こんにちは。TATです。
今日のテーマは「2023年の投資戦略」です。
2023年の投資の大方針をこちらの記事でまとめておこうと思います。
大きな転換とかあればリライトして追記していきます。
日本株と米国株に投資しているので、それぞれ分けてまとめていきます。
日本株の投資戦略
まずは日本株です。
日本株の投資戦略は、一言でいえば「中小型株をメインとした成長株投資」です。
わりとアクティブに利益を狙ってトレードしていきます。
投資戦略のまとめ
投資戦略のポイントをざっくりこちらにまとめます。
日本株の投資戦略
- 基本戦略は中小型株をメインとした成長株投資
- アクティブトレードで積極的に売却益を狙っていく
- 保有期間は数日から数か月
- チャートは日足と週足をチェック
- 狙う利益は20%、損切りは‐8%
- 特に重視するファンダメンタルズ指標
- 売上高とEPSの成長率(四半期ベースと年間ベース)
- ROE
- 時価総額(1000億円以下が目安)
- 何かしらのビッグチェンジ(上方修正、新製品、社長交代など)
- 特に重視するテクニカル指標(エントリーに利用する指標)
- レラティブストレングス
- トレンドテンプレート
- 52週高値
- ボックス理論
- 移動平均線(特に50日、150日、200日、10週、30週、40週)
ざっくりとこんな感じです。
基本的には、ファンダメンタルズとテクニカル組み合わせたテクノファンダスタイルです。
業績もきちんとチェックしますが、チャートでエントリータイミングや売却タイミングもうかがっていきます。
ベースとなっている本
上記の投資戦略のベースとなっている本についてもご紹介します。
これまでにたくさんの投資に関する本を読んできましたが、その中でも個人的にしっくりきたものを組み合わせて今の投資戦略にたどり着いています。
ベースとなっている本
- オニールの成長株発掘法
- ミネルヴィニの成長株投資法
- 1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術
- 私は株で200万ドル儲けた
オニールの成長株発掘法
1冊目は「オニールの成長株発掘法」です。
これは成長株投資のバイブル的な存在で、たくさんの投資家に支持されています。
戦略にあるファンダメンタルズの条件(売上高やEPS)はこの本を参考にしています。
レラティブストレングスについても、こちらの本で紹介されているものです。
具体的な計算方法については公開されていませんが、僕の場合は独自の手法でレラティブストレングスっぽいもの(参考記事)を計算して活用しています。
【毎週無料公開】日本株でレラティブストレングスっぽいものを計算する【オニールの成長株発掘法】
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ミネルヴィニの成長株投資法
2冊目は「ミネルヴィニの成長株投資法」です。
こちらも、1冊目と同様に成長株投資の手法としてとても人気のある本です。
実際、これらの投資手法では似通っている部分が結構あります。
僕の場合、こちらの本で紹介されているトレンドテンプレート(参考記事)を特に活用しています。
これを使えば、株価が第2ステージの上昇局面(参考記事)にいるかを判定することができます。
【毎週無料公開】日本株にミネルヴィニのトレンドテンプレートを適用してスクリーニングする!
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【ミネルヴィニの成長株投資法】株価を形成する4つのステージとは?狙うべきは第2ステージ!
