株式投資

【CAN-SLIM投資法】その⑤:L(主導銘柄か、停滞銘柄か)

2021年9月12日

CAN-SLIM投資法

こんにちは。TATです。

今日のテーマはウィリアム・J・オニールさんのCAN-SLIM投資法です。

僕のバイブルとなっている「オニールの成長株発掘法」で紹介されている投資手法です。

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CAN-SLIM投資法とは、アメリカの著名投資家であるウィリアム・J・オニールさんが提唱した投資法で、「CAN-SLIM」は銘柄選定で重要となる7項目の頭文字を取ったものです。

 

ここではCAN-SLIM投資法の5文字目のLについて解説していきます。

LはLeader or Laggardの頭文字です。

日本語では主要銘柄か、停滞銘柄かと書かれています。

 

【CAN-SLIM投資法】その⑤:L(主導銘柄か、停滞銘柄か)

CAN-SLIM投資法

業界内のトップ銘柄を狙う

銘柄の選定を検討する際には、その銘柄が業界内のトップを走っているかどうかをチェックする必要があります。

こういった銘柄は業界を牽引していく主導銘柄と呼ばれます。

基本的には上位2〜3銘柄を狙うべきです。

その業界における上位1〜3銘柄は、残りの企業がまったく振るわないときでも、信じられないような成長を見せることがある。

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あなたが探しているのは真に最高の企業だ。つまり、業界全体を牽引し、その専門分野でトップを走る銘柄である。

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そして大切なことはここでいうトップとは、時価総額とかで比較したものではなく業績は最も優れている銘柄を指します。

これまでのトップ企業からシェアを奪い取って、ぐんぐん成長している企業が候補となります。

つまるところ、CAN-SLIMのCANの部分を満たす銘柄です。

上位企業とは、規模が最大であるとか、だれもが知っているブランドという意味ではない。最高の四半期EPS(一株あたり収益)増加率および年間EPSの増加を示し、ROE(株主資本利益率)も最大で、利益率や売上増加率ずば抜けていて、株価の動きも活発な企業のことである。さらに、独創性のある優れた製品やサービスを生み出しては、革新的になりきれない古株の競合他社からマーケットシェアを奪い取っていることも特徴である。

オニールの成長株発掘法」より

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共振株は買わない

業界トップの銘柄を狙う一方で、共振株は買うべきではないと主張されています。

共振株とは、ある銘柄が上昇したのをきっかけにつられて上昇するような銘柄です。

共振株とは、主導銘柄のおこぼれをもらうために買われる同じ業界内の別の銘柄のことである。だがそのような企業の利益は、主導銘柄のそれと比較するとたいてい見劣りする。株価は主導銘柄に「共振」して上昇しようとするが、主導銘柄ほどの成功を収めることはけっしてない。

オニールの成長株発掘法」より

 

上記のように、共振株を買うのであれば主導銘柄を買ったほうが大きな利益を得られる確率が高くなります。

わざわざ利益を小さくしてしまうような銘柄に投資する必要はありません。

 

主導銘柄と停滞銘柄を見分ける方法

ここからは主導銘柄と停滞銘柄を見分ける方法について見ていきます。

いくら主導銘柄に投資すべきだと言われても、それを見極めるのは容易ではありません。

オニールの成長株発掘法」では、主導銘柄を見分けるためのツールが紹介されています。

 

レラティブストレングスを活用する

主導銘柄を見分けるために活用できるのがレラティブストレングスです。

レラティブストレングス指数とは、『インベスターズ・ビジネス・デイリー』紙が独自に開発した評価法で、ある程度の銘柄の値動きを市場の残りの値動きと過去52週間にわたり比較するものだ。そしてその評価として各銘柄に1〜99の数値が割り当てられる(99が最高)。例えば、レラティブストレングス指数が99の場合は、その銘柄の値動きは市場全体の99%の企業を上回っていることを意味している。レラティブストレングス指数が50の場合は、市場の銘柄の半分がその銘柄よりも良い値動きをし、残り半分が悪い値動きだったことを意味する。

オニールの成長株発掘法」より

 

上記から、基本的にはこのレラティブストレングス指数が高い銘柄に投資をした方が良いことになります。

そして実際、過去の大化けした銘柄を見るとレラティブストレングスが高い銘柄が圧倒的に多い結果になっています。

1950年代初期〜2008年にかけて最高の値動きを記録した銘柄について、大きく株価が上昇する前のレラティブストレングス指数を調べてみると、平均で87であることがわかった。これは、大化け銘柄がいよいよ最大の上昇を始めようとしているときには、市場の残りの9割の銘柄よりも、値動きですでに上回っていることを意味しているのだ。そこで、株式市場で大きな成功を収めたいのならば、この大原則を守ってほしい。真の主導銘柄を見つけて買い、低迷株や共振株は避けること。レラティブストレングス指数が40〜60台の銘柄は買ってはならない。

オニールの成長株発掘法」より

 

この発見が一番大きいように思います。

つまり、大化け銘柄が上昇するときは、すでに他の大半の銘柄を上回る値動きをしているということです。

ダメな株が大化けするというよりかは、すでにいい銘柄がさらに上昇するイメージです。

これを知っていれば、わざわざ値動きの悪い銘柄に投資する必要は無くなります。

 

