こんにちは。TATです。
久しぶりのコラム記事更新です。
今回のテーマは「攻めよりも守りを固める」です。
投資で勝ち続けるためには、多くの方が「どうやったら儲けられるのか」ということにフォーカスして勉強します。
僕もよく聞かれます。
もちろん儲け方を知ることは、投資で利益を出すためには必須です。
しかしながら、儲け方をいくら知っていたとしても、守りがしっかりしていないと、せっかく得られた利益を維持することはできません。
仮に数年間において利益を出し続けることができたとしても、歴史を振り返ってみると、ざっくり10年に1回くらいは大暴落が訪れます。
多くの方はこの瞬間にこれまで築いてきた利益を吹っ飛ばしてしまいます。
ぶっちゃけ、景気が絶好調で上昇相場が続いている場合は、適当に株を購入しても勝てる確率が高いですw
誰でも勝てちゃうんですw
じゃあ長期で見た時に「何が勝負の分かれ目になるか」というと「きたるべき暴落時に適切に資産を守れるかどうか」につきます。
つまりは守りが重要だということです。
ここさえしっかりしていれば、利回りがそこまで大きくなくても長期で見たら多くの方よりもたくさんの資産を気づけるようになります。
目次
投資で勝ち続けるためには「儲ける方法」よりも「損しない方法」が重要です
1. 攻めよりも守りが圧倒的に重要です
冒頭でもお話ししました通り、投資で大事になってくるのは攻めよりも守りです。
守りがしっかりしていないと、いくら儲けたとしても長続きがしません。
後述しますが、ぶっちゃけタイミングさえよければ株式投資で儲けることはさほど難しい事ではありません。
大事なのはいざとなった時に資産をしっかりと守れるかどうかにかかっています。
守りがしっかりできないと、せっかく苦労して築き上げてきた利益が一瞬で吹き飛ぶことさえも十分あります。
これから「投資を始めるぞ」という方も含めて、投資をするならどうしても儲け方に注目がいきがちですが、大事なのは守りです。
勝ち方よりも先にまずは守り方をしっかりと身につけましょう。
2. ウォーレン・バフェットも守りの重要性を説いています。
そして守りの重要性については、世界的な投資家であるウォーレン・バフェットも説いています。
彼はインタビューで「投資で勝つために必要なルールは?」と聞かれてこう答えています。
元は英語なので正確なニュアンスは違うかもしれませんが、僕なりに訳してます。
投資で勝つために必要なルールは2つだ。
- 1. 絶対に損をしないこと
- 2. ルール1を忘れないこと
言い方オシャレすぎませんw?
世界一の投資家と評されるバフェット氏も投資で最も大事なことは「損をしないこと」と言ってるんです。
損をしないためには資産の守り方を知っている必要があります。
継続的に勝ち続けるためには、勝つ方よりもには守り方をきちんと準備する方が重要です。
3. 【悲報】上昇相場では誰でも利益は出せちゃいますw
そして守りさえしっかりとできていれば、稼ぐことはそこまで難しいことでありません。
特にタイミングさえ正しく把握することができれば、誰でも利益を得ることは可能です。
また、長期投資の場合は高配当銘柄に投資しておけば、保有している限りは一定の配当金を受け取ることができます。
さらにアベノミクスのような強力な上昇相場が形成されるとほぼ全ての銘柄が上昇します。
つまりどの株を買っても大概株価は上昇するんです。
ってことは、とりあえず攻め方を知らずとも適当に良さそうな株を買っておくだけである程度の利益を得ることができますw
もちろん銘柄によって上昇率は変わってくるので、いい投資家はより適切な銘柄を選択することで、凡人よりも大きな利益を上げることでしょう。
ただ、僕がお伝えしておきたいことは、上昇相場をうまく捉えることができれば、誰でも儲けることができるということです。
4. 守り方を知らないと定期的に訪れる大暴落で死にます
上昇相場にうまく乗っかることができると、誰でも比較的簡単に利益を得ることができます。
差が出るのは下落時です。
特に株式相場では歴史的に見てもだいたい10年に一度は大暴落が発生しています。
バブル崩壊、ドットコムバブル、リーマンショック、東日本大震災、コロナショックなどがそれに当てはまります。
投資で勝ち続けるために重要なことは、この大暴落時に適切に自分の資産を守れるのかということです。
ここでうまく対応できないと、これまで築き上げてきた利益を全て失ってしまうこともあります。
守りがしっかりしていると、このような暴落時にも適切に対応して、被害を最小限に抑えることができます。
5. 重要なのは下落相場に適切な対応ができるかどうか
そしてここでいう守りというのは、下落トレンド時や大暴落が起こったら直ちに撤退しろといっているわけではありません。
暴落時にとるべき対応はトレードスタイルによって異なります。
「全てに対して〇〇してください」という絶対的な答えはありません。
こちらについては過去の記事でも詳しく解説しているので、もしご興味があればご覧ください。
【投資戦略によって異なる】株価暴落時にとるべき対応は?