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1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術
3冊目は「1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術」です。
こちらの本の著書であるDuke。さんはオニールやミネルヴィニの投資手法をベースに独自の投資手法を確立して、日本株の成長株投資で大きく成功されている方です。
僕個人的には日本の個人投資家の中で最も参考にさせていただいているのがこのDuke。さんです。
僕が利用しているテクニカル指標の1つである52週高値はこの本を参考にしています。
日本株に対応するために株探を使った銘柄の探し方を紹介したり、さらに資金管理の方法についてわかりやすく解説してくれています。
直近の著書である「3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術」もとても参考になりました。
日本株の成長株投資に興味のある方にはとてもおすすめできる本です。
私は株で200万ドル儲けた
4冊目は「私は株で200万ドル儲けた」です。
こちらの本では、ボックス理論が紹介されています。
ボックス理論は、エントリータイミングや損切りポイントの見極めにかなり有用であると個人的に感じているので、投資戦略に取り入れました。
最近取り入れたばかりなので、まだまだ勉強中です。。。
売買の流れ~noteでデータの提供もしています~
これまでの戦略を使って株を売買していくわけですが、ここからは売買の流れについて簡単にご紹介します。
基本は、テクニカル指標で銘柄をスクリーニングして、そこからファンダメンタルズを確認して、問題なければエントリーする感じです。
損切りポイントは‐8%としていますが、想定と違う動きをしていたり、相場があれそうと感じた際には早急に撤退します。
銘柄のスクリーニングをプログラムで自動化
銘柄のスクリーニングの作業はかなり大変です。
毎日行うとなるとそれなりの時間を要します。
僕の場合、本業をやりながら投資を行う兼業投資家なので、そこまでたくさんの時間は取れません。
限られた時間の中で効率的に銘柄を発掘するために、一部の作業をプログラムで自動化しています。
プログラム(全部Pythonです)を開発して、決算のXBRLデータ(参考記事)を収集して業績データを集めたり、トレンドテンプレート(こちらで公開中)やレラティブストレングス(一部データはこちらで公開中)などのデータを生成したり、株価データから52週高値更新などのシグナルを検出したりしています。
さらにスクリーニング条件をあらかじめ設定しておき、それらをクリアした銘柄の情報(業績や株価チャートなど)をPDFにまとめて毎日僕にSlack経由で送り付けるようにしています。
僕が行う作業は、このPDFを毎日チェックして、よさそうな銘柄があればネットで調べるなどして深堀し、よさそうと判断したらエントリータイミングを探していくだけです。
もちろん、これとは別に株探などをみて投資候補となりそうな銘柄を探す作業も行っていますが、ベースはこのPDFファイルです。
また、簡単にスクリーニングができるように、収集したデータをxcel形式に加工したりもしています。
限られた時間の中で効率的に株式投資ができるように、プログラミングを力を駆使して日々効率化を図っています。
一部データはnoteで提供しています
僕が普段使っているデータの一部は、noteでも提供しています。
Twitterとかで依頼される頻度が増えてきたタイミングでnoteで提供することを決めました。
前述したPDFファイルやExcelファイルもこちらで提供しています。
もしご興味あれば覗いてみてください。
オニールとミネルヴィニの投資手法を日本株に適用するために必要なデータを提供します!
続きを見る
*ここで提供しているデータは、僕が普段使っているものであり、投資戦略が変わったりするとそれに合わせてデータ内容を突然変更する場合があります。
プログラミングを武器に2023年も邁進していきます
このように、兼業投資家の弱点である時間制限を克服すべく、一部の作業はプログラムで自動化することで、効率的に投資候補銘柄を日々探しています。
自分の武器であるプログラミングを武器にして、2023年も邁進していきます。
米国株の投資戦略
次に米国株の投資戦略です。
米国株は、日本株の戦略と全く違い、長期投資をベースにしたインカムゲイン狙いの戦略をとっています。
投資戦略のまとめ
投資戦略のポイントをざっくりこちらにまとめます。
米国株の投資戦略
- 基本戦略はETFと連続増配銘柄と高配当株の長期投資
- 配当金を狙って毎月ひたすら積み立てる(現状、目標は毎月25万円の積み立て)
- ETFも加えて、キャピタルゲインもしれっと狙いつつ、メインは連続増配銘柄と高配当銘柄
