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【売買銘柄紹介】カップウィズハンドルを活用してスノーピーク(7816)で30%利確!

2021年10月31日

こんにちは。TATです。

今日は久々に売買銘柄をご紹介します。

 

ご紹介するのは、スノーピークです。

結論として約1ヶ月半の保有で約30%の利益をゲットすることができました。

特にスノーピークに関しては、めずらしくエントリータイミングが素晴らしかったと思っています。

 

きれいなカップウィズハンドルを形成して、ピボットポイントで指値を入れてエントリーしました。

カップウィズハンドルをうまく活用できたケースだったので本記事で解説しようと思います。

ただ、エントリーはうまくいきましたが、利確のタイミングは少し判断が遅かったかなという印象です。

今後、自分で読み返せるようにするためにも記録を残しておきます。

 

【売買銘柄紹介】カップウィズハンドルを活用してスノーピーク(7816)で30%利確!

スノーピークについて

基本情報

まずは今回取り上げるマルマエについて簡単にまとめておきます。

 

会社名:株式会社スノーピーク

証券コード:7816

設立:1958年7月

上場日:2014年12月11日

上場市場:東証一部

事業内容

アウトドア製品の開発・製造・販売
アパレル製品の開発・製造・販売
アーバンアウトドア事業
キャンピングオフィス事業
地方創生事業
グランピング事業

株式会社スノーピーク企業概要ページおよびミンカブより

 

もともと好調だったアウトドア事業がコロナ渦で爆発

次に業績を見ていきます。

まずは売上高です。

 

ご覧の通り、2022年予想を含めてここ数年間は絶好調です。

(有価証券報告書を参考に作成)

 

ラベルの数字は前年同期比の成長率を示しています。

 

2017年から右肩上がりです。

さらにコロナによる影響もあり、蜜を避けられるアウトドアに注目が集まったこともあって、2021年から売り上げ増加が加速しています。

最近はキャンプとかのアウトドアの人気が爆発していますからね。

スノーピークの商品もよく見かけるようになりました。

売上高だけをみれば、絶好調と言えますね。

 

次にEPSを見ていきます。

(有価証券報告書を参考に作成)

 

EPSを見ると転換点がありますね。

2021年になってから一気に伸びていることがわかります。

2020年の本決算でEPSが爆増しています。

それ以降高い伸びを維持していますね。

 

そして、スノーピークの大きな転換点の1つとして社長の交代があります。

2020年の3月に山井梨沙さんが社長に就任しました。

創業者の娘で、32歳という若さで社長になりました。

 

これが功を奏して、コロナ渦でも業績を大きく伸ばすことに成功しています。

経営者が変わると、経営方針がガラッと変わるので会社の風向きが大きく変わることがよくあります。

もちろん悪い方に行く場合もありますが、スノーピークに関しては大成功と言えると思います。

 

最後にROE自己資本比率も見ておきます。

ROEは2019年からプラスに転じており、直近の2021年には10%を超えています。

(有価証券報告書を参考に作成)

 

 

自己資本比率は常に40%をキープしており、ここ4年間でかなり改善されていることがわかります。

財務的にも問題なしです。

(有価証券報告書を参考に作成)

 

以上から、僕が参考にしているオニールの投資手法にバッチリな銘柄であると言えます。

参考
CAN-SLIM投資法
【オニールの成長株発掘法】CAN-SLIM投資法のまとめ

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売買タイミング

次に売買タイミングを見てきます。

結論から言いますと、約1ヶ月半の保有で30%の利益をゲットすることができました。

 

買いタイミング

買いタイミングは、2021年8月8日の週で4,240円でエントリーしました。

チャートを見ていただくとすぐにおわかりいただけるかと思いますが、きれいなカップウィズハンドルを形成しています。

 

チャートを見てピボットポイントが4,240円あたりと踏んでいたので、ここで指値注文をあらかじめ入れておいて気づいたら勝手に約定していた感じです。

ここまできれいなカップウィズハンドルはなかなか見つけることができないので、うまくエントリーすることができて満足してます。

 

ちゃんとピボットポイントできっちりエントリーできたのは初めてかもです(汗)

 

売りタイミング

次に売りタイミングです。

 

こちらは2021年9月26日の週に5,514円で利確しました。

約1ヶ月半で30%ほどの利益をゲットできました。

もっと長期にわたって上昇すると勝手に思っていたので、1ヶ月半ほどで利確するのに少し躊躇してしまい、利益を大きく減らしてしまう結果となりました。

 

