

ただ、これらの判定方法については計算方法が明記されていないのでわれわれで応用するのは難しいです。。。

 

EPSの安定性を評価する

1つ目がEPSの安定性を確かめるための指標です。

われわれの研究から、成長性を選ぶときにもう1つ重要な要因があることが分かった。それは、過去3年間の年間EPSの増加率の安定性と一貫性である。われわれは一般の統計とは違う独自の計算方法を用いて、安定性を1〜99の数値で示した。値が小さいほど、過去のEPSの記録が安定していることを示す。この指数は、過去3〜5年間のEPSを四半期ごとにチャートに点で描画し、その点に沿ってトレンドラインをを描くことで、基本的な成長トレンドからどの程度乖離しているのかを計ることで産出される。

EPSの安定性を示す成長株は、この安定性指数が20〜25以下になる傾向がある。この指数が30以上を示す企業は、景気循環の傾向がより強く、成長の見込みが少ない。

オニールの成長株発掘法」より

 

EPS指数ですば抜けた企業を見つける

2つ目がEPS指数です。

EPS指数とは、企業の直近2四半期のEPSの増加率を前年同期と比べ、過去3年間でどれほど成長したかを測定したものである。その後、その測定結果と公開されている全銘柄と比較し、1(最低)〜99(最高)の指数で表す。EPS指数が99の企業は、年間EPSと当期四半期EPSの両方で、残り99%の企業よりも良い成績であったことを意味する。

オニールの成長株発掘法」より

 

上記の通り、過去3〜5年間分のEPSデータがあればどうにかなりそうですが、詳細な計算方法は書かれていないので算出することは難しそうです。

ただ、レラティブストレングスのように、探せば何らかの近しい計算方法が見つかるかもしれないので、今後時間を見つけてトライしてみようと思います!

乞うご期待です。

関連
日本株でIBDのレラティブストレングスっぽいものを計算してみる【Pythonで株式投資】

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PERが高いことは気にしなくてOK

オニールの成長株発掘法」では、Aの最後としてPERについて触れています。

結論から言うと、PERは気にしなくてOKです。

銘柄選択で最も重要視するべきなのはPERではなく、EPSの変化率が著しく増加しているか減少しているかなのである。

オニールの成長株発掘法」より

 

実際、成長株はPERが高くなりがちで、過去にはPERが50とか100を超えているような銘柄でも、そこから大きく株価が上昇するようなケースはよくあります。

「PERが高いからこの銘柄は割高だ」と言ったような判断をしていると、このような銘柄にエントリーするチャンスを失うことになります。

重要なのは、PERではなく、EPSの増加率です。

 

PERについては過去にも解説していますので合わせてご覧ください。

こちらの記事も「オニールの成長株発掘法」や「」などを参考にしています。

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【高PER=割高は間違い?】PERについて徹底解説します!【僕は使っていませんw】

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【結論】EPSの増加率に注目しましょう!

ここまでの内容をまとめると非常にシンプルです。

大化け銘柄を探すために最も重要な指標はEPSの増加率であることがわかります。

それも四半期と年間のEPSで過去3年の推移をきちんとチェックすることが大事になります。

たまたま1四半期だけEPSが急上昇しても、まだ投資材料として不十分です。

きちんと過去の業績を分析してから判断するようにしていきたいところです。

さらにROEもチェックする価値がありますね。

株を買うなら、過去3年連続で大幅にEPSが増加し、さらに最近の四半期でもEPSに力強い向上が見られる銘柄に絞ること。この条件は必ず守らなければならない。

オニールの成長株発掘法」より

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは、オニールさんのCAN-SLIM投資法の中でも、2文字目のA(Annual Earnings Increases年間EPSの増加)に焦点を当ててご紹介しました。

CAN-SLIM投資法は、アメリカの著名投資家であるウィリアム・J・オニールさんが提唱した投資法で、「CAN-SLIM」は銘柄選定で重要となる7項目の頭文字を取ったものです。

ここでご紹介したものは7項目のうちの1項目です。

大化け銘柄を探し出すにはこの他にもたくさんのスクリーニング作業が必要になります。

大変ですが、ここでの努力は大化け銘柄の発見につながるチャンスがあるので、なんとか頑張りたいところです。

 

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ここまで読んでくださりありがとうございました。

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