- 保有割合は全銘柄均等にして、割合が少ない銘柄を中心に毎月買い増ししていく
米国株の投資戦略はとてもシンプルです。
ETFや高配当銘柄や連続増配銘柄をひたすら毎月買って永久ホールドです。
各銘柄を均等に保有して、割合の少ない銘柄を中心に毎月買い増ししていきます。
かつては、ETFで全体のポートフォリオの5割、残りの5割を連続増配、高配当銘柄で均等保有の方針でしたが、今はETF含めて全銘柄を均等保有にしています。
ベースとなっている本
米国株の投資戦略のベースになっている本は次の通りです。
ベースとなっている本
- バカでも稼げる 「米国株」高配当投資
- お金が増える 米国株超楽ちん投資術
- 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
バカでも稼げる 「米国株」高配当投資
1冊目は「バカでも稼げる 「米国株」高配当投資」です。
なかなか過激なタイトルですが、内容はとっても健全です。
この本を読んで、個別株は高配当株、特に連続増配銘柄に長期投資しようと決めました。
また、ポートフォリオの組み方や積み立ての方針もこちらの本を参考にしています。
お金が増える 米国株超楽ちん投資術
2冊目は「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」です。
アメリカ株の長期投資がいかに強くて、なおかつETFで分散投資すれば誰でも資産形成が簡単にできることを解説してくれている素晴らしい本です。
この本がベースとなり、ポートフォリオにETFを組み込むことを決めました。
父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
3冊目は、「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」です。
こちらの本は、資産形成の重要性と、それを実現するにはETFなどを用いた分散投資で、なおかつ長期投資をすることを勧めている本です。
これから資産形成を始める娘さんに宛てた内容なので、読みやすくて初心者の方でもすんなり理解できる内容になっています。
僕もアメリカ株を始めるにあたってほぼ無知の状態で読みましたが、とってもわかりやすかったです。
2023年もひたすら積み立てていきます
上記の方針に基づいて、2023年もひたすら米国株を積み立てていきます。
毎月25万円の積立が目標
目標は毎月25万円の積立です。
年間で300万円ですね。
これは最低限の数字であり、余裕があれば上乗せして投資していくつもりです。
ただし、2022年から僕の家庭環境(子供が生まれて、1馬力家計になりました!)が変わったこともあり、そこまで上乗せはできないと思っています。
今はひたすら投資に回すというよりも、子供や家族のためにある程度お金を使っていくことも意識しているので、毎月の25万円さえクリアしていれば、余ったお金は旅行とかの娯楽に使うかもですw
配当金も再投資
また、毎月の積立に加えて、現在保有している資産から湧いてくる配当金も全額再投資していくつもりです。
2022年は年間で40万円弱の配当金がありました。
これらはすべて再投資に回しています。
2023年は順調にいけば年間で60万円くらいの配当金があると試算しています。(円高進んだら到達しないかもw)
ひたすら再投資して複利で雪だるま式に資産を増やしていきます。
将来的には、この配当金を家族旅行の資金にするみたいなのもありですね!
ポートフォリオはInstagramで公開しています
米国株のポートフォリオは僕のInstagramで公開しています。
毎月末のポートフォリオの構成と積み立てした金額と銘柄を公開しています。
もしご興味あればご覧ください。
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まとめ
本記事では、「2023年の投資戦略」についてご紹介しました。
これまでと同様に、日本株と米国株の二刀流を継続して、日本株では成長株投資、米国株はETFや高配当株のインカムゲインを狙った長期投資をメインにしています。
米国株は配当金を増やすことを目的とする守りに徹した戦略で、一方で日本株ではわりとアグレッシブに売買益を狙っていく攻めの戦略です。
日本株では積極的に売買利益を狙いつつ、米国株は配当金を狙ってひたすら積み立てていきます。
日本株でまとまった利益がでれば一部は米国株に回すことも考えています(2022年も考えていましたが、年間損益はマイナスでした。。。w)
いずれにしても、(特に日本株は)日々の株チェックは欠かさず行い、知識と経験を蓄えていければと思っています。
2022年の日本株はマイナスになってしまいましたが、たくさんの発見がありました。
その発見を踏まえて2023年の戦略を立てています。
失敗を糧にして爆益が取れるように日々精進してまいります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。