レラティブストレングス指数が80以上でベースを形成している銘柄を選ぶ

ここまでの内容を踏まえると、レラティブストレングス指数は高い方が望ましいことがわかりました。

具体的には80以上の銘柄を選ぶと良いとされています。

主導銘柄だけを狙って銘柄選定の質を向上させようと考えているならば、レラティブストレングス指数が80以上の企業だけを買うようにするのも1つの手である。アメリカ最大の運用会社を含む多くの投資家が低迷銘柄を好んで買うが、そのような銘柄を買っても何の利益も生まれない。

オニールの成長株発掘法」より

 

これに加えて、株価が正しいベースを形成している銘柄がさらに望ましいとされています。

株を買うもう1つの絶対条件は、正しく形成されたベースや揉み合いからブレイクアウトしているということだ。さらに、ピボットポイント(正しい買値)で必ず買うことも忘れてはならない。前にも述べたが、この最初の買いポイントから5〜10%上昇してしまった銘柄は避けなければならない。この原則さえ守れば、株価が急上昇してしまった株を後追いすることもなくなるし、突然の市場の急落が起きても振るい落とされる可能性が低くなる。

オニールの成長株発掘法」より

 

株価のベースやピボット等については過去の記事で解説しています。

レラティブストレングスと株価のベース、この2つが揃って初めて投資する候補銘柄になります。

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レラティブストレングスについては、詳細な計算方法は公開されていませんが、調べるとそれなりに信ぴょう性のありそうな計算方法が見つかります。

過去記事で解説しているので合わせてご覧ください。

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計算結果の一部は「投資でニート生活」、全データはnoteで公開しています。

 

マーケットの調整局面で主導銘柄を見つける

レラティブストレングス指数以外で主導銘柄を見つけるには、マーケットの調整局面が有効です。

主導銘柄は値動きが激しいので、調整局面でも全体よりも大きく成長する場合があります。

市場全体が調整局面を迎えたり下落を始めるときというのは、実は新しい主導銘柄を見つけやすい時期なのである。しかしその見分け方を知らなければならない。魅力的な成長株は、市場平均株価の1.5〜2.5倍の調整が入る。つまり、市場全体が10%下落したら、優秀な成長株の下落率は15〜25%になるということだ。しかし強気相場、つまり上昇トレンドで起こる一時的な調整の場合には、最も下落率が少なかった成長株が最高の選択であると考えてよい。反対に、最も下落の大きかったものが最悪の選択となる。

オニールの成長株発掘法」より

 

よって、レラティブストレングス指数を使わなくても、日々の株価の動きを追いかけていれば、主導銘柄を見つけられるチャンスはあるということになります。

そして調整局面が終わってから最初に新高値をつけるまでに回復した銘柄が真の主導銘柄になります。

市場全体の下落が最終局面を迎えたあとに、最初に新高値を付けるまでに回復した銘柄が正真正銘の先導株である。このような株価のブレイクアウトが、約13週間ほどにわたって次々と続くのだ。一級品の銘柄は、だいたい最初の3〜4週の間に抜け出てくるだろう。これが理想的な株の買い時期なので、絶対に見逃さないように。

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下落中の銘柄に投資してはいけない。保有株がある程度下落したら損切りすべし

最後に、下落中の株には手を出すべきではないという点に触れておきます。

下落している銘柄に投資すべきではないし、保有株がある程度下落したら潔く損切りする必要があります。

こういうことがあるから、優良と呼ばれる銘柄でも下落中に買ってはならないし、さらに7〜8%下落したところで損切りすることを私は勧めているのだ。どんな株が、どんな動きをするかはだれでも分からない。苦労して稼いだ資金を保護してやるルールを持たなければならない。人間はだれだって間違いを犯す。そこで迷わず自分の過ちを修正できるような投資家になるのである。

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停滞株に投資するのは、たとえそれが興味をそそられるほどの安値に見えても、利益を生み出すことはない。マーケットを牽引する主導銘柄を探し、そういった株からのみ買い銘柄を選択するのだ。そして買値から8%下落した持ち株は、損失を出している停滞株とみなして、大きな痛手を被る前に損切るのだ。

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上記の通り、投資で継続的に利益を出し続けるためには、勝つための戦略も大事ですが、損を出したとき、つまり負けた時の対処法も同じくらい大事と言えます。

攻めばかりではなくて守りもきちんとしておくことが投資で勝つためには大切です。

損切りについては過去記事でもまとめているので合わせてご覧ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは、オニールさんのCAN-SLIM投資法の中でも、5文字目のL( Leader or Laggard主要銘柄か、停滞銘柄か)に焦点を当ててご紹介しました。

 

CAN-SLIM投資法は、アメリカの著名投資家であるウィリアム・J・オニールさんが提唱した投資法で、「CAN-SLIM」は銘柄選定で重要となる7項目の頭文字を取ったものです。

ここでご紹介したものは7項目のうちの1項目です。

大化け銘柄を探し出すにはたくさんのスクリーニング作業が必要になりますが、ここでの努力は大きな成功につながるチャンスがあります。

 

僕の場合は、趣味のプログラミングの力を駆使しながら効率的に投資銘柄を選定していこうと思っています。

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ここまで読んでくださりありがとうございました。

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