大切なことは、自分のトレードスタイルをきちんと理解して、有事の際にどう対応すべきかを事前に把握しておくことです。
僕の場合は下落トレンドや大暴落が出現したら速攻で損切りしますが、これは僕のトレードスタイルが中小型株をメインとするグロース株投資だからです。
グロース株投資は、相場が絶好調の場合はぐんぐん株価は上昇しますが、下落時には凄まじい勢いで下落します。
損切りせずに保有し続ければ一瞬でこれまでの利益を食いつぶしてしまいます。
この場合は速攻で暴落や下落トレンドを察知して、損切りあるいは利益確定をして現金比率を高めます。
もちろん、この対応は僕の投資スタイルには有効ですが、全てのスタイルに当てはまるとは限りません。
6. 【米国株】超長期で投資している場合は暴落は買い場になりうる?
例えば、米国株で超長期でトレードしている方にとっては、このような下落トレンドや大暴落というのは買い場になることもあります。
米国株に限った話なので、同じことを日本株ですることはなかなかオススメできません。
米国株は長期トレンドで見ると右肩上がりです。
暴落時を考慮してもその後必ず直近高値を超えてきます。
ゆえに超長期投資で米国株に投資している場合には、暴落時には買い増しすると将来の含み益になることが期待できます。
ただし、このような暴落時にはトレンドの転換が発生することがあります。
トレンドの転換とは成長する業種が変わったり、新しい分野が出現したりすることです。
これまで好調だった業種が不況になったり、それに変わって新たな分野が出てきたりすることを意味します。
このような転換期には、今後成長が見込めない銘柄から撤退することが必要になります。
ゆえに、長期投資で米国株に投資している場合には、大暴落時は下落トレンドの対応策の一つは、銘柄の変更や買い増しになります。
一旦利益確定して、下落後に再び購入して取得単価を下げるのも有効な対策です。
もちろん投資家によってこれらの対策は異なります。
7. 守りの基本は損切りのルール化です
そして僕が最も大切にしている対策が損切りです。
下落トレンドや大暴落時に限らず、常に損切りルールを設けています。
詳細はこちらの記事でも紹介していますが、購入価格よりも8%下落したら問答無用で損切りするというルールを設けています。
【投資戦略によって異なる】株価暴落時にとるべき対応は?
これに例外はありません。
ゆえに僕の場合は、どんなにとんでもない状況が起きても8%以上の損失が出ることはなくなります。
もちろんこれは僕が独自に設けているルールであり、全ての投資家に適応できるわけではありません。
超長期投資の場合だと、8%で損切りしてしまうと、今後取れるべき配当などの利益を逃してしまい、全体的なリターンとしてはマイナスになってしまうかもしれません。
自分の投資スタイルに合わせた対応策をあらかじめ把握しておくことが重要になります。
僕の場合は損切りラインを設定していますが、今一度ご自身の投資スタイルを見つめ直して対策を考えてみるといいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここでは、「まずは守りを固めましょう」というテーマで、投資では儲け方を学ぶよりも資産の守り方を学ぶ方が大事であるということについて解説してきました。
やはり守りがしっかりしていないと、これまで築き上げてきた利益を守ることができません。
歴史的にみても10年に一度くらい訪れる大暴落時にも適切に資産を守ることができなければ、全ての努力が水の泡と消えてしまいます。
攻めよりも守りを重視した方が、長期的にみると成功する可能性は高くなります。
まずは守り方を身につけた上で、次にいかに利益を増やすかにフォーカスしていくのが良いかと思います。
【投資戦略によって異なる】株価暴落時にとるべき対応は?
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