実際、マックスの含み益だと48%まで上昇しました。

 

ここから利確するまでに18ポイント下がっているので、さすがに判断が遅すぎましたね。。。

基本的に、8%とか10%の含み損を損切りラインにしているので、含み益がある状態でもこれくらい下がったら利確してもいいかもですね。

そしたら38%くらいの利益はゲットできたことになります。

いい学びになりました。

関連
【損切りできない方へ!】「損切り」の必要性について力説します【僕の損切りラインも公開】

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結果の考察

次に今回うまくいった要因について見ていきます。

 

業績(特にEPS)が急成長した銘柄を選択した

まずは銘柄選定です。

ここで注目したいのがEPSの成長率です。

売上高も大事ですが、EPSの成長率が大化け銘柄の重要ポイントになります。

オニールの投資手法では、このEPSの成長率がもっとも重要視されています。

「オニールの成長株発掘法」をAmazonで見る

 

スノーピークのEPSを見ると、前述の通り2020年の本決算で前年同期比で109.3%と大きくEPSが成長しています。

以降100%を超えるEPS成長率が続きます。

 

オニールの投資手法であるCAN-SLIM投資法のCは四半期のEPSの伸びを重視しています。

かつ2〜3四半期連続でEPSが大きく成長している銘柄を選ぶべしといっています。

関連
CAN-SLIM投資法
【CAN-SLIM投資法】その①:C(当期四半期のEPSと売り上げ)

続きを見る

 

まさにこのスノーピークはこの条件を満たしていました。

さらに前述した社長交代というのも材料としてはプラスに働きました。

 

完璧なカップウィズハンドル

お次にテクニカルな考察になりますが、これはピボットポイントでうまくエントリーすることができたことに尽きます。

きれいなカップウィズハンドルが形成したことがチャートからもわかります。

 

取っ手の形成が始まったところで気づくことができたので、あらかじめピボットポイントを特定して注文を入れておくことができました。

決まった瞬間の気持ち良さは半端ないですねw

 

今後もこういった成功ケースを増やしていきたいものです。

 

ただし、エントリータイミングはバッチだったものの、利確のタイミングについては反省すべき点があります。

一時は含み益48%までいったのに、最終的な確定利益は30%と、実に18ポイントも下がってから売却することになりました。

この判断の遅さは僕の経験値不足からですね。

損切りラインのように利確ラインもあらかじめ決めるようにしていこうと思います。

参考
CAN-SLIM投資法
【CAN-SLIM投資法】「カップウィズハンドル」に代表されるチャート読解術を身につける

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(おまけ)データを販売しています。

最後におまけです。

ここで紹介しているスノーピークをはじめ、大きく上昇する銘柄を探すことは容易ではありません。

 

オニールの投資手法に基づけば、チェックすべき項目がたくさんあります。

参考
CAN-SLIM投資法
【オニールの成長株発掘法】CAN-SLIM投資法のまとめ

続きを見る

 

さらにオニールのCAN-SLIM投資法で重要視されているレラティブストレングスについては、基本的に計算方法が明かされていないので確認するすべがありません。

ただ、調べてみるとそれなりに信ぴょう性のたかそうなロジックが公開されていたので、僕が運営する「投資でニート生活」では、このレラティブストレングスを毎週計算しています。

一部結果は無料公開しています。

関連
日本株でレラティブストレングスっぽいものを計算してみる
【毎週無料公開】日本株でレラティブストレングスっぽいものを計算する【オニールの成長株発掘法】

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レラティブストレングスの他にも四半期のEPSや売上高、ROEや自己資本比率、いろいろなデータを確認した上で銘柄を選定するべきですが、これら全てのデータを全銘柄で分析するのは大変です。

そこで、noteではこうしたデータをまとめて販売しています。

 

誰でもスクリーニングができるようにExcelやCSV形式で配布しているので、より銘柄分析に時間をかけることができます。

文字ご興味があればご覧くださいませ。

詳しく見る

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは売買銘柄のご紹介ということでスノーピークをご紹介しました。

 

EPSが急成長して、きれいなカップウィズハンドルを形成して、理想的なエントリーをすることができました。

ただ出口戦略としては少しもたついてしまったなという印象で、利確のタイミングについてはまだまだ検証が必要であると改めて感じた取引となりました。

 

今後もお勉強を続けて投資精度を高めていきたいところです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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